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【作業療法士が教える】遊びながらできる!手指の発達の促し方

最近では、発達障がいのお子さんに限らず、定型発達のお子さんにも手先を使う日常生活動作に苦労しているお子さんが多いと感じます。日常生活動作とは、箸を使った食事動作や服を着替える際のボタン止め、靴紐やハサミを使用する際の動作などのことです。

就学前に適切な手指の運動やトレーニングを行うことで、手指の発達にも効果的で、就学後も1人で出来ることが増えていきます。今回は、幼児期からできる手指の発達を促す効果的なトレーニングや遊びをご紹介します。(合わせて手指の発達を促すうえで効率的な手の使い方に関しても専門的視点で解説していきたいと思います。)

発達を促すうえで意識したいこと①

手指の遊びやトレーニングをする際に、意識してほしいのは「手首を立てる」ことです。じつは、人は手首を下に下げたまま指を動かすと、手首を立てた時よりも指先に力が入りづらくなります。

このように手首を立てる状態(専門用語で背屈の動きといいます)は、指先に力が入りやすい状態です。手首を立てることで腱固定作用が高まり、指先の力が入りやすくなります。そうすることで、手指の機能を効率よく上げる事が出来ます。

発達を促すうえで意識したいこと②

よく見かけるのは、テーブル上に置かれた貯金箱にコインを入れる遊びやストロー入れなど「水平面」での遊びをよく見かけます。水平面での動きでは、手首が垂れ下がった状態のまま指を動かしてしまうため、指にも力が入りづらくなってしまいます。

しかし、私が意識していただきたいことは「垂直面」です。垂直面を意識した遊びやトレーニングでは、手指を細かく動かすために必要な筋肉(手内筋)の発達を促す事が可能であり、この手内筋をバランス良く鍛える事ができます。この手内筋は、手の中にある細かい筋肉で指を細かく動かす際に働いています。

発達を促すおすすめの遊びは?

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