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塩爺ぃの本の改訂作業を終えて思った事

こんにちは!ぽんこつスタッフです😄

連休明けの今日(2022年10月11日)、塩爺の新刊【未知への道】をお買い上げ頂いた方へ、第1回目の発送をさせて頂きました✨


笹谷達朗新刊 「未知への道」

新刊「未知への道」の内容のご案内、動画のご案内などは、こちら

改訂作業を支えた想い

予定より3か月程、完成が遅くなってしまいました。

ここ数か月に渡って、なかなか進まなかった改訂作業。

その間、本の完成を楽しみにして下さっているお客様が、6月頃から、毎月、塩爺の元へ、月初めにお電話をして来て下さいました。

「本は、まだ、できませんか?」と。

その度に、お待たせして申し訳ない思いと、作業が進んでいない焦り、完成できるんだろうか?という不安がよぎりました。

・・・でも、完成を待って下さっておられる方がいらっしゃる!
作り直すからには、“分かり易くしたい”!

とにかく、コツコツ、1ページずつ、作り上げて積み上げて行くしかないんだと、お電話を頂く度に、励まされてきました。

完成したかどうか確認するお電話は、3回程、頂いたのですが、
頂く度に、気持ちを引き締める事ができて、鶴の一声ならぬ、鶴の三声となりました。

超難解本  / 前作「お塩の未知」

笹谷達朗著 前作「お塩の未知」表紙

ぽんこつスタッフが、塩爺の塩の話と塩を知ったのが、2020年の10月頃の事。前作「お塩の未知」も、入手にしました。

届いた本を広げると、飛び込んでくる原色の海。
紙面にびっしりと書き込まれた、様々な大きさの文字文字文字。



・・・・・・・読破できませんでした。

前作は笹谷達朗が一人で編集した

聞けば、前作の「お塩の未知」は、塩爺こと、笹谷達朗が、全て一人で、レイアウト作業、イラスト選定、作図を含めたデータ作成から入稿までをしたのだそうです。

そして、入稿データを作ったのは、PowerPoint で作ったと 😲

私の元職は、ざっくり言うと、美術系のデザインといわれる括りです。
グラフィックやDTP業界の友人が居たりするのもあって、どうやって、雑誌などの紙面のデータ作成等をしているのか?どんなアプリケーションを使って、プロは作業をしているのか?は把握しています。

業界の方なら、ご存知かと思いますが、その手のデータは、Adobe社 のデザイン系のアプリケーションを使います。

なので、塩爺が、マイクロソフトのオフィス系アプリケーションで紙面のレイアウトデータ(入稿データ)を作成したというのは、驚愕でしかありませんでした。

この難解本を改訂したいと立ち上がる

前作「お塩の未知」39ページより

手にした当時、そのごちゃごちゃとした見難さから、読む気力が失せてしまい、読破できなかった私。

伝えている内容は、皆さんに知って欲しい内容なのに、表現の仕方が悪くて、読み難いのは、勿体ないと思っていました。

丁度、前作の在庫が無くなって来た事もあり、新しく内容も追加したいという塩爺に、後述する点を主に改善すれば、皆さんが読み易く、読んで頂けるから、と提案しました。

“親切な伝え方”の方向性を間違えない為に

書いてある内容は良いのに、内容が頭に入って来ないのは、何故か?

笹谷自身が、あれこれと “良かれと思って” やった事が、読み手への伝わり易さとは真逆な方向に行ってしまっていたという事。

そこで、改善すべき点について、私自身、編集関係のプロではありませんが、プレゼン資料などをこれまで作成してきた中で、共通認識として分かっている範囲で、本の改訂にも応用できる内容として、下記を提案させて頂きました。

■紙面が原色の海になってしまったのも、「大切な部分を強調したい」という、笹谷の心遣いから。

<改善策>⇒
最初に強調する色として選んだ色が、パワーポイントのカラーパレットにある、強い色(クレヨンの12色のような、彩度が高い色)を使うと、次に選ぶ色を、それに負けない色、負けない色といった風に選んでいくと、結果として、どんどん原色の溢れる色使いになってしまっている。
主役である文字を邪魔しない色使いを心掛ける事。

■伝えたい事がどんどん浮かんできてしまって、A5サイズの紙面に入れ込もうとして、文字サイズに統一感がなく、読み難い紙面になってしまった。
<改善策>⇒
紙面のルールを決める事で、見易さは解決できる
・使う文字サイズはパターンを決めて統一する。
・紙面の端から端まで、長い一行の文は、読む方にとっては、改行途中で次の行を見失ったりして読み難いので、1行の文字数を考慮し、分割する。

1ページに1テーマ。テーマをあれこれ盛り込まない。
あれこれ話題を変えてしまうと、読み手が迷ってしまい、伝えたい事が伝わらないので、テーマを絞る。

■紙面の隙間を埋めようとして、画像などで埋めてしまった
<改善策>⇒
・人間は、最初に目が行く所は、面積の大きい「ビジュアル」に先に目が行く。大量に書いてある細かい文字は読まない。

と言った事から、ページのタイトルの下に、ビジュアルのスペースを取って、そこで、語りたい要点をまとめる(紙面のルールにも繋がる)。

レイアウトの関係で文字数が減る

分かり易さ、見易さを優先し、文字サイズを前作よりも大きくしました。

その結果、文字が入る面積も、少なくなったので、これまで、紙面にびっしりと埋め尽くされていた文字数は入らなくなってしまいました。

本に入らなくなって、笹谷が語りきれなかったお話は、是非、講演会を聞きに来て頂ければと思います!
講演会の日程などはこちら

編集作業に時間がかかった言い訳

レイアウトの編集作業が進まなかったのは、改訂しましょうと、自分から提案したものの、実際に作業となった時に、また、躓いたからでした。

笹谷としては、改訂するのは、乗り気ではく、「今のまま増刷すれば良い」という意見でした。

なので、笹谷からは、具体的な指示はなく。
「じゃあ、やってよ」「自分なりに理解してまとめてみて」でした。

これは、そもそも読破できなかった “あの本” を、私なりに理解して、編集しなおせよ、という事です。

内容を理解してなければ、図解の図も作れません。
(※テーマの決定、原稿の文章は笹谷の作成したものをそのまま使用しています。)

そんな訳で、最終的に、時間がかかってしまったという、言い訳でした。

やって良かった

と、いう訳で、色々とありましたが、本の内容の理解も進んだので、改訂作業はやって良かったと言えます。

読んで頂いた方のお声を、直接お伺いする機会がないのですが、先日の東京入谷の講演会の参加者様から「大変だったでしょう。」とお声をかけてくださって、これまでの苦労が報われました✨

今、慣れない動画の編集作業もしています。
【未知への道】の解説動画を作成しています。
本の60あるテーマを、笹谷が解説しています。3時間程度になりそうです。
ダイジェスト版は下記のYouTubeです。
販売サイトは、下記になります。

販売サイトのご案内

■テキスト版と、解説動画DVDを同時にご購入

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それでは、皆さまと講演会会場でお会い出来ますのを、楽しみにしております!

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