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好きなゲーム音楽を紹介する
急に好きなゲーム音楽の話がしたくなったので書いていく。前にも似たようなnoteを書いたような気がするけど気にするな!
名を冠する者たち / ゼノブレイド
『ゼノブレイド』はいわゆるJRPGだ。
ゲーム中、このBGMは「ユニークモンスター」と呼ばれる強敵と戦うときに流れる。
明らかにヤバげなイントロから始まり、曲の後半からだんだん盛り上がっていく。
つまるところ、「名を冠する者たち」は”RPGでの強敵との戦闘において曲が盛り上がる後半までパーティが耐えられるか”の試金石なのだ。
このゲームとBGMとプレイヤーのシンクロ度合いが良い。
私は日頃からプレイヤーの心境とゲームとのシンクロを高く評価しがちなのだけど、ここまで曲の盛り上がりとゲームシステムががっちり噛み合ってるのはかなりレアなんじゃないかと思う。
ちなみに『ゼノブレイド2』や『ゼノブレイド3』でもユニークモンスター戦ではそれぞれ「さらに名を冠する者たち」や「名を冠する者たち ~Finale」という楽曲が登場し、エッセンスが受け継がれている。特に3の~Finaleについては実際に敵のHPの変動でフレーズが変化するインタラクティブ性も内蔵されている。
この楽曲群は正直全部好きなのだが、やはり先駆けとなった1の「名を冠する者たち」を抜いて語れないなと思ったので最初に紹介した。
余談だが『ゼノブレイド2』のDLC『黄金の国イーラ』の戦闘BGM「戦闘!!/イーラ」はジャズ調のめちゃめちゃオシャレかっこいい曲なのでぜひ聞いてみてほしい。
Serif: Serif's Theme / One Step From Eden
『One Step From Eden』はデッキ構築ローグライクアクションゲームだ。ロックマンエグゼ風ローグライクと言えば伝わる人もいるだろう。
このゲーム、BGMがすこぶる私の好みでタイトル画面からびびっときた。タイトル画面の曲が良いゲームってだいたいどの曲も良いよね。
「Serif: Serif's Theme」はセリフといういわゆる裏ボスとの戦闘BGMだ。
音楽の造詣がなさすぎて良さをうまく言語化できないのだけど、なんとなく癖になる曲。エデンを守る荘厳な天使というイメージに合っている。
それまでのボスと違う全部のマスを使う戦闘(敵味方のマスの境界がなくなる)、避け方がさっぱりわからない理不尽な攻撃とほか2ルートのボスとは一線を画している。
先述した通り本作のBGMはどれも最高で「Drawing Dead: Saffron's Theme」とか「Neverending Song: Violette's Theme」とかめちゃくちゃカッコいいのだけど、ここは一番好きなSerifを推す。
いや嘘、Neverending Songとかいうめちゃめちゃカッコいい曲名でBPMに合わせた攻撃をしてくる演出はちょっと最高すぎる。
ゲームは結構難しめなんだけどぜひプレイしてもらいたい。
マップのBGMとかも良いのでよかったら聴いてみてね。
ファイナル・ギャザリング! / 勇者のくせになまいきだ:3D
『勇者のくせになまいきだ:3D』は破壊神となって魔王と共に勇者を倒すゲームの3作目。
プレイヤーはダンジョンを作り勇者を出迎えるのだが、ダンジョン内で食物連鎖の存在する生態系が広がるゲームプレイとクスっと笑えるパロディが特徴。
「ファイナル・ギャザリング!」はラスボス「****」戦のBGM。
リコーダーのような小学校にあるような楽器を使って演奏する、という変わったコンセプトの音楽が使用されているシリーズでオーケストラ楽器が使用された楽曲と言えばその特別さが伝わるだろうか。
前作のラスボス曲「BUG CRASH」や前々作のラスボス曲「伝説の勇者来襲」はそれぞれシリアスな曲調だったのに対し「ファイナル・ギャザリング!」はより勇壮さを強調した楽曲になっている。
このゲーム、ラスボスがとんでもなく強いのだがその先、エンディングで見れるドットのアニメの出来がハチャメチャに良く、なんとかして全人類に見てほしい。
:3DはもともとPSP専用ソフトだったのだけど今はPS4/PS5でプレイできるらしい。ありがたい。私はPS5持ってないけど
やっぱり世界は**しい!
