曖昧 me
多分寂しいんだと思う。
変わり映えのしない毎日に飽きてしまって、新しい場所へ足を踏み入れてみた。なんだか上手くいかなくてそれ以上踏み込むのはやめた。
多分寂しいんだと思う。
ぽっかりと空いてしまったこのなんとも形容し難い感情から目を晒し、そんなはずは無いとそれを埋めるために必死になって、今まで感じたことのない焦燥に不安になってる。まあ何しても埋まってないんだけど。
自分のことなのにいつも自分がいちばんわかってなくて、輪郭の無い体と曖昧な時間が溶け合ってただそこにいるだけ。ちゃんとそこにいるならマシかな。心と体が解離しているようで、今自分の身に起きていることもどこか他人事に思えてしまう。楽しいこともどこか一歩引いて見てる自分もいる、どうしてこうなった。根暗に磨きがかかってるやばいな。
この状況に対しての不満なんかはもう今となれば仕方ないやで片付けられてしまうし(仕事に関してはまあ置いておく) むしろインドアなわたしからすれば、合法で家に引き籠もっていられる環境全然オッケーなんだけど。
でもこういう環境になって初めて、本気で人に会いたいという感情が沸いたのも事実。初めて我儘も言っちゃったし。
こういうのを無意識にヒトで埋めようとしているのに気付いたときは我ながらびっくりした。おいおいどうしちゃったんだ俺ァ。
多分空しいんだと思う。
流れに身を任せてなんとなく生きてるけど、本当は空しいことにはずっと前から気付いてた。