真似る事から学ぶ。
ご機嫌よう、ハンドメイド作家のかわほり兎々です。
人を真似るってなんだろう? 真似ってしていいの? それってパクリじゃないの?
真似ることって実はすごく難しいんですよね。
今回のテーマは『真似ることから学ぶ』なのですが…。
実はわたし、人の真似をするということがとっても苦手でした。
もしかしたら、今でも苦手かもしれません。
そもそも真似るとは?
真似ることは学びの第一歩だとわたしは思っています。
イラストなどだとまず、模写やトレースから始まりますよね。
どうにも『真似=パクリ』というような意見を見かけることも多く、なんでも『オリジナル』じゃないといけないんじゃないか?
そう思う方もいるかもしれません。
ただ、人間誰しも、何かから影響を受けずにはいられません。
真似るというのは、生み出すための第一歩であり、学ぶことに繋がっていくのです。
と、今のわたしの中では、真似るという行為は割と肯定的なのですが、以前はそうでもなかったです。割とオリジナルこそ至高!見たいな思考の時期はありました(笑)
自分の中のオリジナルを確立させるためにも、いろんな人の力や魅力、知識を真似て、学んで噛み砕いて、自分の力にすることってすごく大切なことだとようやくここ数年で気付くことができました。
オリジナルでないもの、何かに似ているものに対し否定的というか、なんとなく受け入れられないような…そういう余裕のなさがあったんですよね。
こういう思考は、当時のわたし自身の『人の意見を聞く姿勢』にも出ていたようで、素直に言われたことをやることがすごく大変でした。
もっとこっちの方がいいんじゃないか? 自分のやり方でやらせて欲しい。
頑固というより、我が強いというか…。
ただ、あるとき、真似をすること=学ぶことであるという説に触れることができ、そこから世界が一転しました。
自分の中のオリジナルを確立させるためにも、いろんな人の力や魅力、知識を真似て、学んで噛み砕いて、自分の力にすることってすごく大切なことだとようやくここ数年で気付くことができたのです。
なんでも基本の中の基本…基礎というものは存在します。
それを学ばずに、応用からスタートすることはなかなかしませんよね。
基礎をしっかりと学んで、応用して、最終的には自分の力。自分の型になっていく。そこから型破りなオリジナルが生まれてくるかもしれない。
真似るってすごく可能性を秘めた行為だったんです。
さて、真似るを受け入れることができたことでわたしにはいくつか変化がありました。
本を読んだときに『じゃあこれ、試してみようかな?』という、フットワークの軽さにも繋がっていきました。
そして、人の意見に耳を傾けることの大切さもそうですが、何よりの変化は人の魅力にも気づきやすくなったように思います。
キラキラしている人、素敵だと思える人というのはとても魅力的で、劣等感や卑屈さよりもその人から溢れている魅力を学ばせてもらって、吸収してみよう。
そんなふうに考えることができるようになっていったんです。
この思考の転換で、随分、生きやすくなったようにも思っています。
昔ほどの息苦しさや閉塞感は感じなくなったかな…と。
その人の良いところ、自分のダメなところを比較して、検証して、そこから学ぶ。
素敵な人から学んで、自分をアップデートしていく。
今では毎日が成長です。
世界は魅力のあるものと、魅力ある素敵な人で溢れているな、と。
真似ることを受け入れたら、そういう世界にも出会えました。