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原石の将来

10月1日を以ってHiHi Jetsの高橋優斗くんがグループ脱退+退所する
とのこと。

ビックリした。
名のあるJr.なので他のJr.よりも恵まれているであろう彼が、創業者の一押しだったであろう彼が他の道に進むとはかなりの驚きだった。

ある一定数のJr.たちのゴールはデビューだと思うけど、
それが大人の都合や周りの事情で大きくズレたり、タイミングやその時の
運だったりするから以前から言われている22歳の定年制度は正解なんだなぁってしみじみ思うが、その22歳を過ぎてもがんばっているJr.が多いのも
現状。
しかしながら、辞め時、転換する時って仕事が増えたり自分の名前が有名になるほど難しいけど不安定である自分の立ち位置を彼らはこうして常に
考えているんだろうなぁと思う。
たった1曲、CDを出すことの難しさを知るから余計だろう。

「皆さんのおかげで高橋優斗のアイドル人生は最高でした」

ジュニアのファンクラブサイト動画メッセージ

今回、高橋くんは新たなフィールドで新しい夢ができたとのことで
ファンは悲しいだろうけど、私はいい意味でよかったと正直思った。
この言葉から私が読み取るに、アイドルとは別の目標ができたんだと思う。
きっと考えて考えて考えて…考え抜いて出した結論だろう。
本人は決断したからこその清々しさがあるだろうけどその反面、
今まで寄り添っていたメンバーやファンはかなり辛いと思う。
あんなにキラキラした原石、実力ある人をデビューさせられなかった
事務所について勝手に寂しさと悔しさ、そして怒りの感情がある。
Jr.であれば当初の誰もが抱くデビューという大きな夢はファンの夢でも
あり、その夢を諦め、変更させた罪はなかなか重い。
いろいろあったにせよ、とにかく事務所の動きが遅かったこと、
創業者+二代目社長がいなくなった後、彼らを引っ張る大人がいなかった=関西Jr.を見ている大倉くんや横山くんのように重点的に彼らのことを考えてあげられる人がいれば…とどうしても思ってしまう。

そのひとりひとりの足並みが揃っていて、尚且つスピード感があれば
もしかしたら高橋くんは違う道なんて考えなかったんじゃなかっただろうか?と思わず思ってしまう。
業を煮やしてというか違う夢を探し、考える隙を与えてしまったんじゃないかと思うとやるせない。
でも、その反面、言い方少し悪いけど、今までの地位も名誉もファンも
メンバーをも置いていかなければならないくらいに彼の中で
やりたいことができた、そのやりたいことに出会えたことは彼自身、
幸せだと思うし、間違いなく次の道も全力で高橋くんは進むのだと思う。
今回は彼の人生の大きな岐路のひとつだ。

今のJr.ってグループ組む=1つのステップアップであり、デビューが近づくと言われている。
しかしながら、ある頃からただのバックダンサーだった彼らがいちタレントとしてメディアに出る機会が増えた。
彼らにとっては自分を売り込むチャンスだろうけど、その期間が長いことや
結局はJr.扱いなので番組としてはメインをはることは正直ビミョーな位置。
デビュー組同様、臨機応変に対応できるし、歌もダンスも顔も運動神経も
いいし、笑いも取れるという彼らだから使い勝手はよい。
しかし、いざデビューとなると、新鮮味や期待値、レア感、ワクワク感が
なくなってしまうのも現実だ。

今回のHiHiのことを考えると個人的には残酷だけど今あるグループを全て
解体して、新たなグループにするとかデビューする際に組ませるとか
しなければ、せっかくいい人材なのに彼らの鮮度はもっと落ちそう。
このアイドル戦国時代の先陣を切っていたはずの事務所が今は新たな
スターを生み出すことに苦戦しているのは辛すぎる。

そう思うと無謀なやり方だったけど時代と本人の技量に合わせた采配を
振っていた創業者ってすごいなぁと改めて感じる。
そのイズムは間違えていないし、各方面に多大なる影響を与えているけど、如何せん、創業者不在の今、やはり次世代のスターを生み出さなければ
そのイズムも継承されない。
創業者自身の弱みや周りからの妬み・嫉みなどからそのイズムさえも簡単に潰されてしまう世の中だ。
今残っているタレント、そして応援しているファンはそのイズムが
大好きだから、途絶えさせたくないからこそ新たなスターをJr.から
生み出して欲しいのだ。

でもまぁ今はデビューできても安泰ではない。
あんなに望んで、期待されてデビューしたにもかかわらず、脱退、退所、
休止などが当たり前になってきた。
グループでの変化はJr.よりもキツい。
デビューという目標がなくなったからこそ、各々見る視点や思い、考え方や次の目標が違ってくる。
同じ目線で全員ブレずに10周年を迎えたWEST.は今や当たり前ではなく
奇跡だとしみじみ思う。
私の推しキンプリくんたちも紆余曲折あったけど、れんかいがふたりで
会社を設立したことでふたりの見る視点や思い、目標が一緒だったのは
応援していく上でこちらはかなりの安心材料だ。

彼らの人生は事務所のモノでもファンのモノでもない。
彼ら自身のモノだからどうするかは確かに本人次第だ。
今回、高橋くんが大きな決断をしたことが今いるJr.やその周りの大人たちへ警鐘を鳴らしたとも思う。
そう、絶対に今までではダメなのだ。
がんばっているJr.たちを世に放ちたいからこそ改革が必要!!と個人的に
思う。
高橋くんが残した大きな功績をしっかりと受け継いで今、がんばっている
Jr.がデビューできると嬉しい。
そしてなにより大きな決断をした高橋くんの人生がよりよいものになると
いいなと心から思う。
髙橋くん、アイドル人生、お疲れ様でした。
次のフィールドでもがんばってください!!
あっ1回しかしてない海ちゃんとなにわ男子の高橋恭平くんとの
【髙橋会】、2回目以降はプライベートでもやってくださいませ・願

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