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【血液のヒミツ】吉野敏明先生が教える「血液って何?」驚きの働きと進化(前編)
皆さん、こんにちは!
突然ですが、「血液って何?」と聞かれたら、きちんと答えられますか?
「赤い液体で、酸素を運ぶんでしょ?」
…そう、それも正解!でも、実は血液の働きって、それだけじゃないんです。
今回は、YouTubeで大人気の吉野敏明先生の動画を参考に、「血液のホントの役割」を一緒に見ていきましょう!
実は、血液の定義や歴史を知ると、体の不調の原因が見えてくることもあるんですよ。
この記事は前編!じっくり、血液の不思議に迫っていきましょう!
知ってるようで知らない?血液の働き
血液って、私たちの体の中をぐるぐる回っている赤い液体ですよね。
吉野先生によると、血液の主な働きはこんな感じ。
酸素を体のすみずみまで運ぶ
栄養を届ける
いらなくなったもの(老廃物)を運び出す
バイキンやウイルスと戦う(免疫)
体温を調節する
ね?酸素を運ぶだけじゃないって、分かっていただけましたか?
特に、バイキンと戦ったり、体温を一定に保ったりするのも血液の大事なお仕事なんですって!
吉野先生が解説!これが「血液」の定義
吉野先生は、血液をこう定義しています。
血液とは、私たちの体の中を循環している液体の組織です。
…ちょっと難しいですね。
簡単に言うと、「体の中を流れている、液体でできた組織」ということ。
そして、この液体には、「血液」と「リンパ液」の2種類があるんですって。
吉野先生は、
「水でできているのが血液、油でできているのがリンパ液」
と、自動車のエンジンに例えて説明していました。水が冷却液で、油がオイル。なるほど、分かりやすい!
血液の中身は、「血漿(けっしょう)」という液体成分と、「血球(けっきゅう)」という個体成分に分けられます。
血漿: 血液の液体の部分。栄養や老廃物などが溶け込んでいます。
血球: 血液の中の細胞たち。
赤血球: 酸素を運ぶのが得意!
白血球: バイキンやウイルスと戦う!
血小板: ケガをした時に血を止める!
それぞれの役割、すごいですよね!
血液は「いつも同じ」を守る番人!
私たちの体って、いつも同じ状態を保とうとする力があるんです。これを「ホメオスタシス」って言うんですって(吉野先生、難しい言葉も教えてくれます!)。
例えば…
バイキンが入ってきたら、やっつけようとする!
暑くなったら、汗をかいて体温を下げようとする!
体にいらないものが溜まったら、外に出そうとする!
これ、全部ホメオスタシスの働き。そして、血液はこのホメオスタシスを支える、とっても重要な役割を担っているんです。
血液はどうやって生まれたの?進化の物語
吉野先生は、血液の歴史についても、興味深いお話をしてくれました。
私たち人間は、進化の過程で血液を獲得してきたんですって。
哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類、魚類…と進化してきて、みんな血液がありますよね。
でも、もっと昔の生き物、例えばホヤは、大人になると血液がなくなるんですって!
子どもの頃はオタマジャクシみたいに泳ぎ回るのに、大人になると岩にくっついて動かなくなるから、血液がいらなくなるんだとか。面白い!
クラゲやイソギンチャクには、血液はありません。
イカやタコは、私たちとは違う「ヘモシアニン」という青い色素で酸素を運んでいるんですって。
(イカのお刺身が少し青っぽく見えるのは、このせいだったんですね!)
そして、もっともっと昔、単細胞生物には、血管も血液もありませんでした。
だって、細胞ひとつで生きていたから、体の外から酸素を取り込んで、いらないものを出すだけでOKだったんです。
でも、体が大きくなって、動き回るようになると、酸素をたくさん運ぶ仕組みが必要になった。
そこで、血液が生まれたんですね。
ちなみに、エビやカニ、昆虫は、「血リンパ液」という、血液とリンパ液が混ざったようなものを持っています。
昆虫は、体の表面にある「気門」という穴から呼吸しているので、大きな体にはなれないんですって。
(昔、巨大な昆虫がいたのは、空気中の酸素が今よりずっと多かったから!)
まとめ
今回は、吉野敏明先生のYouTube動画から、「血液って何?」という疑問に答えてみました。
血液は、酸素を運ぶだけじゃなく、栄養を届けたり、バイキンと戦ったり、体温を調節したり、いろんな働きをしている!
血液は、私たちの体を「いつも同じ」に保つ、ホメオスタシスを支えている!
血液は、生き物の進化とともに、形や働きを変えてきた!
血液って、本当に奥が深いですね。
次回は、血液の病気や、私たちが避けるべき「4毒」(小麦粉、植物油、乳製品、甘いもの)との関係について、吉野先生の教えを見ていきましょう!お楽しみに!
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