【ヒストリック・ブロール】宇宙の帝王、キングギドラ
また冷え込んできました。
みなさんいかがお過ごしでしょうか。
最近はマジック・ザ・ギャザリングをずっとやっています。
私は統率者戦(EDH)とMTGアリーナしか基本的にやらないんですが、ここ数日は統率者のカードを集めながらアリーナのヒストリックブロールで遊んでいました。
というわけでMTGアリーナのヒストリック・アンソロジーで収録された《再誕の刃、ラエリア》に注目しています。
テキストをざっくり説明すると、ライブラリーか墓地からカードを1枚ずつ追放するたびに+1/+1カウンターがラエリアに乗ります。
さらに速攻と自身のアタックで衝動的ドローができます。
さて、ラエリアの能力は続唱でも誘発するのですが、なんと続唱で追放するカードは1枚ずつなので、捲れたカード1枚につきラエリアがどんどん大きくなっていきます。
でもアリーナの続唱カードはモダホラ2の2枚だけかー。そっかー…。
あったよ!シナジーするカード!
《宇宙の帝王、キングギドラ》(=《願いの頂点、イルーナ》)の能力もカウントは1枚ずつ。
ついでに言うとキングギドラの能力で追放されたカードは帰ってきません。ランダムでボトムとかじゃないんだ…。
新ジョダーも似たようなことはできそうですが、より確実にラエリアを出せるのはこっちでしょう。たぶん。
先述の通りラエリアは人間じゃないので、変容が可能です。
デッキ構築の段階であらかじめライブラリーのパーマネントを絞っておき、変容が誘発すればライブラリーがクリーチャーが捲れるまで追放されていき、(場合によっては)ラエリアがクソデカ生物になります。
というわけで魑魅魍魎が跋扈するヒストリックブロール環境に生まれたのがこちらのデッキ。
デッキの動きについて
先述の方針だと限られたパーマネントしか入れられないので、《北方行》などの土地サーチでマナを増やしたり、《予想外の授かりもの》で宝物を出したりしつつ、《クレンコの命令》のようなトークン生成で出したトークンに変容を狙います。
変容に対応して変容元を除去されると変容は誘発しないので、除去に気をつけながら6マナまではコントロールっぽく振る舞っていきます。
フォーマット問わない既存の動きだと《変身》系のデッキが近いですね。
パーマネントを採用できないので構築はだいぶ厳しいですが…。
というわけで《異形化》も採用。
ちなみに異形化の捲れは追放領域を経由しないのでラエリアのサイズは変わりません。南無。
あと変身系デッキなのに《鏡割りの寓話》を投入できないのもつらみを感じます。
気を取り直して、変容(異形化)の当たり枠は《再誕の刃、ラエリア》以外だと《パルン、ニヴ=ミゼット》《船砕きの怪物》《発展の暴君、ジン=ギタクシアス》です。
もともと《核の占い師、ジン=ギタクシアス》を採用していたのですが、フルタップで出るフィニッシャーとしてちょっと微妙なときがあって解雇。
結果打ち消しやバウンスを構えつつ、トークンを変容して6/6を出しながらなにかしらを踏み倒すコンボ・コントロール風なデッキになりました。
変容に対応して除去されると厳しいので、感覚ですが弱体化前のウィノータに近いかもしれません。
基本的に変容以外でラエリアをサーチするのは困難なので、変容が成功しても何が捲れるかは運です。
ラエリアが捲れたらキングギドラをバウンスしてもう一度変容します。
ほかが捲れた場合も単体の性能でけっこう圧倒できます。
厳しいとすればフルタップで船砕きが捲れたときでしょうか。
とはいえ船砕きは素撃ちプランも強力なので今のところ外すことは考えていません。
楽しい。
もともと友人が統率者に持ち込んできたラエリアとキングギドラから着想を得たんですが(というかコンセプトをそのまま合体させた)、案外決まります。
最初の変容でラエリアが捲れたときちょっと頼りなさを感じるときはあるものの(デッキコンセプト否定)、変容が通っている時点で少なくともインスタント除去はないのでワンチャンターンが回ってくればワンパンできます(儚い希望)。
ほかにも異形化から出てきたニヴが盤面を制圧したりします。
ニヴは着地した時点でほぼほぼアドバンテージ取ってくれるのが偉いですね。
同じ理屈でネオ神河のギタクシアスも強そうです。
途中からラエリアじゃなくてキングギドラの話になってしまいましたが、ラエリアの紹介でした。
ラエリアはヒストリックだと使用可能なので、頑張れば続唱カードも絡めてヒストリックで似たようなコンセプトのデッキを組めそうではあります。資産が足りないので私は今のところ組めそうにないですが…。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは今回はこのあたりで。