ヤクザがいなくなったから

死んだ親父の友人にヤクザの親分がいて、たまに家に遊びに来てたんですよね。そのおじさんには僕と同い年の娘がいて、その子は服装や喋り方が妙にませた女の子で、2人で押し入れに入って強めにちんこニギられたりして楽しかった思い出がありますね。あの子、今頃何してるんやろね。
何が言いたいのかというと、昔はヤクザな大人が身近にいましたよね。当時住んでいた町内にもあの人はヤクザだ。って人がいました。勿論本人を目の前には言わないけど。
でも現代は暴力団撲滅、暴力団排除の旗の下、全国各地の極道は壊滅され絶滅の危機に瀕してるとされます。その結果、組のナワバリを守る裏社会のリーダーは消え、その空いた席に半グレやら海外からやってきた極悪非道なマフィアが居座り、好き放題蔓延ることになったようです。
SNSを使ったネットワークを悪用する犯罪組織の元締めはヤクザではなく、そんなとこなのでしょう。ヤクザがいた時代ならばこんなことにはならないはず。
これからこの手の犯罪は増えて社会はどんどん加速度的に劣化していくことでしょう。宮台真司の加速主義的な。

煩わしい人間関係はプライバシーを盾に他人とはなるべく干渉し合わない関係性を手に入れたが、それはコミュニティを崩壊させ、今では隣の部屋にはどんな人が住んでるのかも分からなくなった。近所付き合いはなくなり、コミュニティもなくなり、その挙げ句SNSで希釈された空っぽな関係が拠り所になってしまった。

高そうなレストランで食事したとか、遠くまで旅行したとか、友人関係に恵まれて充実したプライベートをそこで披露する。ただの承認欲求を満たすためだけに披瀝する。
虚しい関係性だけが残されたそんな社会。



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