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リスキリングに申し上げ候

私、最近までリスキリングのことを
リスキング
だと思っていました。

中高年になると、リスクをとらないと生き残っていけないよ~
という、国からの柔らかな圧力程度に思っていました。

つまりは
リスク + キング 
あるいは
リスク + ing 
かと。

「リスク王に、俺はなる!」
あるいは
「リスク取り続けて年金生活」
かと。

こんな見当違いの解釈でも、現在の私の生活が脅かされるようなこともなく、特に意識せずにやってきました。

でも、とある朝のニュースでアナウンサーが発した
リスキリング
という言葉で、己の過ちに気づきました。

我が国の経済産業省は、我々に「リスク王」になることを求めているのではなく、「スキルを再習得すること=学びなおし」を求めていたのですね。

そうですか。

そうでしたか。

それはいいですよ。

ただ、私は申し上げたい。
この中途半端な和製英語を使う場合は、
「リ・スキリング」と表記していただきたい。

ザ・ベストテンだって、ザベストテンとは書いてなかったでしょう?
座布団じゃないんだから。

とにかく「リ」と「ス」の間に溝を作っていただきたい。

でないと
「リス + キリング」
と誤解されても文句言えないよ?
物騒だよ?
ジャイアントキリングとかじゃないんだよ?

そして音読するときも、
リステリン
みたいな読み方はやめてもらえると助かる。

ザ・ベストテン!
のように、黒柳徹子ばりに最初の「リ」を強調していただきたい。

リ・スキリング!

<つまらない話にお付き合いいただきありがとうございました。>



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