50時間DQ7のボスと戦った話
祝ドラクエの日。
個人サイトで書いたものの焼き直しです。
ドラゴンクエストが好きです。
中でも7が大好きです。
設定も好き、キャラも好き、雰囲気も好きです。
やりこみプレイも超楽しいです。
語ることは山ほどありますが、今回はやりこみプレイの話です。
ドラクエには勝利することのできない戦闘が存在します。
こちらが敗北してもゲームオーバーにならず、そのままストーリーが進むものです。
DQ4のキングレオが有名でしょうか。
これを便宜上「敗北ボス」と呼びます。
敗北ボスは異常に高いHPと強力な攻撃を持ち、あっと言う間に負けてしまいます。
ドラクエ7に登場する敗北ボスは、
・スイフー
・イノップ&ゴンズ(一回目)
・りゅうき兵(イベント前)
・ゼッペル(一回目)
の四体です。
これらは「負ける前提でシナリオが進行するボス」として設定してあるため、通常のプレイでは撃破不可能です。
……が、PS版のゼッペルは割と楽に倒せます。
今回の記事は、いかにしてゼッペルを倒すか、また、他のボスはなぜに撃破不可能なのかを述べております。
また、DQ7はリメイクやスマホ等、様々な媒体でリリースされています。
キャラがドット絵のものがPS版(オリジナル)、3Dグラフィックのものが3DS版(リメイク)に大別されると思いますが、違う場合もあるかも知れません。
プレイ時間が長くて有名なDQ7です。
シナリオを忘れてしまった方もいるでしょう。キャラクターやボスがどんな存在だったか忘れてしまった方もいるでしょう。
安心してください、ここにセリフ集があります。
管理人は私、しまです。
沢山のセリフを見て、もう一回プレイしようかなあ と思ってくれたら本望です。
PS版ゼッペルを倒す場合
PS版のゼッペルはサックリ倒せます。
多少時間はかかりますが、難易度はかなり低いです。
ダーマ神殿のシナリオをクリアすると、転職ができるようになります。
各職業のレベルは、キャラクターのレベルとは連動しておらず、戦闘回数を重ねれば上がっていくものです。
職業レベルを上げるのには少しコツが要ります。
ダーマ神殿にいる老婆が「弱い敵を倒しても訓練にならない」と言うようなアドバイスをしてくれます。
この「弱い敵」とは、キャラクターのレベルが基準になっており、キャラが特定のレベルに達すると職業レベルが上がらなくなると言うものです。
ダーマ周辺はレベル24、砂漠のフィールドはレベル25まで、クレージュのフィールドはレベル27までなど、ダンジョンやマップによって上限は決まっています。
職業レベルを効率良く上げるために重要なのは、「パーティのレベルを上げすぎない」ことです。
ちなみにこの各レベルキャップ、石版ごとにかなり細かく設定されています。
コスタール以降のモンスターは99がキャップで、そこからの戦闘は上限を気にしなくても良くなります。
ゼッペルの出現するマーディラス地方のキャップはLv36です。
この時点ではここ以上に強い敵が出るマップはありませんので、レベル36までになるべく多くの職を経験することになります。
実際にやってみると、そこまで経験値を切り詰める必要はありません。
からくり兵やメタルスライムを倒すなどの経験値稼ぎを避けることくらいです。
キーファがしんくう斬り(レベル20)を覚えるまで鍛えても大丈夫です。
ゼッペル戦に必要な特技は以下。
・ハッスルダンス(最低でも二人)
・アストロン(一人は欲しい)
・げんま召喚(時間短縮のため。なくても可)
・マホキテ(あると気持ちに余裕ができる)
主人公とガボはゴッドハンド→勇者、マリベルとメルビンは天地雷鳴士を目指すと習得できます。
一つの職を極めるのに大体200回ほどの戦闘が必要なので、時間はかかります。
また、装備として奇跡のつるぎが必要です。(メダル王のご褒美)
これを主人公に装備させないと、倒すまでに非常に時間がかかります。
レベルは高い方が時短になりますが、上記の特技やアイテムがあれば撃破可能です。
筆者はDQ7最大の楽しみが職レベ上げなので、これ以降も楽しめるよう、マーディラスでのキャップ(レベル36)で倒すようにしています。
