子どもはウソをつく
”子どもはウソをつく”
そんなこと分かっているよ、と皆様思うかもしれません。
確かに、宿題をやっていないのに“もうやった”とか“今日はない”とか
もう眠いのに、“ぜんぜん眠くない”と目をこすったり(笑)
かわいいウソをたくさんつきます
でもこんな場合はどうでしょう
大丈夫ではないのに “大丈夫だよ”
いじめられているのに “いじめられていない”
“なんにも困っていることや悩みなんてない”といいながら食事が摂れていないとか
“大学には行きたい”といいながら受験勉強に気持ちが向いていないなど
ことばとは限らず、言っていることと行動が伴っていないときもあり
こんなこともウソ(真実ではないこと)の内かもしれません
でも後者の場合は、本人がウソをついていてる、本当のことを語っていないという認識がない場合がほとんどです
つまり自分の気持ちをウソをついているんですよね
相談をうけていても、クライエントさんのこんな発言(真意はほかにある?)に気が付くときがあります
とりあえずは言葉通り受け止めておきますが、2,3質問を投げかけると
“本当はいっぱいいっぱいかも”とか“疲れているのかもしれませんね”と
初めて自分の思いや感情に気づかれることも多々です
ウソをつくのは子どもばかりではないですね(笑)
親御さんの相談にのっていると “子どもはこう言っています” と言葉を
額面通りに受け取って接している方が多いのですが、一度疑問を持つことも必要です。
ウソだと思って聴くのはよくないのですが、“何か変?”というような違和感に気づいたときは、よく観察することです
“もしかしたらこうなのかな?” “お母さんにはこう見えるけどそうではないんだね?”など
水を向けてあげることで、本当の気持ちに気づくことがあります
すぐに言葉にできなくても本人が認識することが第一歩です
家族のために心理学の知識を持ち、関わり方を学ぶとこんなことがスムーズにできるようになってきます
子育てに限らず、身近な人の気持ちに気づく、寄り添うヒントになりますよ