2023年研究計画

2022年の振り返り



2022/10/05 YouTubeチャンネルを開設
2022/10/07 Twitter開設
将棋ウォーズ対戦成績 12勝10敗(22戦:勝率54%)
将棋ウォーズ18級
ノーマル四間飛車&美濃囲い縛り


対右四間→飛川定跡を開発して以降、勝率はグンと上がって、苦手意識は全くない(むしろ歓迎)。問題は、右四間に組んだ後にじっくり駒組をされるパターンに苦戦。

対棒銀、嬉野流→序盤の猛攻さえ乗り切れば後は玉形で挽回できる。5六歩・4六角を用意しておけば後は中終盤の地力勝負といった感じ。

対エルモ急戦、左美濃急戦→意外と手こずっている。序盤の角頭攻めをなんとか対処しても、その後の飛車の捌きあたりが難しい。まだまだ棋書などで勉強が必要と感じる。

対穴熊→意外と対局数が少ない。ウォーズなどの持ち時間が短い対局では指されないのか?まだまだ未知数なので何ともいえず。

対相振り飛車→対局数も多く、勝率も悪い。最も研究が足りていない戦型。この戦型が初段のキーポイントだと感じた。2023年は相振りの研究にかなりの時間を掛けたいと思う。


四間飛車縛りの重要テーマは「相振り飛車」

四間飛車縛り&初段目標での最大の課題は「相振り飛車」にあると感じた。
相振り飛車がなぜ難しいかを下記に記載する(言い訳)

  • 相振り飛車の棋書などでは四間飛車の情報が少ない

  • 飛車先が固く守られていることが多く攻めにくい

  • 結局違う筋に振り直すことが多く、一手損になる

  • 他の戦型に比べて、攻守のバランスを良く指さなければいけないので、受けの強さが求められる

以上の4点だ。これは私の勝手な憶測なので、定かではないが多くの相振りを経験して得たものであるから、そんなにずれてはいないだろう。

対局の40%くらいが相振りになっている感覚なので、相振り飛車が得意になれば、勝率アップにかなり効果的であるのではと思われる。

相振り飛車の勉強方法だが、下記の内容を予定している

  • 相振り飛車を指しこなす本シリーズ

  • 激指などを用いて対CPU戦をこなす

  • 美濃囲い崩しなどの本を読んで、美濃囲いの特徴を知る

  • 相振り飛車戦の棋譜並べ

上記を色々と試して、効果が感じられるものを重点的にやっていきたい。


「将棋はメンタルの戦い」だ!

10月から初段に向けて本腰を入れて将棋と向き合ってきて感じたこと。
それは「将棋はメンタルの戦い」であることだ!
メンタルに関しては他の競技でも同じことが言えるかもしれないが、将棋に関して言えば特に顕著であると思われる。

YouTubeチャンネルの開設と同時にTwitterも開設した。
そこで色々な将棋民のことを知ることが出来た。非常に大きな収穫である。
「将棋の勉強法」「将棋への向き合い方」「疑問や悩み」「おすすめの棋書・ツール」といった色々な情報が発信されており、棋力向上を支援してくれる。

私はもともとTwitter等のSNSを利用したことがほぼ無かったので、はっきりとは分からないが、将棋民には、ある共通点を感じることが多々ある。
それは
「精神的に辛い」「落ち込む」「悩む・苦しむ」
といったマイナス思考に陥ってしまうケースが多いのではということだ。
これは決して悪いという意味で申し上げているのではない。
私も2022年10月から本格的に将棋ウォーズ初段を目指して勉強を始めたが、勉強しても勝率がなかなか上がらないし、達成率も上がらない。努力の成果が目に見えて出ない。といった壁にぶち当たっており、一時期、精神的ダメージを負っていた。

もはや何故ここまでして将棋を指しているのか?

趣味に何故ここまで苦しめられなければならないのか?

といった疑問を抱きながら、日々を過ごしていた時期があった。
そして、私は最近こう考えた。

こういった精神的ダメージを「将棋」というゲームは負いやすいものなのでは?

