128√e980とは言えないけれど
SNSって良くも悪くも色んなものが見えてしまうから、嬉しくなったり悲しくなったり、他人の自己満足に勝手に振り回されてる。
僕は僕なので何かに囚われることなんてないはずなのに、他者からの「もっとこうしたらいいんじゃないか」という他者へ向けた言葉が、なんだか自分に言われてるみたいでまた嫌になる。
好きだったはずなのに違った熱量に当てられて嫌になって、楽しかったはずのことが思うようにいかなくなって、どんどんこの手からこぼれ落ちていくのを見つめながらも、それを止めることができずにいる。
自己中心的な思考から気を遣わせてしまってはいないだろうか、密かにいちばんを想うばかりに僕は動けずにいる。全てを委ねてしまっているのに、ああ本当はもっと近くになんて欲張りになったものね。
好きなものを好きだと言えないのがこんなに苦しいなんて思わなかった。
弱くて危うい糸が今にも切れてしまいそうで、繋ぎ止められる確かな温度が必要で、意識を保つことにも必死になってる。
終わりの見えない曖昧なその関係に、手を伸ばすこともできない僕の強がりをぶつけて。
待ってるなんて言わないし、待ってるつもりもない。
それでも僕を離さない声を聞きたいし、まだほんのりと残る左手の温もりに甘えていたい。
ごめんね。