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結局、どんな人が買うべきなのか?★SONY ZV-E10を半年使ってみた感想★

こんにちは。たつや学長です。

僕は昨年末、SONY ZV-E10というvlogに最適!と言われたカメラを購入しました。

それまで、僕のYouTubeチャンネルでは、Macの内蔵カメラとGoPro Maxで撮影していましたw

でも、

やっぱり観てもらうことを考えたら、そりゃ画質がキレイな方がいいだろうとなって、お手頃で(カメラは追求すると果てしないことを知っていたので)使い勝手のいいカメラを探しました。

そこで行き着いたのが、

SONY ZV-E10

なんです。

購入の決め手

この時点で、僕はGoPro Maxというアクションカメラ(出張先など外での撮影で大活躍)とiPhone12 ProMacBook Proの内蔵カメラで撮影していました(撮影装備としてはかなり初心者でしょ?w)。

それぞれの特徴があって良いのだけれど、カメラを使い分けるということは、場面を選ぶということだし、そもそもデータ管理(編集の手間)が結構大変。

実際に、昨年末から年初にかけての神戸〜京都〜大阪〜沖縄〜北海道の移動で撮影した全データが壊れてしまったり。

直接的には、カメラの問題ではなく外付けのHDDが壊れたことが原因ですが、「後で分からなくならないように」と旅先で時間のない中、各メディアに記録したデータを移行している際に起きた"事故"なので、もしかしたらこういったことに「神経を遣わずに済ん」でいたら、避けられたのかもしれません(これについても別途レポートしますね)。

加えて、

「より快適に観てもらう」ことや「伝えたい情報を明確に伝える」と言った視点で考えると、足りない機能があることに気づいたんです。

そこから、僕の「自分にピッタリなカメラ探し」が始まりました。

で研究(?)の結果、
僕にとって重要なポイントは、次に挙げる6点に絞り込めたんです

  1. 背景のボケ感

  2. 撮影しながら画面を見ることができる

  3. 価格

  4. 画像のキレイさ(画素数)

  5. 手ぶれ補正性能

  6. 簡単な操作性

です。

順番に説明しますね。

1. 背景のボケ感

背景がボケてくれると、撮影主体(例えば自分)が浮かび上がって、映像としてとてもキレイでインパクトが出ます。観ている人も主体の(言語、非言語の)メッセージを受け取りやすくなります。

じゃ、これをPC内蔵カメラやGoProでできるか?というと、Noです。

ちなみにGoProシリーズは、アクションカメラというジャンルのカメラで、海の中、登山、スキー、サーフィンなど、普通のカメラでは撮れないダイナミックな映像をキャッチすることを目的にしているので、背景をぼかさず撮る方が迫力がでるわけです。

ちなみにZV-E10では、「背景ボケ専用ボタン」でワンプッシュで切り替えることができます。

※GoPro Maxについては、また別途レビューしますね
※iPhone12 Proまでは静止画のみ可能で動画ではできませんでしたが、13Pro MAXでは動画でも背景をボカすことができるようになりました


2. 撮影しながら画面を見ることができる

何言ってるの?と思う方もいるかもしれないけど、自撮りしている時って、モニターで自分がどんなふうに映ってるか観たいよね?

でも、液晶画面が固定されていては、自撮りの時に自分を見ることはできません。

全モデルのZV-1 でも、僕が購入した後継機のZV-E10でもバリアングルモニターが採用されています。

3. 価格

SONY ZV-E10は、キットレンズ込みで約9万円。本体だけなら7万円台で買える(市況による)。

これが高いのか安いのかを同程度の画素数(2400万画素)の他社カメラと比較してみましょう。

一眼ミラーレスカメラとの比較


  1. フルサイズセンサー:SONYα7S IIIなどは、本体だけで40万円以上する。つまり4倍以上。

SONYα7S III
  1. APS-Cセンサー(本体のみ)

大体同じくらいの画素数を出せるマイクロフォーサイスカメラを挙げてみました。

  • ニコンD500@20万円前後(2088万画素)

ニコンD500
  • キャノンEOS90D@15万円前後(約3250万画素)

キャノンEOS90D
  • キャノンEOS Kiss X10i@10万円前後(2580万画素)