理由は下記のとおりだ。

  • 将棋は考えるゲーム。考えて、考えて、考えて、、、、、としていくうちに頭がおかしくなりそうになる。

  • 将棋の上達法は「自分の間違いを振り返る」のが一番。自分の悪いところを探して、過去の自分を責め続けなければいけない。

  • 棋書や実戦、振り返り、詰将棋などをコツコツひたすらやり続けなければいけない。自分の私生活の大半を将棋に費やさなければ上達しない。

  • 将棋は難しい。一朝一夕で上手くなるような簡単なものではない。天才達が一生を懸けて研究するものだ。少しの努力で結果が出るはずがない。

将棋は頭でひたすら考える競技であるから、「頭でっかち」になって、考えすぎになってしまうのではなかろうか。考え続けるから考えすぎて当たり前なのだが。

そこで、「将棋の上達」のキーポイントの1つに「メンタル」があげられるのでは?と考えた。そして、そのメンタルを安定させる・健康的に保つためにある作戦を考えたのだ。


未来表彰制度の導入

未来表彰制度?おそらく聞いたことはないでしょう。
なぜなら我ら四間飛車研究所が開発した独自の制度なのですから。

未来表彰制度とは

将来に達成しようと考えている目標を前もって表彰してしまう制度

なのです。
はい。皆様の頭の上に多数の?マークが飛んでいるのが分かります。
一体何の意味があるのか?
ただの目標設定なのでは?
そういったお声が飛んでくるのも聞こえてきます。

これは目標設定ではございません。表彰なのです。
未来にタイムスリップして、頑張った自分を表彰してあげるのです(笑)。

未来表彰制度の方法

未来表彰制度の手順は下記の通り。
制度導入を検討されている方は参考にされてください。

  1. 目標の内容、目標の達成日(達成期限)を設定する。

  2. その目標を達成した表彰用のトロフィーを作る。※お財布事情に合わせて良いが出来るだけ良いもの

  3. その目標を達成した表彰用の賞状を作る。※これは手作りの簡易的なものでOK

  4. 表彰式を行う。

  5. 知り合い・SNS等に出来るだけ報告する。※目標達成までに継続して報告

  6. トロフィーや賞状を普段目に入るところに飾る。

  7. 目標を達成する。

  8. 改めて表彰をする。

以上が制度の流れでございます。
結構な手間と費用が掛かりますので、「これだ!」という目標以外にはオススメ出来ないかもしれません。

なお、研究者の私が設定したものを、参考に掲載させていただきます。

  1. 将棋ウォーズで初段になる、2023年6月30日

  2. ネットで注文済み

  3. 自宅プリンターで作成予定(額縁は結構良い物を注文する)

以上です。
私は「将棋ウォーズ初段」の目標を2022年中に達成する予定でした。
しかし、達成はおそらく出来ませんでした。(まだ2022年中のため未確定)
私は「自分との約束を守る」という理念を持っておりまして、この2022年中に初段になるという目標が達成出来なかったことを、非常に悔やんでおります。
正直自分的にはベストを尽くしたと思いますので、結構落ち込んでおります。

未来表彰制度のキッカケ


そういった中、この間NHKの「ロッチと子羊」という番組を拝見しました。
そこに徳田拳士四段が出演されており、「現在25歳でプロデビューを果たしたが伸びしろがあるか不安」といった悩みを話されておりました。

あんなにお強い方でも悩みが絶えないんですね。
私のウォーズ初段になれない悩みなんて本当にちっぽけな悩みですよ。
比べること自体がおこがましいですが。

そんな悩みを話されて番組である解決策が出ました。

❝ 現在は一瞬で過ぎ去るもので、未来は不確定なもの。
しかし、過去の歩みは揺るがない事実である。
過去の歩みを自分の自信に変えて現在・未来に立ち向かおう ❞

要約するとこんな感じの解決策が話されていました。(若干ニュアンスは異なるかもしれない)

私は確かに面白い考えだ!と感心しました。
「過去の栄光に囚われてはいけない」といつも思っておりましたが、
「過去の努力を未来への糧にする」という考え方もあるのだなぁと。

そして番組の最後に徳田四段に何も書かれていないトロフィーが渡されました。

そこで私は ピンッ! と閃いたのです!!
「過去は揺るぎない事実で未来は不確定」
であるならば
「未来を過去に変えてしまえば未来が確定する」
のでは?ということです。

何だかきな臭い自己啓発セミナーのようになってまいりました。
まぁ要するに
モチベーションが大事で、自分を鼓舞しようぜ!!
という事を感じたのです。

どうせなら将棋を楽しく指したいので、初段になるまでの自分の頑張りを頑張る前から表彰してあげよう!ということです。
トロフィーなどの出費はもったいないかもしれません。
しかし、この目標が必ず達成されるのであれば、この出費も決して無駄ではないと思います。

まとめ

技術面:
・相振り飛車を指しこなせるようになり、相振り飛車が得意戦法くらいになる。
・やはり終盤力はどの戦型でも役立つので詰将棋・必至問題・美濃囲い崩しなどをコツコツ勉強する。

精神面:
・未来表彰をして、モチベーションを維持・向上させて楽しく指す。
・将棋は考える競技なので「考えすぎ」には気を付ける。

以上が我ら四間飛車研究所の2023年の研究計画でございます。
将棋の話というよりメンタルの話ばっかりで申し訳ございません。

改めまして、将棋ウォーズ初段、誠におめでとうございます。

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