お年寄りの時間感覚
今日も、ハローワークへ職業相談へ行ってきました。
いつもハローワークへ行った時は、ハローワーク脇にある値段の安い、1本80円の飲み物を売っている自販機でレモンティーを買うのが自分の中では、恒例となっているのですが、今日は、その自販機の前におじいさんが立っていたんですよ。
どうやらその自販機で飲み物を買おうとしているみたいなので、そのおじいさんが買った後で買えばいいやと思い、一度通り過ぎて、ちょっと様子を見てみたんですが、そのおじいさん、じっと自販機の飲み物を見つめつつどれを買おうか迷っているようでした。
時間もないし、早くしてくれないかなと思ったんですが、そのまま迷うこと2、3分、やっと買う飲み物を決めてくれたようで、ポケットから財布を取り出そうとしています。
しかし、今度は財布が見つからないようで、手に持っていた、スポーツバッグの中をゆっくりと探し始めました。
これは、ダメだと思い、私は、別の自販機で飲み物を探して回ったのですが、私が飲みたかった紅茶系の飲み物がありません(しかし、なんであんなにコーヒーってたくさん売っているんですかね…)
もう一度そのおじいさんを見てみると、やっと財布を見つけて、お金を自販機に入れています。
あ〜、これでレモンティーが買えると思ったんですが、そのおじいさんゆっくりと飲み物を自販機から取り上げると、飲み物のフタを開け、その場で飲み始めました。
「ちょっとすいません、飲み物買うんで…」と、一声かければ、どいてくれたと思いますが、なんとなく言い出せず、私は、あきらめて、他の自販機であまり飲みたくもないドリンクを買って、その場を離れました。
ハローワークで、30分ほど職業相談をして、先ほどの自販機のところに戻ると、まだそのおじいさん、自販機の前で、ゆったりとくつろいでいらっしゃいました。
先日、YouTubeで、マツコデラックスさんが、「人間は、歳をとると時間が早く過ぎるようになるので、よく公園とかで朝から晩まで、ボーッとしているお年寄りがいるけど、あの人たちにとっては、そんなに長い時間そこで過ごしたと思っていないのよ」みたいな事を半分冗談で言っていました。
確かに、自分も歳をとるごとに時間が恐ろしく早く過ぎているように感じるので、更に歳をとったら、そんな風になってしまうのかもなと思いました。
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