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㉚【ベトナムのAI市場】驚異的な成長率!その現状と未来予測、日本との比較から見る可能性とは?

みなさんこんにちは☔ 高橋淳也〈あつや〉と申します。
よろしくお願いします!
私は2023年8月に合同会社4bridgeを設立してベトナム/カンボジア/日本でビジネスのサポートや、ローカル目線に立った体験型のビジネス視察を行っています。

今回は、近年注目を集めているベトナムのAI市場について
その現状と未来予測、そして日本との比較を交えながら解説します。

ベトナムは、近年目覚ましい経済成長を遂げており、IT分野への投資も積極的に行われています。

その中でも、AI(人工知能)は特に注目されている分野の一つです。

①ベトナムのAI普及率:現状と展望

  • AI導入率: 2023年時点で、ベトナム企業のAI導入率は約30%と、東南アジア諸国の中でも高い水準です。

  • 政府の支援: ベトナム政府は、AI産業を国家戦略として位置付け、積極的に支援しています。

  • 豊富なIT人材:ベトナムは、若い世代を中心にITリテラシーの高い人材が豊富です。大学や専門学校ではAI関連の学科も増設され、質の高いエンジニアが育ちつつあります。
     ITエンジニアは約53万人、毎年約5万人のIT卒業生が輩出されています。

これらの要因から、ベトナムのAI市場は今後さらに拡大していくことが予想されます。

②ベトナムのAI市場規模:日本との比較

  • ベトナムのAI市場規模: 2023年には約20億ドルに達すると予測されています。

  • 日本のAI市場規模: 2023年には約2兆円に達すると予測されています。

日本のAI市場規模はベトナムの約10倍ですが、ベトナムのAI市場は、今後10年間で年平均30%以上の成長率が見込まれています。


③ベトナムのAI活用事例

ベトナムでは、すでに様々な分野でAIが活用されています。

  • 医療: AIによる画像診断、病気の予測、創薬など

  • 金融: AIによる不正検知、融資審査、顧客サービスなど

  • 製造: AIによる生産管理、品質管理、工程改善など

  • 農業: AIによる作物診断、収穫量予測、農作業の自動化など

ベトナム大手IT会社〈FPT〉
ベトナム中南部にあるビンディン省の省都クイニョン市にて「AIシティー」に向けた取り組みを行っていたりもします。
※参考資料
https://fptsoftware.jp/resource-center/blog/column/nikkei-xtech-special-10

④ベトナムAI市場の可能性

ベトナムのAI市場は、以下の点で大きな可能性を秘めていると考えられます。

  • 若い労働力: ベトナムは人口の約7割が35歳以下という若い国であり、IT人材も豊富です。
    ※①ベトナムのAI普及率:現状と展望にて記載

  • 経済成長: 高い経済成長率を維持しており、AI技術の導入による生産性向上やコスト削減が期待されています。

  • 政府の支援: AI産業への投資促進や規制緩和など、政府による積極的な支援策が実施されています。

特に政府の支援が結構熱くて
2030年までのAI研究や開発、応用に関する国家戦略が公布されています。
※参考リンク
https://spap.jst.go.jp/asean/news/240505/topic_na_02.html

⑤まとめ

ベトナムのAI市場は、政府の支援や豊富な人材を背景に
急速な成長を遂げています。

これらの要素が相まって、ベトナムのAI市場は今後ますます発展していくことが予想されます。

日本企業にとっても、ベトナムはAI技術の開発やビジネス展開において魅力的な市場と言えるでしょう!

本日もありがとうございました!



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