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よく聞いてほしい。世の中の社会人は実は2種類に分けられる。あなたはどっち?

安心して下さい。「俺か、俺以外か」とかは言いませんので。

ぶん殴られますね。いや、noteだからページ離脱されて終わりか。(どっちでもええわ)

これは社会に出て10年目のわたしが日々考えていることでもあり、かといって簡単に変えられるわけでもない、ある構造について言及した記事です。

結論、社会人は2種類に分けられるとは、何と何に分けられるのか。

加点方式減点方式です。

働くようになってからよりこの概念が際立つようになったので社会人というくくりで伝えていますが、これ、べつに全ての人間が対象でも何ら問題はありません。

何のことかというと、一言で表現すると第一印象(期待値)のことなんですね。

出会ったばかりの人を判断する材料として、言語情報は少なすぎるので、必然的に視覚に頼らざるを得なくなるのはみなさまご存知かと思います。

「はじめまして!」という挨拶の裏側では「こいつ、いったいどんなやつなんだろう・・」という値踏みが無限に行われているのです。

この値踏みをパスしてきた人。いわゆる「おっ、なんか良さげなやつだな」という印象の持ち主。程度にもよりますが、こういう第一印象で期待値のプラスを与える人を「減点方式の人」と呼びます。「第一印象」という薄い根拠によって最初に加点された分は、のちに減点される可能性が高いからです。

逆に、「こいつ、なんか暗いな」とか「え、大丈夫なのかな?」と心配になってしまう、など、初対面でなんらかのマイナスを感じさせる人のことを「加点方式の人」と呼びます。単純に減点方式の逆ですね。

さあ、なんとなくこの記事の論理が見えてきたことでしょう。

この論理を展開する張本人のわたしは、どちらで悩んでいるかを想像しながら、先へ進んでもらえるとうれしいです。

人は、愚かな生き物です。常に色眼鏡をかけています。

フラットなものの見方なんてできずに、常に自分の尺度やものさしで人や物を判断しています。

たとえば、時間差でギャップ(変化)を見せられると、そのギャップ後がより強烈に感じるようになっています。

たとえば、ちょっとした文章でもそれは効果てきめんです。

以下の2つの文章をご覧下さい


A: あなたが好き

B: 嫌いになりたいのに、あなたが好き


どうですか?伝えたいことは同じなのに、なぜこうもBにはAと比べて圧倒的なインパクトがあるのでしょうか。なんかもう好き度が全然違います。泣きながら告白する聖ちゃんの顔が脳裏に浮かびました。(やかましい)

これは、Bの方では、マイナス→プラスへ転じる仕掛けがなされているからですね。

これは、文章だけでなく、人間の印象にも言えるよって話です。

たとえば、以下4択の中で、①最も印象がいいもの、反対に②最も印象が悪いものをそれぞれ選べますか?


A: 第一印象はイマイチだった、付き合ってみると最高だった

B: 第一印象はイマイチだった、付き合ってみてもイマイチだった

C: 第一印象はよかった、付き合ってみるとイマイチだった

D: 第一印象はよかった、付き合ってみても最高だった


さあ、正解を見てみましょう。


①の正解(最も印象が良い)は、  

A: 第一印象はイマイチだった、付き合ってみると最高だった


いかがですか。この問題のポイントは、

・最初から最後までずっと良い印象を与え続けるD

・最初はダメだけど、あとからプラスのギャップを与えてくるA

トータルの印象はAが勝つということです。人間っておもしろいですねえ。

否、言い換えましょう。理不尽である、と。

理屈だけで考えたら「いやいやDでしょ!」となりますが、生身の人間は論理だけでものごとを判断しないんですね。

※ただしイケメンに限る とか言い出すし。

これは恋愛のノウハウとしても使われることが多いようですね。

人の印象はプラスとマイナスの変化量が大きいほど、人の心に大きく影響を与えるからです。逆もしかりです。ゲインロス効果というみたいですね。

芸能人でたとえると、ダウンタウンの浜田さんや、有吉さんなんかめちゃくちゃモテるだろうなぁと邪推してしまいますよね。

浜田さん、有吉さんのキャラが「いい人」だったら、ギャップは作り出せません。激しいツッコミや毒舌を生業にしているからこそ、そうでない時がまた魅力的に見えるでしょうね。テレビの芸風しか見たことないですが(笑)

ちなみにさきほどの問題の中で

②の正解(最も印象が悪い)のは、

C: 第一印象はよかった、付き合ってみるとイマイチだった  です。

これも奥が深い。あとからマイナスのギャップを与えるくらいなら、最初からダメな印象のほうがマシというなんとも皮肉な結果です。笑えますね。

たとえば、爽やかでクリーンな人が、ひとたび問題を起こすと世の人々は激しく反応しますよね。アンジャッシュの渡部さんの不倫なんてその典型といえるでしょう。東出くんもかな。

じつはわたし、典型的にCの人間なんです。これぞ、減点方式の権化。間違いなくこのカテゴリーでわたし日本代表になれます。(不倫したわけではないですよ)

自己紹介

特技:第一印象

苦手なこと:第一印象をキープする事 ≒ 月日とともにボロが出る

わたしは、母譲りの天性の人当たりの良さと物怖じしない性格が手伝って、初対面が障壁とならず、自然な作り笑顔も得意。打ち解けるのは早いのです。人前でしゃべるのも得意です。つまり、イケてる人を演じているわけですね。

しかし、その後が続かない。調子の良さでだましだまし生きてきたツケを今まさに支払っているイメージです。

ちなみに、印象はCが最悪というのは、当事者であるわたしがいいますが、間違いないです。(笑)マジでやらかしたときのダメさが際立つことこの上なし。最初から期待せんといて!と叫びたくなります(笑)

だからといって、じゃあ今日からAをやってみるか、とはなりません。

むしろ、できません。そんな芸当は自分が自分でなくなります。

目指すとしたらDですね。息苦しいですが。

そう、この記事でわたしが最も伝えたかったこと、それは

「減点方式」より「加点方式」が得だよってことです。

かといって、わざと第一印象を悪くしろとはいいません。そんな八百長みたいなことはしなくていい(笑)

何が言いたいかと言うと、「初対面でよく思われようとしすぎるな」ってことです。

誰でも人からよく思われたい。これは本能なので避けて通れない欲求です。

しかし、あえて声を大にして言いましょう。

第一印象なんて何の意味もない。

あんなものは虚像でしかない。

一夜限りのお持ち帰り合コンでモテまくりたい、とかなら話は別ですが、

多くの場合はその後も付き合いが続きますよね。

人の本質を理解するには時間がかかります。

第一印象は、良いに越したことはないです。

ただし、無理して背伸びしても、いずれ普通の身長に戻ります。メッキは剥がれるのです。

第一印象という、吹けば飛んでしまうような軽いものはどっちでもいい。

ありのままの自分で勝負せよ。

ありのままの自分を高めるために、努力せよ。

本質で勝負せよ。本質を判断されたら、その印象はよほどのことがない限り覆ることはない。


あ、今のは自分に向けて言いました。

頑張れ、わたし。


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