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シフォンケーキが焼けない

 はいるです。今週は「今、言いたいことを、とにかく何でもいいから書く」というテーマだそうです。

 お菓子作りはギャンブル、と書いた。特にギャンブル性が高いのが「シフォンケーキ」である。わたしのシフォンケーキブームは過去に三回。2016年1月、2018年10月、そして今回である。2016年は産休で暇だったのもあり、週に1回以上焼いていた。

家にあるもので

 シフォンケーキは手軽で良い。卵こそ大量に消費するものの、あとは油と粉と砂糖と牛乳があれば出来る。ベーキングパウダーもバターも粉糖もアーモンドプードルも生クリームもクリームチーズもいらない。思いついたときに、卵さえあれば出来る。出来ればよい油使ったほうが美味しい(どれ見てもおすすめされてるのが「太白胡麻油」)

 最初に卵を卵黄と卵白に分け、卵白は冷やしておく。卵黄は砂糖、油、牛乳、粉を都度いれて混ぜる。冷やしておいた卵白を出し、砂糖を少しずつ入れながらメレンゲにして、卵黄と混ぜて焼く。マジで簡単!

難関ポイント

卵黄と卵白が混ざったら死ぬ
 卵白に少しでも卵黄が入ったらそれはもうシフォンケーキにはならない。白だしでも入れて卵焼きを焼いて寝ろ。

メレンゲはタイミング
 シフォンケーキはメレンゲが命。手動は不可能。必ずハンドミキサーを使う。卵白が切れて、あわあわになる。そのうちモコモコ膨らむが、そこでやめない。やめずに混ぜ続ける。段々ツヤツヤしてくる。ここでミキサーを持ち上げて、お辞儀するくらいの角を立てたらやめる。やりすぎると急にぼそぼそになったり、泡が死ぬ瞬間がくる。モコモコで満足せず、ぼそぼそ手前でやめる。一番難しいのがここ。

まじで温度
 卵白がミスっちゃうとまず膨らまないが、温度もミスっちゃうと膨らまない。うちの電気オーブンは火力が弱く、上ばかり温まるので、毎回毎回毎回底上げしてしまう(下図)

 底上げとは、文字通り、底が上がっちゃうこと。(シフォンケーキは型から出したらひっくり返すのが常なので、写真の上部分が底だったところ)底上げを防止しよう、と温度を上げると、天面が焦げる。これも天面が一部真っ黒になっている。

 焦げ防止のため、途中で出してアルミホイルをかける工夫も必要だが、一回オーブンを開けると庫内の温度がぐっと下がるので、手早く行わなければならない。

つまり一回もうまく焼けたことない

 お気づきの人もいると思うんですけど、「お菓子はギャンブル」とかいう割に、シフォンケーキについては、このオーブンでただの一度もうまく焼けたことがありません!!!!!!(20回くらい焼いてる)解決策として、小さい型や紙コップで焼く、みたいなのもあるけど、わたしはこの17cmの型で、美しいシフォンケーキが焼きたいんだ!!!!!!

 今年、バターカステラ4回焼いたんですけど、

 同じ手順で焼いて、ここまで仕上がりが違うの、面白すぎる。お菓子作りは奥が深い。2020年は、シフォンケーキを絶対に綺麗に焼けるようになりたい。今後もはいるのギャンブルを見守ってくださいね!

<参考レシピ>


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はいるとさちこの交換エッセイ
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