自宅で光脱毛とかしてみた
女性もすなる「脱毛」といふものを、僕もしてみむとて
と、いうわけで、昨年秋ぐらいにお世話になっている美容院の美容師さんからお勧めされて、光脱毛器というものを買ってみた。
秋に紹介されたけど、購入したのは年末。ギリギリまで迷ってたんだよぅ。
結果として、買って良かったと思う。2020年のベストバイのひとつと言ってもいいくらい良かった。キャンプの記事なんて書いてる場合ではなかった。昨年時点でこの記事を作るべきだったのだ。
まだ使い始めて一ヶ月程度ではあるがどういう感じなのか、また、これを書いた数ヶ月後の未来に読み返した際にどんな感じだったのかの備忘録を残しておきたい。
なぜ脱毛したいと思ったのか
単純な話だけれども、鼻から下の毛、邪魔だなというそのまんまな理由だ。
僕自身としては、決して体毛が多い部類ではないものの、いろいろと中途半端な生え方をするようで、それでいながらも一本一本の毛が硬めという「なんちゃって剛毛」な部類に入ると思われる。
なので、カッコよく髭を整えようにも、口周りに中途半端にまばらに生えるので、いまいちカッコつかない。しかし妙に硬くて黒いので、肌とのコントラストが非常に醜く、3日に1回は剃らないとやってられない程度ではある。
胸毛がないのはまだ救いがあるが、ギャランドゥはまぁまぁある。すっげぇある! ならまだ諦めもつくが、これまた中途半端で、「それなりにギャランドゥがある」程度なのでやはりみっともないというか、なんのために生えてるのかいまいちわからない微妙な位置の毛としか言いようがなく、全身をおいてもこの中途半端さにイライラするという始末だ。
思い切り剛毛で生えまくってくれれば、まだ早期に剃るなり別の脱毛方法を考えるなりしていただろうが、中途半端に中途半端を重ねた毛量故に、もうすぐ41になろうこのタイミングになってようやく決意を新たにした程度のこの間の悪さ。
正直、この段階で僕が無駄毛を残す理由なんて将来的にキモ男役としてAVに出るためには必要かくらいしかないので、いっそない方が清々しい。ついでに言えばもうアンダーもいらない。アンダーが必要な理由なんて、もはや子供と一緒にお風呂に入った時に「とーちゃんのマンモスだー!」用途しかないので、徐々に減らす方向に持っていきたい。
そして辛い時、苦しい時が来ても「俺…今はこんな苦しいけど、下の毛トゥルットゥルやからな!」と鼓舞することができるような気がする。全ての悩みを脱毛の一点突破で解決できそうな気がする。
そんな理由で僕は脱毛の道を歩むことになったのであった。
仮にこの記事が人目に触れ「男なのに脱毛とかwwww」とか囁かれたとて、きっと僕はいつか気にしなくなるだろう。だって、その時には貴様らはモッサモサだが僕はトゥルットゥルなんだしな!
購入したのはこちら
僕はちょっとした伝手でサロン向けのfor salonモデルを譲ってもらったのだけど、ネットで探すならこれが同出力らしい(for salonモデルは追加でスキンケア機能がついている)
他社製品でもいいのがたくさんあるけど、ヤーマンのこれは60万発のフラッシュが可能で、カートリッジの交換がほぼ不要なのが魅力的。
美容師さん曰く、光脱毛と言えばヤーマンらしい。回し者かな?
で、早速レビューと行きたいところだけど、その前に光脱毛の基本的なことを書いておくとする。
かなり端折った説明なので、詳しくはそれぞれで調べて欲しいのだけど、まず光脱毛≠永久脱毛であるということ。これはレーザー脱毛みたいに一気に毛根を焼き切るものではなく、特殊なフラッシュを当てて徐々に毛根を弱らせる効果を期待するもので、処置をやめてしばらくすると、また毛根は復活する可能性が高い。
次に、直ちに効果が出るものではないということ。数ヶ月かけて処置をするため、効果が目に見えて分かってくるまでに結構時間がかかる。また、同一箇所に連続使用は肌への負担大なので、一部を除いて一度の使用おきに2週間程度のスパンをおかなければならない。これを繰り返して徐々に効果を発揮していくものだと理解すべし。
最後に、基本的に産毛や白髪には効果がないということ。フラッシュは黒に反応して発光するので、黒と認識できない細い産毛や白髪に対してはアプローチできない。白髪はともかく、産毛まで処理したいという場合は別の方法が必要になる。最近は出来る機種もあるみたいだけれども、美容のプロがヤーマンがいいというのでヤーマンでいいのだ。もう僕もすっかり回し者だ。
使ってみようとした
本来ならいきなり全身を! といきたいところだが、脱毛ヴァージンのこの僕なので、当然めちゃくちゃビビる。今となっては杞憂だが、購入してから最初の3日くらいは説明書とか使用動画とかレビューサイトとかずっと目を通していたような気がする。
そしてついに、やるぞ! と決めたのだけど、まだまだスタートはできぬ。
なぜなら、他の脱毛は知らんが、光脱毛はまず先に下処理として、機器を使用する場所をきれいにしておかなければならないからだ。そのために用意しておきたいものとして
