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45. 元氣の出るジュース


昨年の6月、『元氣の出るジュース』の存在を知った時、コアから
「これだ!」と響いた。
食品添加物天国なディストピアの食糧事情を思えば、より安全なものを‥
というのが自然な反応。
とはいえ、そこはセチガレェ世の中だから安全で美味しいものは、それなりに‥ねw
腸内環境を整えることにここ数年チャレンジするも、いまひとつ手応えが
薄くて何を足して何を引けば良いのかを考えていたところに飛び込んできたのが『元氣の出るジュース』だった。


早速、糀で仕込んだ。
自分にとって必須の場合のみ行動に移すのが早いという性質からして、これはビンゴ!なのだと確信し、ワクワクしながら毎朝、ボトルを逆さにして 攪拌すること三日、特に変化なし。
まぁ、真夏じゃないしぃ? 氣づけば一週間が経過していたが発酵が進んでいるようには見えない。
と、とりあえず十日だな。
二週間が過ぎても変化が見られず、蓋を開けて確認すると、極端にイヤな臭いがするわけでもないが発酵してるという印象でもなく、さすがに二週間は‥と、思いながらボトルを眺めていたらカビを発見し、失敗確定。
たいていの事に諦めの良いのが諸刃の剣的スペックなれど、響いたことへのロックオンっぷりは我ながら感心するほどだから諦めるはずもなく、即、 再挑戦。
糀がダメなら、そもそもが発酵してるんだから確実なんじゃね?と安易な
発想からタネをアップルビネガーサイダーに変えてみた。


三日‥ 一週間‥ さすがにデジャブじゃないことを祈り始めて十日。
ぉ? なんとなくアワアワしてきてないか?
さすが、アップルサイダーだ。

それよりも、底の方が淀んで‥‥二層になってきて‥ね?
発酵してるのか?
既に、試飲に勇氣を必要とするビジュアルと化していたので友資さんに確認してもらうべく画像を送ってみたところ、


うーん‥ 発酵じゃないと思います。
こんなのは見たことがありません。

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どうしても出来ないようならタネとなるジュースを送るとまで仰っていただいて、いざとなれば手には入るのだという安心感を得て更に挑戦するも、 やはり失敗に終わり、誰もが難なく栽培しているポトスの栽培すら失敗した自分らしい‥と、さすがにちょっと落ち込んで四度目の挑戦は見送ってしばらくしたら、友資さんとつながりのある成羽亭さんが元氣の出るジュース 作ったよ動画を上げているのを見て、やはりこれは必要だ!と再認。

成羽亭さんの動画を見てると実にシンプルに肩のチカラなんざまったく入ってないけど愛が満載なのが伝わって来るから、自分にはやはり愛が足りないのか‥? ぃゃ、自分を含めた全てが愛でしかないことは事實だから愛が足りないというのは、自分であって自分じゃない存在の戯言だ‥などと、色んなことを思いながら動画を見終えた結果、もう一度挑戦する氣になってきた。
基本、やる氣のない自分がやる氣になるってスゴイことなので、やはり自分にとって必要なアイテムなことは間違いないのだ。
ちょっと糀を多めに入れてみよう。

さすがに何度も失敗しているだけあって、3日目には、もう成功するとしか思えないような反応がボトルの中で起こっているのがわかった5日目、
よし!ペットボトルがパンパンになった。
確かめるべく、ボトルを少しずつ開栓してスッススーッとガスを小出しに
して暴発を回避。
ん!いいぞー☆
無事、全開。グラスに注いで味見を‥ 

うんめぇぇぇぇええええええ!


キャップをしようとボトルを見ると、アワアワが止まらずブクブクとボトル内を上昇し、次々と泡になって溢れるジュースに初老あたふたするしかないの図。
こっ、このままではせっかく育てたジュースがなくなってしまぅぅぅ!
と、あわててキャップを締めてボトルの外側を洗って冷蔵庫でクールダウンすると大人しくなってくれた。
出来立てを冷やさないで開封するとエライことになることを学んだ。

この後、もう1本作成して2本のボトルで1週間を切らすことなく頂けている、おかげさまで、冷夏の予報に反して酷暑甚だしかった今夏、外仕事から
半ば熱中症状態で帰宅するパートナーのオアシスとなってくれた。
はじめこそ、「アヤシイ‥いらない。」と言っていたが、さりげなく飲ませてみたらアヤシくないことがわかったどころが體が欲しちゃってるものだから、帰宅時の楽しみにさえなっているようで、「アイスコーヒーやジュースだとキンキンに冷えてないと美味しくないのに、これだとあんまり冷えてなくても飲めるんだよな~。」と言って顔をほころばせている。
娘夫婦が来た際に出してみたら「うまっ♪」「わっ!何これシュワシュワしてるけど炭酸じゃない。うまぃ!」と、いたって好評だった。

旨いだけじゃなくて、何より、朝いちばんに重曹とクエン酸で炭酸を飲み、
家事が一段落したらこのジュースを飲むと體が歓迎しているのを感じるから単に香りや味といったものを超えた旨さがあるのは確かだ。
砂糖依存のレベルが落ちた氣もするし、極端にお腹が空かなくなったのも
元氣のでるジュースのおかげなんじゃないかと感じている。

これから寒くなるにつれ、ジュースが完成するまでに時間がかかるようになるだろうから、場合によってはもう1本作ろうかと考えている。
良品と分かっていても、お値段によっては断念せざるを得ないこともあり、
そういった点でも、この元氣の出るジュースはお財布と體にやさしく、比較的継続しやすいものではないかと思う。

組み合わせ最強と思ったのが、パイン&ぶどうで、パイン&りんごのボトルよりもプシューッ感が強い。
意外だったのは柑橘系で、あくまでも主観だけれど想像を下回る味だった。
安定して酵母ジュースが作れるようになってきたころには、自分の中でジュースは生き物として存在していることに氣がついた。
酵母熟成期間は、冷蔵庫外にいるから起床すると「おはよー♪」と声をかけつつ、ボトルを逆さにして攪拌しながら今日のご機嫌はいかがですか?なんて聞いていたりする。(笑)
この感覚、ニャンコやワンコと暮らしている時の感覚に似ていて彼らがふと
恋しくなってしまったりもしたけど、それはそれで彼らとの思い出に浸る
幸せな時間にもなっている。

100%ジュースといえども添加物満載なこともある程度理解した上で、我が家には今必要なアイテム‥ぃゃ、家族になりつつある。

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