【コラム】不登校の子育て
「希望から絶望へ」
こんにちは!
転勤族の妻で、専業主婦の川村静香です。
10歳、3歳の息子2人と主人の4人暮らしです。
長男が小学校1年生の入学と同時に引っ越し、
そして下の子を出産したばかりで
家の中は散らかったまま、産後の疲れもあり、 毎日家の中でピリピリしていました。
そんなある日、長男が不登校になりました。
その時のお話を振り返って書いていきます。
【不登校のはじまり】
1学期は順調に毎日学校に通えていた。
2学期になってすぐの頃、用事で1度だけ学校を休んだ。
学校を休んだのは、そのたった1日。たったその1日をきっかけに、息子は学校へ 行かなくなった。
長男は突然「お腹痛い。学校休みたい」と言い出した。
仮病かな?と思ったけど、そんなことを言ったのは初めてだったので休ませることにした。 それっきり学校に行けなくなった。
私には突然のことのようで、
「なんで?!なんで?!急にどうしたん?何があったの?!」
と頭が真っ白になった。
でもよく考えたら、息子はずっとSOSをだしていたことに気づいた。そしてとうとう爆発した。
ここから我が家のどん底生活は始まった。
長男の暴力、暴言、毎日泣いてすごす日々。本を読み漁ったり、ネットで調べまくる日々。
引っ越したばかりで、私には知り合いが1人もいない。荒れる家の中で毎日の引きこもり生活。
【長男との戦いの始まり】
翌日もそしてその翌日もまた翌日も学校を休んだ。
3日目、4日目ぐらいから私も焦りだす。
数日休んだら、元気になって行けると思ってた。
それから、私は長男を説得するようになった。
「学校に行けばいつか友達できるよ」
「休んだら友達できないよ」
「今は楽しくなくても、そのうち楽しくなるよ」
「なんで行きたくないの?!」
「分からないじゃ、ママも分からない!!」
「ちゃんと何で行きたくないか理由を言って!」
「学校は行かないといけないの!」
私は、説得したり、怒ったり、 イライラしたり・・・
だけど、言えば言うほど長男は
「うるさい!!」
「あっち行けーー!」
「黙れーーーーっっ!」
と大きな声で暴言をはくようになった。
そして
どんどん暴言と暴力はエスカレートしていった。
【家庭内暴力】
学校に行くことを説得するたびに
息子は家中の物を容赦なく、おもいっきり投げるようになった。
手当たり次第なげてくる。
まだ1歳にもならない、ハイハイの次男にも物があたり次男の命の危険を感じた私は、ものすごく怒った。
怒ったり、無言で次男を抱っこして別室に逃げたり。次男をかばえばかばうほど、また荒れた。
長男は、泣きながら叫びながら
私の髪の毛をおもいっきり引っ張りまわす。
おもいっきり蹴ったり、 叩いてくるようになった。
まだ当時7歳とはいえ、怒りがピークの彼の力の強さは大人なみに強かった。
【息子の心の叫び】
「僕なんか、産まれてこなければ良かったんだ!!」
「僕なんか、死んだほうがいいんだ!!」
「帰りたい!!友達がいた前の家に帰りたい!!」
息子も苦しんでいた。息子が1番苦しんでいた。
私は、どうしていいか分からず毎日泣いていた。
洗面所でタオルを口に押し当てて、声を殺して泣いていた。
どうしていいか分からず、育児書を読み漁った。
答えがあるんじゃないか、
どこかに答えがあるんじゃないか。
そんな思いで 本やネットを検索しまくる毎日が続いた。
続く。(次回は、11月13日(金)配信予定)
【プロフィール】
川村静香 専業主婦
1977年8月産まれ。二児の母
転勤族の夫と結婚し、京都→愛知県豊橋市→名古屋→福岡と引っ越しして
現在東京住まい。
長男の不登校をきっかけに、今までの価値観がガラリと変わる。
疲れやすい息子を自分の力で癒したくて、アメリカのタッチケアを取得。
不登校や行きしぶりの経験のあるママ達があつまって活動する団体
「wakuwakuプロジェクト福岡」に
私も今年から企画に携わらせて頂いています。
様々な講師をおよびしてオンラインセミナーを開催しています。
【活動しているInstagram】
https://www.instagram.com/wakuwaku_project_fukuoka/?hl=ja
【プライベートInstagram いろんな得た知識などもたまにアウトプットしています】
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