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ゆっくり廻る、ゆっくり歩く
ぼくは、最近眠りから覚めたときに、自分を一瞬思い出せなくなる。自分を、忘れるのだ。
自分を忘れる、とはどういうことか。
ぼくは7年間、夜勤ではたらいていて、起きるのは決まって夜であるはず、それを現在まで繰りかえしてきたはずなのに、目が覚めた瞬間、「ん、、もう朝、、、?」などと、世間は夜なのに、いまは朝である、と錯覚してしまうんだ。
そのあとにぼんやり考えることはいつも異なっていて、「今日は部活
500年後のぼくたちへ
写真。どれだけ再現技術が進歩しても、写真というメディア自体は、恒久的に残りつづけるだろう。でも、それはぼくにとっては不気味な話なんだ。
ぼくたちは、古ぼけた写真や、白黒のいかにも歴史を感じさせる写真を見れば、それがある程度昔に撮影されたものであることがわかる。あるいは服装や景色から、なんとなく過去であることを推察することができる。
しかし、今撮られている写真は、あまりにも鮮明すぎるし、「ホンモ