ようかいけむり
先日、木皿泉さんの小説「すいか2」を読んでいたら、指からケムリが出る玩具の話がでてきたのですが、それを読んで、子供の頃、駄菓子屋で時々それを買って遊んでいたことを思い出しました。
動画をUPされている方がいらっしゃいましたのでご覧ください。
当時のパッケージのイラストもこんな感じのおどろおどろしいものだったのでひょっとすると昔からデザインは変わっていないのかもしれません。
実際これは、本当のケムリが出るわけではなく、指先で合成樹脂が揮発して繊維状になりふわふわと漂って、ケムリのように見えるとのことです。
ネットで検索してみると。昔からある元祖の商品は「ようかいけむり」というものらしいです。
30個のセット売りになっていますが、1個税抜きで20円というの昔ながらの安さです。(現在、Amazonや楽天市場に商品掲載は、ありますが在庫切れ)
この「ようかいけむり」は、おじいさんが1人で作っているらしいのですが、昨年、別の会社で70年間「元祖 梅ジャム」を作り続けてきたおじいさんが、作り方を誰にも伝えず、一代限りで製造を終了したことが話題になっていましたが、それと同じように、存続が危ぶまれているそうです。
現在Amazonや楽天市場が在庫切れになっているので、ひょっとすると「ようかいけむり」も既に生産を終了してしまっているのかもしれません。
「梅ジャム」も「ようかいけむり」も他社から類似品がいろいろ発売されているので、完全に商品が絶滅する訳ではないのですが、元祖ならではの「味」や「趣き」が失われてしまうのは、ちょっと残念ですね。
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