【漫画】フェチ同士の恋愛を描く『フェチップル』(1巻)
こんにちは、ごみくずです。
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無為なコメントを避ける為にコメントのみ有料としているので、安心して読んでいただければ幸甚です。
最近読んで面白かったギャグ漫画を一つご紹介します。
それでは見ていきましょう。
第八回目は『フェチップル』1巻から
【第1巻の個人的な評価】
※5段階評価で普通が3。数字が少ない程低評価。
なお、エログロ評価は低い方が安心安全です。
評価★4
エロ★4
グロ★1
こちらもDMMの無料タイトルで読みました。
現在2巻まで読了した状態で、作家のるり原ズラチーさんの前後の作品等の情報も無い状態からレビューを書いているので、解釈不足もあるかもしれませんがご了承ください。
あらすじ
「関連性の無い部位フェチ同士出会い、互いに最高の物を持っていた場合、どうなるか?」というのを見せていくのが本作のテーマです。
髪の毛フェチの男性「柚木太津」(23)と背中フェチの女性「初島言花」(23)が、或る日居酒屋で出会い、互いの最高の素材を持っていた為その場で告白。
で、気が付けば何故か二人はベッドの中に。
柚木は前日の記憶は酒気と共に忘却し、言花の押しの強さもあり困惑しましたが、それでも互いに最高の物を持っている事を認識し、なし崩し的に改めて交際がスタートします。
そしてほどなくして同棲も始まります。
基本は恋愛ギャグマンガ
「フェチ」という所から、性交の多いエロ漫画のような印象がありますが、性交は無く、基本的に二人の掛け合いで話が進んでいきます。
何故かというと、そもそも二人は互いの持った「部位」が好きだからです。
ただ、エロ漫画では無いのですが、恋人同士の同棲生活を描いている為、入浴シーンや就寝前のベッドでの会話等、同棲する恋人同士の現実感をしっかりと描いています。
例えば入浴シーンでは、二人でお風呂に入りながら、柚木は言花の髪を洗い、言花は柚木の背中を洗い、時には互いに口にしたりします(どうしようもねえな)。
当初ふたりは互いの人柄より、互いの持つ最高の部位を愛しており、当初はその場所だけ互いに弄びながら一日が終わります。
しかし次第に互いに部位以外の部分、例えば顔や相手の優しさ等、恋愛感情が大きくなるきっかけとなるような、本当に有り触れた箇所を好きになっていき、違う愛し方を知っていきます。
互いに部位以外の人間要素を好きになってこなかった為、嫉妬も覚え始めたりと、人間的な成長も描かれます。
双方、部位以外の本人の魅力に気付いてからは、次第に性体験を互いに意識し出しますが、それでも中々進みません。理由は、柚木が恋愛経験が無い為慎重というのが原因の様です。
対して、言花はどうかというと、かなり強引で押しも強く、性的な免疫がありそうなので、他の男性と付き合った事があるのかもしれません。
ただ、第1話で「初恋」と言っていたので、もしかしたら、言花も深くまでは付き合ってないかもしれません。
この作品の良さ
①サックリ読めて疲れない
この作品は9巻で完結しているようです。
基本的に1ページ4コマ構成で、現在の縦スクロールでのスマホ読書を意識しているのでしょうか。とても興味深かったです。
さっと読めて笑えるというのがスマホ時代の漫画にとって重要かもしれません。皆さん通勤時間の数10分の間で読むので。
②絵が煽情的で巧い
言花が同棲の家での解放感を出しているので煽情的です。
絵がかなり上手ですが、女性の作家さんなのでしょうか?
柚木が少女漫画の美男子風です。そういう所も気に入っています。
③柚木家と周辺
2巻で柚木家に二人で行くのですが、柚木家の妹、そして母もフェティシストであり、その標的は言花となるため、部位を二人にはむはむされ、ボロ雑巾の様にされる姿は爆笑ものです。
何となく手に取ったものですが、
サクっと手軽に読めて嫌みもなく疲れない。そして笑える。
こういう漫画も悪くありません。
是非読んでみてください。
また更新しますので、次もお読みいただけますと幸甚です。
それでは良い一日を。
なお、コメントだけ有料にさせていただきます。
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