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長野・京都・大阪で使われる謎の『おてしょう』
stand fmパーソナリティー×Kindle出版サポートのサクラです。
皆さんは、「おてしょう」というものをご存じですか?
「おてしょう」というのは、お醤油を入れたりする小皿のことです。
私は子供の頃からこの言葉を知っていて、使っているのですが、ちょっと調べてみると、私の出身地の長野県の他に京都、大阪で使う言葉らしいです。
なぜ長野なのかChatGPTに聞いてみましたが、はっきりとした回答はありませんでした。
手元に塩を盛る皿、「お手塩」に由来するとも言われているようです。
さて、先日、林家つる子さんの落語会の枕でもこの話がありました。
つる子さんが、おかみさんに「つる子さん、おてしょう持ってきて」と言われ、「おてしょう、はて?」となったそうです。
まさか聞き返すわけに行かないと「はい」、と返事はしたものの、「おてしょう」とはなんぞや?周りを見回してみます。
おかみさんはいつも何にでも「お」をつける、「お座布団」「お車」なので、これは「テショー」に違いないと。
テショー、テショー、と探しますと、ひとつこれかなというものを見つけます。
それは「箱ティッシュ」でした。
「ティッシュ」「テシュー」「テショー」これだ!と思い、おかみさんにその箱ティッシュを持って行きます。
「おかみさん、おテショーお持ちしました」と。
もちろん、それではないので、「おてしょう」の説明をされることになるわけですが。
先日、飲み屋でも、その言葉を使われる人がいました。
お店の人もよく言われるのか、すぐに持って来られましたが、同席にいた人たちは皆知りませんでした。
お茶を「あがり」と言ったり、醤油を「ムラサキ」と言ったり、小皿を「おテショー」と粋に使う言葉のような気もしましたが、一部でしか使われていない方言なんですね。
今日もお聴きくださり有り難うございました。
(映像)Facebookライブアーカイブ ゲスト・松尾公輝さん
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