第25回。四間飛車のポイント
居飛車45歩早仕掛け
今回も四間飛車の棋譜をワンポイント解説、紹介します。
定跡とは違う手だが可能性のある一手
△84歩。
定跡は△74歩なのだが
実戦の△84歩も意味のある手。
①将来の端攻めを緩和
②83玉と逃げられる
③相手の研究を外す
などが挙げられる。
まだまだ四間飛車には可能性があると感じる。
以下▲24歩△同角▲44歩△同銀
▲22歩で図
自然な進行だ。
△33桂▲21歩成で↓図
次の一手が問題。
実戦は45桂
▲同桂△同銀▲22とで結果図
居飛車は「歩で攻めているの」に対して
四間飛車は「歩が使える所が少ない」のが
不満。
AIの評価値では言い表せない
この局面をAIで調べても評価値が定まらなかったが
私は、
こちらの方が良いと明確に言える一手がある。
それは
△55歩。
▲22と、を間接的に防いでいる。
以下▲55同歩△35歩。
歩で攻めてから…
▲47銀△45桂で四間飛車ペース。
優勢と言っても良いかもしれない。
終盤で利く84歩型
最後に、
実戦は84歩型が実に役に立っていた。
83玉の逃げ道があり、▲82飛に
△93玉と狭い方に逃げておけば勝負アリ。
四間飛車の玉が捕まりにくい事がわかります。
次に繋がる将棋だったなと思いました。
いかがでしたでしょうか?
こういう難解な箇所、局面はzoomを使った
ねこまどの一対一のオンラインレッスンの講師として
詳しく説明しているので、ぜひとも活用してほしい
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