第2段階 5時間目
前回の教習から1日空けたこの日は快晴だ。
この日も最低2時間は乗るつもりで来た。
ここで2時間乗れて、明日も2時間乗れると週末に卒検を受けることが出来る。焦らずじっくりと!そう思っていたのですが、残りの教習も減って来て、混雑するGW前に卒業出来ればいいなと思った。
6時間目はセット教習。シミュレーターが1時間、学科が1時間という1コマ2時間の授業だ。
つまりこの日は、時間にして約3時間ほど教習を受けることになる。
5時間目は、N先生だ。
思い返せば、1段階目にこの先生に急制動を先行して教えて頂いた。
そのおかげで急制動は、今のところ苦にしていない。
教習所に来る前は一番やっかいだと思っていた急制動。
まだ40㎞での急制動はやっていない。
一応、自主練習では40㎞近くでの急制動も試してはいた。
ただ、自主練習で転倒すると先生方に迷惑がかかるので、しっかりとした指導を受けるまでは40㎞での急制動はやらないようにしていた。
二輪専用コースで急制動を行う前に、コース外周で40㎞を出す練習を最初に行った。長めの直線で40㎞に到達したら速度を緩めカーブを曲がって停止。
停止した直線は短いので次のカーブを曲がってすぐに停止。そこから加速して40㎞に到達したら速度を緩めてカーブを曲がって停止というのを数回繰り返して、それから二輪専用コースへ。
先生から、ブレーキ開始位置に合わせて40㎞に到達するのではなく、その手前で40㎞に到達して、ブレーキ開始位置前にはアクセルを戻していることが望ましく、ブレーキ開始位置ではブレーキを開始することに専念できるようにして欲しいという説明を受けた。
まず最初の数本は、停止位置を気にしないで40㎞を出すことを意識して下さいと。
この辺は少し自分の中でシミュレーションしていた。
40㎞近くまで速度を上げて自主練習していたときも、そのイメージで練習していた。
30㎞では全然問題なく出来ていた。
たぶん40㎞のスピードに慣れれば出来るだろう。
まずは最初の数本、先生のアドバイス通りに無理せずやろう。
1本目。
11mの停止線は意識しつつもロックだけは絶対にしないように優しめに停止。11mを僅かにはみ出た。
これでこれくらいしかはみ出ないのであれば、もう少し握れば大丈夫だな。
2本目
11mの停止線より前で停止できた。
先生が「うん、いいですね。その調子で少し繰り返して下さい」
その後、数回繰り返して8mと11mの中間くらいで安定して停止出来た。
先生が一回見本を見せますねと言って見せてくれた。
8mで停止する!
先生が「しっかりやれば8mでも止まれるんですよ!」
ちょっと感動した(笑)
別に8mは目指さなくてもいいですからね!
そう言われたが、自分でもまだ余裕があるなと思っていたので一度試してみた。8mラインを守れなかったけど、8mラインを少しはみ出たくらいで止まれた。
次に逆に14mラインで止まってみてください。
狙った位置で止まることが狙いです。
なるほど、本来停止は狙った位置で止まることが基本だ。
急制動も、とにかく早く止まらないと!そう思ってしまうが、国が研究機関と相談して決めた安全に止まれる距離が40㎞は11m。
そう考えると、過剰に怖がるから逆に焦ったりビビったりして失敗するのかな。
14mラインで止まるのが逆に難しかった。12mくらいで止まってしまった。
あまりやるとせっかくの11m停止リズムが狂っても嫌なので、この練習は終わりにしましょうと先生が言って、11m停止をこの後少し繰り返した。
最後にみきわめコースを練習して終了。
次の時間はセット教習だ。