キャノンEOS Kiss X10i
    • Panasonic LUMIX G9 PRO@12万円前後(2177万画素)

Panasonic LUMIX G9 PRO



4Kビデオカメラとの比較

  • Panasonic 4Kビデオカメラ HC-VX992M@8万円前後(829万画素)


  • SONY 4K対応ビデオカメラ FDR-AX45@10万円前後(829万画素)


4. 画像のキレイさ

僕は「そもそもビデオカメラでいいじゃん」とも思っていました。

なにしろ、扱いに慣れてるし、操作や設定も簡単。それに価格も7,8万円(Panasonic 4Kビデオカメラ HC-VX992M、市況による)で買える。

だから、「それ」も選択肢の一つであることに変わりはない。

ただ、以下の2つを考えるのであれば、やっぱり一眼ミラーレスカメラ(例えば、Sony ZV-E10など)に軍配が上がりますね。

【ポイント1】
どうせなら、動画だけでなく写真も撮りたいという人。

【ポイント2】
テレビも有機ELで4Kは当たり前、8Kがドンドン普及しつつある今日この頃。画質のキレイさは(一旦キレイなものを知ったら)、もう後戻りできませんw 今更、アナログ放送の画面は見るに堪えないでしょ?

  • 4K(3840 × 2160)

  • フルHD(1920 × 1080)

  • HD(1280 × 720)


ZV-E10の作例



SONY 4K対応ビデオカメラ FDR-AX45

有効画素数:829万画素

Panasonic 4Kビデオカメラ HC-VX992M
有効画素数:829万画素

SONY ZV-E10
有効画素数:約2420万画素

こうやって比べると、4Kビデオカムの約3倍の画素数と言うことがわかる。

ちなみに、フルサイズセンサーカメラの方がAPS-Cカメラ(ZV-E10)より画質がいい理屈としては、センサーサイズの大きさの差からくる。光をより多く取り込めれば、それだけ情報量多くなり、ゆえにより美しい映像を残せるわけ。

以下の図を参考にしてほしい。

出典:GOODPASS MAGAZINE

ただ、何度も言うように、初心者にとってコスパを考えると、APS-Cで練習をしつつ本格的な映像撮影を楽しむのが最優先かと僕は思うんです。


5. 手ぶれ補正性能

スタンダードとアクティブがあります。

※詳しくは動画でレビューしていますので、そちらをどうぞ。

アクティブ補正の主なデメリットは、画角。かなりクロップ(大きくなる)されるので、自撮りにはちょっときつい(画面に自分の顔が大写しになるw)。

動画レビューの様子はこちら
https://youtu.be/Wk_6Dq8wBMc




6. 簡単な操作性

旅行や散歩の時に写真や動画を撮影する時って、ロケハンしたりリハしたりしないよね?「あ!いいな」と思った瞬間に撮ることが大事だと思うんです。

そう考えると、撮影の際に複雑な設定を要されたり、事前設定が必要だったり、複雑な扱いが要求されるカメラはタイミングを逸しちゃうし、そもそも、カメラを持って外で出ること自体が億劫になっちゃう可能性もある。

そうなっては本末転倒。

だから、直感的に設定したり、操作できることって僕は重要じゃないかと思うんですよね。

まとめ


で、結局どんな人が、SONY ZV-E10の購入を検討したら良さそうか?なんだけど、もしあなたが以下の何かに当てはまるなら、購入を検討しても良いのではないでしょうか?



  1. ちょっとvlogでもやってみようかな〜と思ってる人

    • 「続くかどうかわからないから取り敢えず安いので良いや」と4、5万円のカメラを買っても、続けるうちに画質や操作性が気になってくる

    • で、新たなカメラを購入すると余計な出費がかかっちゃう

    • 画質が一定以上の(良い)カメラを使ってると、テンションが上がり、継続しやすくなる

  2. 家族や仲間、ペットの動画や写真を撮りたい人

    • ちょっとした外出、旅行、家族や仲間との集まりのときの写真や動画を撮るのに、大袈裟な装備は持ち出すのがちょっと億劫になる。だから、いつも使っているカバンに収納できる大きさと重さは結構重要。

