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めっちゃどうでもええ話(僕の90年代)

この記事を書く時に、イエママ(yes,mama ok?)の歌詞について書くならスカート澤部氏の言葉は必須だろう、と思い、ネットでいろいろ記事を探していた。
僕がスカートを聴くようになったきっかけが確か、イエママについて澤部氏が書いてた文章を読んだからで(それまでスカートを知らなかった)、たぶんブログ(幻燈日記帳)に「僕はイエママを参考にして歌詞を書いてる」的な文章があった記憶があるんだけど、それはもう見つけられなかった。記憶違いだったらごめんなさい。
まぁでも師弟関係的なところは間違いなくあって、ネットを彷徨いながら二人の対談とか、いろいろ面白い文章が見つかったりした。結局上の記事には一切反映できなかったけど。
(歌詞について書くのに歌詞そのもの以外の文献をひいてくるのって難しい。どうしても曲込みでの「楽曲」批評を引用することになるから、そうすると歌詞だけを語りたいという意図にうまく合わず…。まぁ僕の構成力がないのだけれど)

で、そんな中で金剛地氏が、メジャーデビュー後CDが売れなかったという話をしている記事があって、そこに

でも京都ではバカ売れしたんですよ。出すアルバムみなドメスティック・チャートで1位になりました。おかしな街です(笑)。
※関東弁護士連合会(!)のページにあるインタビューより

とあった。
そう、京都! 俺も京都で買った!
僕はその頃京都で腐れ大学生(©️森見登美彦)をしていて、河原町のBALビルの地下にあったVirginRecordに入り浸ってて、コロムビアでメジャーデビューしたイエママの『コーヒーカップ〜』からのマキシシングル3枚連続リリース(3ヶ月連続と記憶してたけどwiki見たら2ヶ月おきでした)も、その後のアルバム『modern living』も、全部そこで買ったのだった。
梅田茶屋町のLOFT最上階のWAVEと、京都のvirginは、僕の音楽の趣味のほぼ全てを形作ったお店で、あの頃は店頭POPに書かれた店員さんのおすすめメッセージを熟読しては食費を削ってCDを買ったりしていたのだ(中古CDも買ったけど。著作権者の方々すみません)。

で、イエママの記念すべきメジャーデビューCD『コーヒーカップでランデヴーって最高よ』についていた、京都Virgin店員さんおすすめ文が

金剛地さんのヨーデルも聴けるよ!

だったことは今でも忘れられない(4曲めの『TRIANGLE』で確かに聴ける)。
あれは何だったんだろう。
内輪ウケ的な何かだったのかもしれないが、何しろそれで京都ではイエママが売れたのだから、あのPOPは正しかったのだ。たぶん。
少なくとも僕はとても感謝している(ヨーデルに惹かれて買ったわけじゃないけど)。イエママをめちゃ推しして僕と出会わせてくれたあの頃のVirginに。
あれも90年代的なノリっていうやつだったのかなぁと懐かしく思い出したという、ただそれだけの話でした。

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