先生の暴力
最近の小学生は、あまり先生に叩かれることってないらしいですね。
確かにどんな理由があるにしろ先生が生徒に暴力を振るうのは、いけない事だという考え方は正論だとは思うのですが、例えば小学生の時ってまだ善悪の判断が曖昧だったりするので、本当に悪いことをしたら、それは悪い事だからしてはいけないとちゃんと教えてあげることは必要な事だと思うんです。
私が小学2年の時、体育でプールの授業が終わって、生徒達は、教室で、まず女子生徒が着替え終えたら、交替して男子生徒が着替えるようになっていたのですが、まだ着替え終えていない女子生徒がいたのに、男子生徒達が教室に入ってしまったんです。
その男子の中にやんちゃな奴がいて、その着替え途中でまだバスタオルを体に巻いていた女の子のバスタオルをめくったんですよ。
「きゃー」とその女の子が叫ぶと、何やら面白そうとのことで自分も含めた男子10人くらいが集まって、その女の子を囲んでみんなでふざけて、バスタオルめくりを始めたんですよ。
しばらく「きゃー、きゃー」言っていた女の子も最後には、その場で、泣き出してしまいました。
その後、いつもやさしい女の担任の先生が、スカートめくりならぬバスタオルめくりをした男子を一列に並べて、「なんてひどい事をするの!」と言って、般若のような形相で一人一人に猛烈なビンタをかましました(中には、そのビンタの勢いで鼻血を出してぶっ倒れる子もいました)。
その時の先生の尋常じゃない怒り方で、自分としては、軽い悪ふざけのつもりでやってしまったけど、本当にひどいことをしてしまったのだと、すごく反省したのを覚えています。
今にして思うと、もし、あの時、先生がただ口頭で普通に叱っただけだったら、そんなに悪い事をしたという反省がないままになってしまっていたような気がするので、ビンタされてちゃんと怒られて良かった思うんですよね。
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