    • それに「その瞬間」を逃さないためには、カメラの軽さや簡単な操作性は必須。

  3. 写真(静止画)も撮りたい人

    • レンズを替えることができるので、マクロレンズ(接写用)や望遠レンズを後で購入すれば、かなり本格的な表現をすることができる

    • ゆくゆく交換用レンズを購入すれば、幅を持たせた撮影表現ができるというオプションを手にできる

  4. 外での撮影もしたい人

    • 正直、アクションカメラには劣る。けど、カメラ内の手ぶれ補正機能はそこそこ優れているので、意識しながら歩けば、動画撮影も問題ない(SONYのカメラであれば、ソフトウェアで補正することも可能)

    • さらに物理的な方法で、本格的な「ぬるっと(揺れのないスムースな)」した映像を撮りたいのであれば、このカメラをスタビライザー(ジンバル)に載せれば問題解決(※スタビライザーについては後日レビューしますね)

ご参考

Sony ZV-E10

  1. 2021年7月27日に発表されたソニーののレンズ交換式カメラ

  2. APS-Cサイズ(23.5×15.6mm)

    • センサーサイズが約3倍に大型化したので、ボケ表現や階調表現、高感度性能など、画質が大幅に向上

    • 幅9.7mm、高さ4.2mm、厚み1.3mm、質量が32g、ZV-1より大きく重くなった

  3. USB Type-Cを採用(ZV-1はmicroUSB)、4K動画を約2.4倍の情報量からオーバーサンプリング(ZV-1は約1.7倍)、像面位相差AFセンサーが425点(ZV-1は315点)

  4. ズーム:

    • 全画素超解像: 静止画&動画で最大約2倍

    • デジタル: 静止画で最大8倍 動画で最大約4倍

ZV-1

  1. 2020年6月19日、ホワイトは11月20日にそれぞれ発売

  2. 1.0型サイズ(13.2×8.8mm)のセンサーを搭載

  3. microUSBを採用、4K動画を約1.7倍の情報量からオーバーサンプリング、像面位相差AFセンサーが315点

  4. 連写が最大約24コマ/秒(ZV-E10は約11コマ/秒)、スローモーション動画がフルHDで960fps(ZV-E10は120fps)

  5. ズーム:光学約2.7倍、デジタル11倍

  6. 最短撮影距離: 5cm(ワイド端)、30cm(テレ端)


2021年に発売され、話題になりました。前年に発売されたZV-1との大きな改善点は(1)センサーサイズ、(2)レンズ交換可能などが挙げられるでしょう。

とても話題になったZV-E10ですが、サプライチェーン問題で半導体不足が原因して、商品の供給が不安定になっています。

せっかく注文しても、いつ手元に届くかわからない状態は、現在(22年5月現在)も続いているようです。

  1. ZV-1の後継機として改良された点

    • レンズを交換できる=撮影の幅が広がる

    • センサーサイズが大きくなった

  2. 特徴

    1. APS-Cセンサー(フルサイズより小さい)

      • カメラはセンサーで光(=映像)を取り込む

      • 故にセンサーは大きい方が画質が良い

    2. 軽い、可愛い

      1. 気軽に持ち出せるのは正義(と僕は思う)

      2. ポートレートの場合は、威圧感が少ないので、自然な表情を引き出しやすい(とみんな言う)

    3. 手ぶれ補正が効く→vlogで自撮りするには有難い

      1. Off

      2. スタンダード

        • あんまり補正が効かないか?

      3. アクティブ

        • ただ、画角が1.2倍?くらいになっちゃう

    4. バリアングル液晶モニター(これはZV-1から引き続き)

    5. もふもふ(ウィンドスクリーン)がついている

    6. パンケーキレンズ(標準搭載)だとズームができる

    7. 美肌モードをワンボタンで

    8. 背景ぼけモードをワンボタンで

記事内で触れたガジェット


たつや学長のちゃんねる(YouTube)

「当てはまる人はこれ一択!購入して半年目のレビュー」
https://youtu.be/Wk_6Dq8wBMc

このカメラについては、すでにたくさんの専門家が説明してくれていますので、初心者の視点で(初心者にもわかりやすく)オモシロおかしく(?)レビューしています。よければ観てくださいね。


今日もハッピーホルモン大放出!

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