・シェーバー
・剃毛用のアクアジェルなど
・保湿液(化粧水)
・肌を冷やすもの(冷やせればなんでもいい)
あたりは別途用意しておきたい。シェービングの時点で肌にダメージ与えるのはもちろんだけど、熱量を持ったフラッシュを直に皮膚に当てるため、肌へのダメージは避けられず、保湿のために化粧水を持っておいた方がいいとのこと。
今は男性用化粧水なんかも豊富に出回ってるいい時代よね。スキンケアは大事。
また、処置をする前に事前にある程度肌を冷やしておいた方が効果がいいらしいので、可能なら用意しておこうねとのこと。
とは言え、全身はまだ怖いのでとりあえずは髭だ。髭をなんとかするのが急務ということで、全身をしないのであれば、髭剃りとシェービングクリームがあればとりあえずは善しとする。
使ってみた
レイボーテRフラッシュPLUSの場合、大まかには4種類のモードがある。
それが
1.BODYモード レベル1〜5+オートモード
2.FACEモード レベル1〜5+オートモード
3.スポット(シングル)BODYモード レベル1〜5
4.スポット(シングル)FACEモード レベル1〜5
1、2と3、4は出力自体は同じなのだが、1、2の場合は専用のローラーがついており、例えば脛や腕に処置を施す場合、ローラーを利用して機器を滑らせていくだけで「パチンパチン」音と光を放ちながらフラッシュを当てていく機能になっている。
この機能のおかげで、ローラーが転がせる範囲内であれば一箇所1分以内で処置が終わる。
逆に、3、4のスポットモードの場合、フラッシュを当てたい場所を狙い撃ちする機能となっており、ローラーを使えない狭い部位(顎やワキ)に対して一発ずつフラッシュを当てることができる。
BODYモードとFACEモードは、まぁ読んで字の如し。身体はBODY、顔だけはFACEモードにしてねというだけの話。顔はデリケートな部分でもあるので、BODYに比べて出力が抑えめにしてあり、公式としては、顔にはBODYモードは使うな。使うなら自己責任な! ということになっているので、それに従っておこう。
レベルというのは出力レベルのことで、1だと弱く、5だと強い。そのまんま。
オートが使える場合は、機器を肌に当てることで自動的に出力レベルを判別してくれるので、とりあえずはこれに設定しておけば安心。
ただし、アタッチメントの種類などではオートがないので、この場合は自分でちょっとずつ確認していった方がいいかもしれない。
ちなみに僕の友人が使ってみたいということで貸し出したのだが、初回から顎にBODYモードレベル5をぶちかましてきた強者的なことをしておった。
自己責任で片付けられるならいいけど、本人曰く「一回の使用でかなり効果が見られた」とのことで、とにかくスピード勝負したい人はおすすめはしないけど自己責任でどうぞ。
効果のほどは?
そんなこんなで使い始めて一ヶ月程度。まずは集中的に髭周りを処置している。あと、脛とワキも開始したのだが、こちらは2週間に1回ペースなのでまだ全然ログが取れてない。なので、これは今後の報告ってことで、まずは髭。
使用は3日に1回。連携アプリを使えば、使用タイミングでiPhoneに通知が来るので特に日付を覚えておく必要はなし。使用日ログも取れるので、いつ使ったのかの管理がすごい楽。
初期はFACEモードの3使用。1月中旬あたりから5に変更。
効果が出るには時間がかかるとは聞いていたので、まぁすぐにはわからないだろうと覚悟はしてたのだけど、最初の1〜2週間くらいはびっくりするくらい効果がわからない。
相変わらず髭剃り翌日にはすでに髭が皮膚を突き出してるし、触った感じもざらざらする。硬さも全然変わったように思えない。もしかして、俺っち無駄な買い物をしてしまったのでは…? 疑惑が首をもたげてくる。
…が、1月中旬あたりになると少しずつ変化が見られるようになり、まずは剃った翌日。髭が皮膚を突き出していないように思える。いつもの感覚よりツルツル感がある。硬さは変わらず。
1月15日の時点で、そこそこ変化が見られるようになる。
3日経っても、そこまで顎が黒くならない。いつもなら2ミリくらいになっている髭が、1ミリにもなっていないような気がする。
何より、髭を剃った直後のツルツル感が全然違う。鏡を見れば相変わらず髭のあった部分が青く見えはするのだが、髭に「皮膚付き破ったるぞ!」という気概が感じられない。
そして1月21〜24にもなると1日半程度は顎がツルツルの状態を維持し始めるようになってきてる(気がする)。それが現在の状態。
もしかして、効果があるのでは? ということをTwitterで呟いてみたら、思いの外質問があったので、この記事を書くに至ったのであった。
そんなこんなで、とにかく続けてみることが大事だなーと思いつつ、まずはこんな感じで、次また面白い変化があればそのことを残してみたいと思うってことで、とにかく光脱毛はいいぞ という記事でございましたよ。
以下は付録みたいなもの。
痛みはあるか?
