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シャンプーを使わない。
最近辞めた事がいくつかある。
洗顔料、ボディーソープ、シャンプー、コンディショナー、トリートメント、ナイロンタオル、フッ素や発泡剤入りの歯磨き粉、口腔洗浄液、ざっとこういう感じ。
生まれて此の方、当たり前のように使ってきたものばかり。使う事より使わない事に抵抗があって、体に悪いことはわかっていてもそれを使わない生活が考えられなかった。
中でも、シャンプー。髪を洗うためにはシャンプーが必要だと思う事になんの疑問も持たなかった。最近ではノンシリコンシャンプーやオーガニックシャンプーなどが店頭に並ぶようになったけど、あれはどうしてだろう。普通のシャンプーが良くないという事を証明しているのではないだろうか。従来通りのシャンプーで問題なければそういうものも開発されまい。
シャンプーをしなければ頭皮や髪の汚れは落ちないし、髪もパサつくし、いい匂いもしない。いい匂いがするかしないかは大きな問題だ。むしろ香りで商品を決めている事もあった。女子ならわかってくれるはず。
食品を買う時は必ず原材料を見て買うけど、シャンプーなど生活必需品を買う時に原材料を確かめて買うことはほぼない。だから決めてはその効果だったり、香りだったり。しかし、原材料は恐ろしくカタカナとローマ字ばかりである。わたしは食品の原材料には関してはカタカナとローマ字の原材料にはよくよく気をつけている。
誰かのツイートで見た「健康になりたければ、おばあちゃんの知らない食品は摂り入れないこと。」とあって、なるほどそうだと深く頷いたのだ。これは素晴らしい名言だと今でも心に残っている。
食品ではないけど、シャンプーなどの原材料名をおばあちゃんに見せたとして、そのどれもおばあちゃんが知っているだろうか。
今は亡き大正生まれだった祖母は、自分で化粧水を作っていた。それは水とレモンとグリセリンでできていた。市販のものも使っていたけど、昔からある原材料は簡単なものだった。そして時々ウグイスの糞で顔を洗っていた。ウグイスの糞は恐ろしく肌に良い。今は手に入らないのが残念でたまらない。シャンプーなどは使っておらず、体を洗うのは石鹸だ。歯磨き粉は粉のもの。そんな祖母の肌は死ぬまで美しかった。
わたしはアレルギー体質でアトピーがあり、この3年間、慢性蕁麻疹に悩まされ続けていた。病院にかからないわたしが唯一、皮膚科にだけは数カ月に一度通うほど、慢性蕁麻疹は本当に辛い、いや辛かった。時間を問わずに急に体に蕁麻疹が現れ、その痒みはひどく、治っても掻いた痕は残ったまま。検査でアレルギーの原因も特定されず、慢性蕁麻疹と診断され、飲み薬と塗り薬を処方される。西洋医学では当たり前の診療である。
原因は何だろう、と自問をする3年間だったけど、たまに外食をすると痒くなったりする以外、食生活には問題もなく、一応ストレスと化学物質、添加物だろうという結論に至った。それらは病院で行うアレルギー検査ではでないものだから。
添加物も一つ特定できた。人工甘味料として使われているソルビトール。それが体に入った時に蕁麻疹が出る事がわかった。ソルビトールはありとあらゆる食品に使われていて、外食をする時はそれを確かめる術はないので、痒くなったらなった時で仕方がないくらいにしか考えない。とりあえず、チューブに入ったわさびには気をつけているくらい。
そして、この3年、顔にもアトピー症状が出るようになっていたので、ホルモンバランスのせいかもしれないとも思う。慢性蕁麻疹は年中発症していたけど、アトピー症状は冬に現れるので、今やっている事が来年の冬どう結果として出るかまだわからない。
本題のシャンプーに行く前に、ここまでの序文が長くなって疲れたので、シャンプーのことはまた後で。