以上はPS版の設定となります。
リメイク版はちょっと違います。後述。
準備ができたら実戦です。
ゼッペルは完全パターンです。
1・イオナズン+打撃
2・こごえる吹雪+痛恨の一撃
3・メラゾーマ+打撃
4・1に戻る
そこそこ鍛えたパーティなら、注意するべきは痛恨の一撃だけです。
痛恨の一撃のターンはアストロンを唱えて回避します。
素早さが高く、アタッカー向きではないマリベルに担当させるのがオススメです。
四人パーティの役割分担ですが、
・毎ターンハッスルダンスを踊る役(メルビン)
・ハッスルダンスを踊りつつ、アストロンを唱える役(マリベル)
・アルテマソードか剣の舞を使う役(主人公)
・回復や攻撃の補助(ガボ)
上記の組み合わせで安定して倒せます。
主人公と召喚したバルバルーをアタッカーにします。
マリベルとガボは回復や補助呪文が不要な時、アルテマソードなどで攻撃します。
MPが少なくなったらマホキテでイオナズンのMPを吸収して回復します。
(イオナズン自体のダメージは食らうので注意)
HPは30000(もしくは40000。テキトウ)なので、かなり時間がかかります。
レベル36だと、1~2時間はかかります。
集中が切れてパターン2でアストロンをかけ忘れたりしますが、主人公かマリベルにザオリクをかけて立て直します。
ウッカリしても1ターンの死者は一人(悪くて二人)で済みます。
正直アストロンなしの方が早いような気もしますが、安定を取ります。
ちなみに、ゼッペルを倒してもストーリーに変更はありません。
主人公達は橋の上にバタンキュ~で、大神官に助けてもらいます。
獲得できるのもEXP1と1ゴールドなので、まあ単なる自己満足ですね。
前述しましたが、難易度としてはかなり低いです。
アリアハンでアバカムやキングレオ撃破に比べれば、さほど無茶なレベル上げをする必要もありません。
筆者はDQ7をプレイするたびに倒してます。
……と、気楽に言ってますが……
ゼッペル戦直前のデータを見返したら、プレイ100時間を超えてました。
下準備に100時間、実戦で数時間と考えるとなかなかの手間です。
リセット連発や秒単位の戦略などは不要なので、やりこみの中ではラクって言うだけですね。
リメイク版の戦いが始まる
ここからが本番です。
上述したPS版の仕様ですが、リメイク版では異なる点が三つあります。
・レベルキャップが2下がる
・職業レベルを上げるための戦闘回数が減少
・敗北ボスが倒せない
倒せませんでした。悔しくてギリギリします。
昔の画像ゆえ直撮りで失礼しますが、参考としてアップします。
このパーティで筆者が5500ターン50時間戦いましたが、以下の結果が分かりました。
・1ターンに999回復ではない(1ターンに2000~2400のダメージを与え続けた)
・HPは少なくとも1000万を超えている(2000×5500ターンのダメージを与えた)
この結果から、1ターンにHP全回復、もしくはHP無限であると推測されます。
公式的にも、ゼッペル攻略はないものとされています。
「キーファをレベル99にしてみよう!」的な企画さえある攻略本にも、強化版ゼッペルを倒す旨はありません。
恐らくHP無限、もしくはターン終了時に全回復する仕様なのでしょう。
ダーマ編でのスイフー、イノップ&ゴンズも同様です。リメイク版では倒すことができません。
なんとも無念の結果と相成りました。
勝てませんが、戦法について。
リメイク版の仕様上、使える技に制限がかかります。
(PS版は習得済みの呪文・特技が全て使える仕様。リメイク版は現在の職業で使えるもの➕汎用性の高いもののみ)
PS版ではその時レベルを上げていた職業で倒しますが、リメイク版は職業も選びました。
・主人公→勇者で毎ターンつるぎの舞。MPが減ったらマホキテ
・ガボ→主人公と全く同じ
・メルビン→天地雷鳴士で毎ターンハッスルダンス。MPが減ったらめいそう
・マリベル→メルビンと同じ。召喚はドメディ(幻魔の種類はレベルに依存)
……という踊りまくりのパーティでした。
MVPは間違いなくメルビンです。5000ターン以上ハッスルしました。
負けた直後の画像。