一番聞かれたのは「痛くないか?」ってことで、他の脱毛のことを知らんのでなんとも言えないが、少なくともレイボーテRに限って言えば「出力をちゃんと合わせてやれば痛くない」と答えるようにしている。
というのも、人の肌質によるという前提をつけるとして、BODYにしてもFACEにしても、レベル1だと痛みどころか、光ったことくらいしか感じない。2で針を一瞬だけチョンと触れた程度。
3になると、肌が弱い部位は若干ピリっとくる。これでも感じない人は感じないかもしれない。敏感肌だと、針が触れたな? 程度の刺激を感じると思う。あとちょっと熱を感じ始める。痛いというより、ちょっと熱めのお湯に一瞬触れたような感覚に近いかもしれない。
4〜5は部位によっては結構来る。少なくとも、ワキは痛い! ヤバイ! とかはないけど、ンフ! とはなる。擬音でしか伝えられんすまん。痛いというより鋭い熱さみたいな感じ…かな?
耐えられない痛みではないけど、この刺激が嫌という人は確実にいると思うので、怖い人はオートモードか、最大出力は3程度に留めておいた方がいいと思う。
あと、出力が強いほど後になって肌が軽い日焼けみたいな感じでヒリヒリする場合があるので、処置が終わったらできるだけ早々に化粧水などで保湿しておくことが大事。処置が終わって10分後とかに軽くヒリヒリする場合があるので、痛みは感じなかったから大丈夫か などとは思わず、程度問わずで処置後は保湿しておくことをお勧めしたい。
サロンより安いとは言え高い
ヤーマンのそこそこの機種を選ぶと平気で5万円くらいするわけで、やっぱり高いものは高い。
サロンの場合だと、(聞いた話では)5回くらい通って5〜10万くらいらしく、ちゃんとしたサロン業務用機器で処置を施してくれるため効果は高くしかも早いため、ワンポイントで処理をしたい場合であればサロンの方がお手軽かも。
いやいや、ワイは時間かかってもいいから全身くまなく脱毛したいんや! という場合であれば選択肢としてはありと思う。効果がないわけじゃないし、一度払ってしまえば壊れない限りは半永続的に使えるので、例えば家族と共用したいとか、人に脱毛してることを知られたくないとかの場合はいいんじゃないかと思う。これで機器代10万20万とかだったら流石に二の足踏んだだろうなぁ。
(ほぼ)全身使えます
割と聞かれるのは、僕が髭脱毛メインで話をするからってのもあるのだけど、他の部位で使えるかどうかってところで、最初に紹介したヤーマンのレイボーテRの場合であれば、鼻から上とVIOのIO以外は全身使える。
顎、ほっぺた、腕、足、腹、ワキ、ギャランドゥ、VゾーンまではOK。
IOについては非推奨。まぁ処置を施してくれるパートナーがいて、頑張ってみれば使えるかもしれないな? 程度なので、パートナーに自分のケツ毛を晒す根性があるなら試してみてもいいかもしれない。
ちなみに僕はそんな勇気はない。
苦労したこと
初回利用時、まずは処置を施したい場所を綺麗にしなければならず、シェーバーなりカミソリなり使って無駄毛を処理しなければならない。光脱毛は毛根に対してフラッシュでアプローチをかけるため、抜いたり溶かしたりするのはNG。剃るのが重要。
…なのだけれども、男の子故にすね毛とか放置状態のままってケース多いだろうし、ワキなんてそりゃもうモッサモサというケースの方が多いと思うのだけど、これ全部剃らないとならない。
毛が伸びているとシェーバーが毛詰まり起こしたり、カミソリの切れ味が著しく悪くなったりと、地味に時間がかかる。
あと、個人的にはワキがめちゃくちゃ苦労した。右利きなので左ワキは余裕なのだが、利き手側になる右ワキについては左手で処理しなければならず、これが大苦戦の元。いまだに綺麗に剃り上げることできないのだけれども、これなんかコツあるんすかね?
で、処理した後なんだけど、とにかくカミソリ負けしまして、保湿液全身に浴びるくらいJavaJavaかけないとかなりHiriHiriする。これまで数十年放置していた箇所でもあるので、最初は結構きつかったなー。それに加えて、俺、なにやってんだろ…っていう虚無感との戦いとか。
初回の処理を乗り越えると、あとは早くフラッシュ当てたいぜ! って気持ちになれるのだけど、ここのハードルが案外高いので注意されたし。
こんなご時世なのでサロンに行けないけど脱毛は興味がある人へ
初期投資としては決して安いとは言えないけど、サロンに行くのは難しいが脱毛にトライしてみたいという場合、自宅光脱毛も選択肢としてはありではないか? ということを伝えたい。
自力でしなきゃならないので、プロの手による某というのは期待できないが、機器の扱いも続ければ慣れてくるし、自分が思ってたよりは効果が期待できそうだし、事実髭の処理がかなり楽になりそうだしで、個人的には非常に素晴らしい結果になってきていると思う。
まだまだ全身トゥルットゥル計画には程遠いが、地道に続けてコロナが明けた世界と同時にトゥルトゥルmasakiさんの誕生も大いに期待したいのであった。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?