障がい者(自分)として成長するには。
前回は、自分から行動しないと前に進めない。進むためには将来のことを考えて、できることを工夫しながら自分スタイルを見つければ成長できる可能性があると書きました。
今回は、自分を障がい者として成長させるためにはどのような方法があるのかを書きたいと思います。
自分はなぜ成長しなければいけないのか?
それは、必要な人材となるためです。これから生きて暮らしていくためです。
必要な人材とはどんな人でしょうか?
仕事であれば、総合的に理解し
俯瞰的に全体を把握しながら課題を見つけ
解決策を組み立て実行するための具体的な方法と担当させられる人材を指名できる人材です。
これは理想論ですが、求められる人材はそのような業務を滞りなく実行できる人です。
私生活では、相手を尊重し社会的情報を持ち合わせ、周りの人の意見を取り入れ素早く適正な判断ができる人です。
このように書くと
「そんな人いるわけない。」
「そんなことできる人いるの?」
とツッコミたくなりますよね。
でも、よく考えてみてください。
体を使って何かを達成する人ではなく、思考と合理性を軸に効率的に物事を考えられる人・・・
ということになります。
病気の後遺症のために、身体の一部が動きづらくなり「障がい者」となった私も最初はいままでと同じ業務をこなさなければいけない!と思っていました。
ですがそこには無理があります。
普通に動けないわけですから、以前と同じように作業や業務をすることができないことに気がつきました。
しかし求められる人材像は前述したように、思考と合理性を持って効率的に物事を素早く判断し決断できる人です。
そのために必要な基本的なことは
「知識」と「情報」です。
知識= 一般的なことから専門的なことまで幅広く必要になります。
情報= 物事を正しく判断するためには比較対象が必要です。
判断するための情報は何か?その情報は信頼性の高いものなのか?を検証する必要があります。
「障がい者だから充分に役に立つことができない。」などと考える必要はありません。
他の人より「知識」が豊富ならアドバイスができますし、他人より「情報」を集めることができれば、問題や課題を解決するための方法を見つけたり、改善するための根拠を示すこともできます。
情報を集め、蓄えた知識と組み合わせて考えることで「正確な判断」ができ「的確なアドバイス」と「解決策」を示すことができるのです。
体の機能が制限されるから社会復帰するのが困難だ と考える必要はないのです。
会社の業務に完全復帰するにはある程度の時間が必要です。
ですが、情報を集め「自分の体の状態 」に合う道具ややり方を調べることで、復帰までの時間を短縮できるだけではなく、仕事も効率的にできるようになるかもしれません。
行動せず自分基準で決めつけてしまうことで、せっかくの復帰するチャンスを手放してしまうことになりかねません。
是非、チャレンジしてはいかがですか。
今日のまとめ
・「障がい者」の立場でできることがあります
>動作による仕事のやり方を変えられるか考えましょう。
>「情報」を集め判断する材料にしましょう。
>仕事や生活に「役立つ」知識を身につけましょう。
・思考と合理的で効率化する方法を考え
>アドバイスや提案を行います。
>解決策を組み立てられます。
・「障がい者」であっても必要とされる人材になれます。
次回は5月17日です。
考えるのは24時間できる
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