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Replit Agentでデプロイせずに他者と共有する方法
開発中のアプリを本番環境にデプロイせずに他者に見せる方法を紹介します。初心者でも簡単にできるので、試してみてください。他者との間でのちょっとした動作確認であれば役立つかも知れません。本番環境にデプロイするのはお金かかりそうで怖いですものね。
1. Webviewでライブプレビューを他者に見せる
まずは、アプリを実際に動かしている状態を他者に見せる方法です。Replitの「Webview」機能を使うことで、開発中のアプリがどう動いているのか、リアルタイムで見せることができます。この方法なら、コードの内容を理解していない人にもアプリの実行状態を簡単に見てもらうことができます。
手順
Replitで作業しているプロジェクトを開きます。
画面上部真ん中の「▶Run」ボタンをクリックして、アプリを実行します。
アプリが実行されると、「▶Run」ボタン下にWebviewでライブプレビューが表示されます。
画像1の赤で囲った箇所、{…}.replit.dev と表示されている緑色のところをクリックします。
画像2が現れるので、緑色の字のところのURLをコピーして、それをLINEなりメールなりで他の人に送ることができ、それで他者に見ていただくことが可能となります。最後の方が replit.dev で終わるURLのことです。
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別の切り口での解説も記しておきますね。
Every Replit project can be accessed live while your project is running.
— Replit ⠕ (@Replit) January 20, 2025
That means you can preview your projects on multiple devices, in real time.
We're making that easier—the webview now includes a handy QR code, so you can check your app on your phone as you build. pic.twitter.com/5v5BytzpLp
すべてのReplitプロジェクトは、実行中であればリアルタイムでアクセスできます。
つまり、複数のデバイスで同時にプレビューできるということです。さらに便利になりました!WebビューにQRコードが表示されるようになったので、開発しながらスマホで簡単にアプリを確認できます。
上記ポストではスマホでの動作確認方法として書かれていますが、URLあるいはQRコードを伝えることで他者のPCやスマホでも動作確認ができるわけです。
これだけで、アプリの動作を確認してもらいたい人(他者含む)は、ブラウザでそのURLを、あるいはQRコードを開くだけで、リアルタイムにアプリを見れます。ただし、Runの状態でない場合には、「Hmm… We Couldn't reach this Repl」といった表示になりますので、ご注意ください。
2. 「Invite」機能でコードを共有する
もし他者にコードを見てもらいたい場合、Replitの「Invite」機能を使って簡単にコードを共有できます。これで、コードを理解している人に見てもらうことができます。
手順:
作業しているReplitのプロジェクトを開きます。
右上の「Invite」ボタンをクリックします。
共有リンクが表示されるので、それをコピーして他の人に送ります。
以下リンク先の「Invite someone to Multiplayer」付近がわかりやすいかと。
3. ZoomやGoogle Meetで画面共有する
さらに、もしリアルタイムで相手とやり取りしながらアプリを見せたい場合は、ZoomやGoogle Meetを使って画面共有する方法もあります。これらのツールを使えば、画面を共有しつつ、チャットや音声でフィードバックをもらうことができます。
手順(Zoomの場合):
Zoomミーティングを開始します。
画面下の「画面を共有」ボタンをクリックします。
「Replitのウィンドウ」を選択して、共有します。
他の参加者がリアルタイムでアプリを見ながら、質問やフィードバックを行うことができます。
手順(Google Meetの場合):
Google Meetで会議を開始します。
画面下の「今すぐ参加」ボタンを押し、「画面を共有」を選択します。
「Replitのウィンドウ」を選択して、画面共有を開始します。
この方法では、コードの細かい部分について議論したり、実行結果を確認し合いながら進められるので、チームでの共同作業や指導にも便利です。
まとめ
Replitを活用すると、開発中のアプリを簡単に他者へ共有できます。特に初心者の方は、まずWebviewを使ったライブプレビューを試すことで、手軽に作ったアプリを他者にも試してもらうことができます。コードに関するフィードバックを受け取りたい場合は、「Invite」機能を使えば簡単に共有が可能です。さらに、ZoomやGoogle Meetの画面共有を活用すれば、リアルタイムでコミュニケーションを取りながらアプリを見せることもできます。
また、本番環境へのデプロイの流れを理解することも大切ですが、デプロイには料金が発生するため注意が必要です。一方で、開発環境のまま作業を進める限り費用はかかりません。そのため、Replitの学習を始めたばかりの方は、まず開発環境を活用しながら進めることで、無駄なコストを抑えつつ効率的に学習を進められるでしょう。
メモ
開発環境: 開発中のサーバ環境のこと。使用料はもともとの料金に含まれているようです。
本番環境: 外部公開してサービスとして稼働させていくための環境。課金されちゃいます。
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