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巨漢かあさんと名乗っているけど、かあさんらしさは欠片もないと思われている

こんばんは。4Lかあさんです。

私には障害がある弟がいます。私はいわゆるきょうだい児です。

母は、男の中で女一人でちやほやされるのが好きだった元お嬢様で、女同士の付き合いが苦手、弟(私の叔父)を溺愛していたこと、子どもは女の子より男の子を望んでいました。実際、私が最初に生まれて、父や両方の祖父、曾祖父など男性の親族に可愛がられるのが嫌だったみたいです。私に対しても「お前が男なら子ども1人で済んだのに」と言われました。また、自分が弟大好きだったことで、年上の子は年下の子を自動的に世話する・かわいがるようになると勝手に思っていました。

私と弟の間に年子の妹がいます。私が小1、妹が保育園年長のとき、親族からのお年玉が私が3000円、妹が1000円でした。多分小学生と保育園で差をつけたのだと思いますが、それを見た母が「お姉ちゃんなんだから妹に1000円ゆずりなさい」と言ったことも一生忘れられない出来事です。姉だから、小学生だから多くもらえたのに、何故譲らないといけないのか、と母に訴えたので、母からは可愛げのない子だと思われたようです。通知表や賞状を見せても、褒められたことはなく、「そんなことより弟妹の面倒をみなさい」と言われて悔しかったので、当時自分が得意だと思っていた、勉強や読書、習い事、歌などを自分なりに頑張りました。

今思えば、私はこのころから神経発達症の特性があり、思い当たる点もたくさんありました。通常、上記の場合、いやいやながらも空気を読んで弟妹の面倒を見るほうに舵を切る子が多いように思うのですが、私は小さい子のお世話やらかわいがるということをどうやればいいか、全然わからなかったし、やれることはどんどん上達しても、やれないことはどうしてもできなかったです。当時、女の子なら自動的?に備わっていると思われる能力が全然なかった私の人生は本当につらかったですが、空気が読めなかったり強情だったりで、周囲も扱いにくい子だったと思います。

本当に「女の子はこうあるべき」という要素と、神経発達症の特性は相性が悪いというか真逆だと思います。特に人や状況によって対応を臨機応変に対応を変えるというのが苦手で、女性はそれが得意な人が多く、産後それができなくて、母や義母に馬鹿にされた記憶がよみがえり、大変気分を害しています。

私はあまり母親から可愛がられた記憶がありません。
私が「一番になりたい」「人に評価されたい」「自分の能力(ないけど)を発揮したい」と願うのはそれが理由かもしれません。でも注目されたいからか、単にバカだからか、自分の能力の見積もりが甘く、大きいことを言って、余計に信用を失っていたように思います。

結局私は何をやっても一番になれず、うまく世渡りできず、バカにされるだけのつまらない人生でした。今は娘が2人いますが、上の子に「お姉ちゃんなんだから」とだけは言わないようにしています。

ただ、ときどき上の子は「おねえちゃんあきた、やりたくない」と言ってきます。私は上の子に下の子の面倒を見てほしいといった覚えはないのですが、下の子がもともと甘えっ子で上の子べったりなのと、世間ではやっぱりお姉ちゃんは下の子の面倒を見るもの、という「常識」がはびこっていて、上の子もそう思い込んでいる⇒でもたまには自分ひとりでゆっくり遊びたい⇒疲れた・あきた、という流れなのかもしれません。私は自分の子どもではあるけど、自分以外の他人である娘たちに対して、相変わらずお世話や面倒は見れないので、無意識のうちに、上の子に下の子をみてもらおうとしていたのかもしれません。上の子が上記のように訴えてきたときは、下の子を夫に預けて一人でのんびりしてもらったりしています。


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