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どんな親になりたいか


母がどんな母親を目指しているかというと、
「好奇心旺盛でやりたいことは自由にやる母でしたが、大好きな母でした」とあなたたちに言われるような母親。
安心して!母はあなたたちの犠牲になるつもりはない。母は大好きな自分のために、そんな大好きな私が産んだ大好きな子どもたちの母を自らやっているから。

世の中には母が見習いたい母親がたくさんいてね。
例えば、中学生になった息子が顔を突き出して反抗してきたから、キスしてやった!という母とか。あっぱれだと思わない?息子が反抗してきたら母もやってやろう!とチャンスを待っている状態。

母がとても印象に残っている母親の姿がある。母がその記事を読んだのは学生の頃だったと思うんだけど、その記事をどこで、いつ読んだのかも詳細には覚えていない。

確か、学生運動で服役していた息子さんが刑期を終えて何年か経って、当時を振り返っている記事だったと記憶しているんだけど、面会にきた母親が「白髪一本も増やさずに待っているからね。」と声をかけたんだって。
実際に、お母様は元気に刑期を終えた息子を迎えたということ。

「気にするな!母はその程度では痛まない」といった、きっと服役したことを申し訳なく思っているであろう息子を想った言葉に心震えたなぁ。

私が私の人生を精一杯やることの一部だから、私は私がやれる母親を精一杯やりたい。そう想っている。あなたたちもあなたたちの人生を精一杯ね。