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『離婚は最高のデトックスだ!!』

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運命の人だ!と思っていた人、世界で最強のふたりだと思えていた人。こんな仲良し他にいないって言い合ってたいた人。ずっとずっと隣で笑って、くらだらないことして、新しい世界へ冒険して、…
運営しているクリエイター

#すべてゼロ

#17-紡ぎ出すということ。前を向いて突き進む。

幸せだった時間、楽しかった時間、あったかかった時間はしっかりと自分の中に残っていて、もし…

#16-紡ぎ出すということ。未来の光景。

 しっかりピリオドを打ったあの日、それまで心身ぼろぼろになっていたけど、前に進む準備は万…

#15-紡ぎ出すということ。手放すということ。

 手放すことで、得られたもの。でも、そもそももう私の手の中には、何もなかった。私は、空虚…

#14-紡ぎ出すということ。魔法のコトバ

 魔法のコトバで始まった私たちの世界は、その魔法が解けてしまって、また再び、お互いがいな…

#13-紡ぎ出すということ。目線。

 沖縄の小さいけどきらきらした離島との出逢い。体のメンテナンスに行った先のサロンの素敵な…

#12-紡ぎ出すということ。小さな火花。

秋ごろから、ぽつりぽつりと小さな爆発が起こり始めた。小さいから、線香花火のようなほんとに…

#11-紡ぎ出すということ。私を豊かにしてくれた時間。

大好きだったあの人は、昇華した。だから、「やり直す」という言葉が当てはまるような事象はもう起こり得ないのだ。  9月のあの日。大きなはピリオドをしっかりと打てた、そうあの日。それから、さまざまなもの・こと・ひと・経験と出逢った。それらはとても美しく、私のこころに1ミリも屈曲せずにまっすぐに突き刺さってきた。そんな美しいものたちに触れたこと、それらがこころにまっすぐに響いてくれたこと、そしてそれが少しずつでもいまの私を形成していること、すべてがとても愛おしい。それらのおかげで、

#10-紡ぎ出すということ。呼吸。

 大好きだった人。でも、いま思えば、大好き過ぎて、呼吸が合わなかった。いろいろなことに対…

#09-紡ぎ出すということ。陽の当たる世界で。

あれから1か月と2週間くらいたった、ある日、あぁ、あの人は、あの人的に私よりもずっと“よい…

#08-紡ぎ出すということ。2度目の人生のよう。

 「いま人生楽しい?」その人が聞く。 うん、とても。違う人生を2度楽しんでいる気がする。1…

#07-紡ぎ出すということ。少し先の未来。

人は、どんなんであれ、少し先の未来の約束や楽しみや目標や展望がないと元気に生きていけない…

#06-紡ぎ出すということ。神無月。

十月になった。漆黒のピリオドが克明にそして丁寧に打たれたあの日があった九月が、長かったよ…

#05-紡ぎ出すということ。流れに身を。

三十四歳は、ずっとずっと苦しい一人の時間を、日々を、たくさん過ごしてきたけれど、あの日を…

#04-紡ぎ出すということ。五感。

 この季節、秋、も必然。毎晩お風呂上りに、涼みに玄関から庭に出る。晴れている日は綺麗な強い光を放つ月(自ら放っているわけではないけれど)と、きらきらと小粒のダイヤモンドみたいに光るかわいい星たち。どこからともなく聞こえてくる、この季節の虫の音の合唱。それぞれが自分の出番、自分のパートをしっかりわかっているかのように、こころにじわっとしみてくる音色でひとつの合唱を優しく繰り広げている。そして、気まぐれにふわっと通り過ぎる風。この季節特有の、新緑の季節のそれとはまた違う、優しい緑