戦闘開始直前のプレイ時間は174時間だったため、正確には45時間くらいです。
なお、3DSにはスリープ機能があったため、一旦閉じて休憩を挟んだり、ダメージを計算したり、いつ止めるか悩んだりする時間もありました。
ターン最大ダメージ3298、めいそうのMP回復ターンを含めても平均2000は超えていると思います。
余談になりますが、一部ステータスはタネを使って上昇させました。
力のタネ(ハーメリアのいどまねき)、素早さのタネ(世界一高い塔のあばれ足鳥)など、レベル上げのついでに適当に集めていました。
ステータスの問題ではないため、蛇足になりますが。
ここまでやって倒せないなら仕方ない。
自分の手で確認し、満足しました。
ダーマで戦うあいつらの場合
本題のゼッペルの話は終わりましたが、もう少し続きます。
他の敗北ボスはちょっと厄介です。
ダーマ神殿編は敗北ボスが続きます。
・スイフー
・イノップ&ゴンズ
この二度の戦闘は、敵が複数体で現れる上、主人公パーティは特技や呪文を奪われた状態ですので、文字通りボコボコにされます。
特にスイフーは最後まで倒すことが出来ず、悔しい思いをしたプレイヤーも多いでしょう。
ふきだまりの町が滅びた後、スイフーは山賊になったようで(山賊バカ一代なる本がある)、どこまでも逞しい男です。
閑話休題。
PS版の彼らは倒せますが、筆者は今のところ未達成です。
調べたところ、これらのボスは
「HP30000+毎ターンHP100の自然回復」という能力を持っているそうです。
ダーマでの主人公達は、転職はおろか、呪文や特技さえも封印されています。
回復手段はやくそうと奇跡の石(イノップ&ゴンズ戦のみ)だけです。
ここで取れる手段は、レベルとステータスを上げる事のみとなります。
レベルアップして身の守りを上げ続けると、相手の攻撃が「ミス」もしくは1になります。
出来る限り受けるダメージを減らすと、貴重なやくそうを使う頻度が減り、力が上がってパーティが与えるダメージも増えます。
ゴリゴリに鍛えればどうにか倒す可能性も生まれるでしょう。
理論上は可能ですが、ものすご~~~く時間がかかります。
どれくらいかと言うと、レベル上げに300時間以上要すると思われます。
筆者は現在挑戦中ですが、プレイ時間160時間でレベル50です。
まだまだ倒せません。頑張ります。
種によるステータス上昇も、この時点では難しいです。
手段と言えば、ベビーゴイルを倒してふしぎなきのみ(最大MP上昇)を手に入れるのみ。
確率は、999匹倒してやっと一つでした。
(データ上は1/1024のようです)
あまつさえ、特技も呪文も使えないので、最大MPを上げる意味はありません。
他の魔物を倒してレベル99を目指した方が早いです。
また、全ては理論上の話です。
実際に試してダメージがミスや1になるのか、倒せるのかは未知数です。
今は道半ばですが、実践できたら追記します。
リメイク版のダーマ編ボスは、いずれも撃破不可能です。
ゼッペルと同様に、HP無限・もしくは毎ターン全回復の仕様になっています。
プロビナのりゅうき兵の場合
最後はりゅうき兵です。
プロビナを襲撃し、金の女神像の破壊を目論み、村人たちの魂を奪い取ったボスです。
砂漠のセトもそうですが、この作品のリザードマン系モンスターは狡猾な首魁として描かれていますね。
りゅうき兵との戦闘は、6ターン経過するとイベントが発生し、ボスが弱体化して倒せるようになる……という展開です。
前半の6ターンで倒せるのでしょうか?
こちらも不可能でした。
限界まで鍛え抜いたパーティで挑戦し、四人がかりでアルテマソードを連発しましたが、倒せませんでした。
りゅうき兵のHPも恐らく30000程度なので、通常のプレイでは削り切れないでしょう。
DQ7のシステム上、1ターンに5000ダメージを与え続ける手段がありません。
PS版のダーマのボス達は倒せなくもありませんが、りゅうき兵は正規のプレイでは撃破不可能です。
以上です。
お付き合い下さり、ありがとうございました。
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