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うどん県 めんつゆ(鎌田醤油) / 【USN:004】
好天に恵まれない令和元年の関東だ。
気温は次第に季節に見合ったそれになっていくが、青空は数えるほどしか目にしていない文月。稲穂は膨らむだろうか。
とはいえ、気候に気を揉んでも詮無いこと。せめて気持ちだけは鬱々とせぬように、自分で切り替えていかねばならないだろう。
こんな時は爽やかで口当たりのよい味覚が好ましい。
冷たい、麺類。ざるそばも良いがそうめんも捨てがたい。
とはいえそうめんはもっとカンカン照りの青空の下、土曜の昼下がりにいただきたいから置いておくとして、今ならばぶっかけうどんあたりがしっくりくる気がする。
それならば、関東風の鰹が効いためんつゆでいただくよりも、うどんの本場で作られているつゆでいただくのが良いだろう。出汁醤油で名高い鎌田醤油の、わかりやすい名前を掲げためんつゆで。
うどん県の名を冠しためんつゆだから、讃岐うどんを用意するのが礼儀というものだろう。冷凍で気軽にいただけるのはありがたい。
電子レンジで温めている間のわずかな時間で、氷で冷やしたミネラルウォーターをで梅雨を支度して分葱を刻んで支度をする。スダチなんかがあればいいが、如何せん用意がないものだから、ネギと細かく刻んだ海苔を散らしてサッパリとした仕上げにしていただく。
関東の出汁の色とはやはり違う淡い色を湛えたつゆ。ひとたび口にすればキレのよい風味が鼻腔を駆け抜けていく。それでいて懐深くネギや海苔と調和する柔軟さにただただ感動する。それと同時にああ、やはり橘を搾ればいかほどだっただろうかという後悔をすこしと。
採取場所:徳島・香川トモニ市場にて購入
価格:280円
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