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あんちゃんfarm 夏 Vol.1

『農業が好き、やりたい』シンプルな気持ちから始まったあんちゃんfarm 。まさに多くの人との出会いが無ければ作れなかったもの。

始まりは僕の小学校から一緒の同級生と僕の家で借りていた小さい畑を自分たちの手で土づくりから収穫まで手掛けたのが始まりだった。

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何も農業の知識がわからない2人、農作業に必要な器具もない2人、こんな2人でも近所の農家の人に直接聞きに行ったり、農機具を貸してもらったりして何不自由なく農業をする事ができた。

農業は天気に左右されるため、どれだけ美味しい野菜の作り方を知っていてもその年その年の変化に気づき、順応しなければ、決して同じ野菜を作ることはできない。農家のじいちゃん、ばあちゃんはそうした様々な経験をしてるからこそ、本とかには載ってない経験から生み出した知識を教えてくれる。農業の面白さの根底はこの部分にあると思う。

そして夏。自分たちの野菜は大きく育ち、豊作となった。多くの人の愛情が野菜たちの栄養となった。

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収穫した野菜は近所で農機具を貸してくれたり農業を教えてくれたばあちゃん、じいちゃん、友達、友達の知り合いなどの手に渡った。すごく嬉しいのが自分たちの手で作った野菜を『美味しい、おいしい』と食べてくれたことだった。

今まで市場やスーパーで当たり前のように野菜を買っていたが、当時は店に並ぶ野菜ができるまで多くの月日と農家の人たちの愛情、思いがあったこそ、野菜が出来上がっていることを知らなかった。自分は多くのことを実際に体験したからこそ、野菜ができるまでの苦労を肌で感じることができた。

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現在の便利な世の中で全てのものに対して、あって当たり前という考え方になってしまっていると思う。野菜ができるまでのプロセスや農家の人のストーリーを知る人は少ない。これだけは自分でやってみるというアクションを起こした人にしかわからないありがたさだと思う。

全てのものに対して、それができるまでのプロセスがあり、関わった人のストーリーがある。全てを知る事が必ずしも良いと言うわけではないけど、何の感情も抱かずに『当たり前』という言葉で片付けてしまったら何も気づくことはできない。

『感謝』

今日生きていられるのは、誰かに生かされているから。

・野菜を通して人と人が繋がって行くこと。

・おかげさまで生きている。

この二つをあんちゃんfarm で発信して行きたい。


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