Self-Defense / Cobalt Core
『Cobalt Core』はデッキ構築ローグライクだ。
宇宙船をクルーと共に操作しタイムループの謎とその鍵となる「コバルトコア」を調査することになる。
このゲームもBGMがハチャメチャに良い。
全部良いのだけど、ひとまず置いて「Self-Defense」は2面ボスとの戦闘BGMである。
プレイアブルキャラのひとりであるリッグスによく似た人物が相手となる。
会話がコミカルなので一見してあまりシリアスさはないが、このゲームはループものなので……。
見知った顔と戦う熱いシチュエーションに対して落ち着いた曲調と綺麗なピアノが印象的で、それでいて確かに盛り上がる一曲。初めて聴いたときから聴き惚れてしまった。めちゃめちゃ良いし、「Self-Defense」というネーミングもハマっている。
私の知るゲーム音楽の中でも一番をあげてもいい。それくらい好き。
The Disaster of Passion / GUILTY GEAR -STRIVE-
『ギルティギア ストライヴ』は20年の歴史を持つ2D対戦格闘ゲームシリーズの最新作だ。
男の娘ヨーヨー使いのブリジットの名くらいは聞いたことがある人もいるんじゃないだろうか。
それはさておき、ギルティギアシリーズはディレクターである石渡太輔氏が音楽を手掛けている。
この石渡さんという方、シリーズの生みの親でキャラクターデザインも担当というとんでもない方で、さらに生みの親自らが作曲ということでキャラクターへの理解度が段違いである。
本作『ギルティギア ストライヴ』では各キャラクターのテーマBGMが全てボーカル曲に変わり、さらに解像度が上がった。
『The Disaster of Passion』はメイのテーマ。
ロックやメタルといった雰囲気の多い本作の中でも飛び抜けてポップな曲で、ゲームをプレイして早々この曲に心を掴まれた私は数カ月間格ゲー沼にハマることになるのだが、それはまた別のお話。
旧作メイの『Blue Water, Blue Sky』もいいぞ。
Stargazer / ARMORED CORE Ⅵ FIRES OF RUBICON
『アーマード・コアⅥ』はアーマード・コアと呼ばれるロボットを操作するメカアクションゲームだ。
10年越しとなるシリーズ新作が大成功を収めたのも記憶に新しいが、「Stargazer」は隠しルートで発生する「コーラルリリース」後に流れるエンディングテーマである。
もともとアーマード・コアというシリーズには軽い気持ちでプレイヤーが選んだことがどんどんスケールがデカくなっていき最終的には世界の命運すら決めてしまう……というある種のお約束のようなものがあったのだが、「コーラルリリース」、またの名を「賽は投げられた」ルートにおいて「なんだかよくわからんがとんでもないことが起きている」「『透明だ 気分がいい』があまりにも良すぎた」などさながらコーラルの逆流に巻き込まれる621の如き感情の奔流に呑まれたまま、スタッフロールと共に最後に流れるのがコレである。
作中で”人間世界の悲惨”とも形容される「コーラルリリース」だが、非常に爽やかなこのエンディング(とブルアカみたいなカットシーン)がなんか良いことした感を出してくれる。本当にそうか???
シチュエーション的に今際の際に走馬灯と共に流れてほしい曲。
余談だが作曲の星野康太氏は「FreQuency」というフロム・ソフトウェアの社内バンドのボーカルを務めており、本曲「Stargazer」のボーカルもまたそうである。
ギルティギアの石渡氏についても似たような感想になるのだけど、自分で作る!歌う!という情熱は本当に尊いものだと思う。
以上、特に好きな6曲を紹介してきました。
だいたいが過去になんらかのnoteで触れたものだけど、自分の感情や思考を改めて整理するいい機会だったように思います。
6曲にはそれぞれ共通点があり、それは「作品(シリーズ)内の他のBGMも良い」こと。
既に文中でも別の曲の話をしたりしていたが、シリーズまとめていろいろ曲の話をしたいくらいにはどれも良曲揃いです。
ゼノブレイド、One Step From Eden、Cobalt CoreはSwitchでも遊べるのでよかったら遊んでみてね。
「名を冠する者たち」以外はSpotifyで聞けて大変助かっています。
任天堂傘下企業のゲーム音楽もいつかサブスクで聴けるといいなあと思いつつ、いろいろ難しいのかなとも思ったり。
あと個人的に聴きたいのがアーマード・コアシリーズの「Cosmos New Version」。
現状限定品のサントラBOXでしか聴けないので何かのタイミングで再販やサブスク配信などがあったらいいなあと。このnoteを通して気に入った曲に出会えたなら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは今回はこのあたりで。