#18 薬膳茶を組んでいます。
薬膳の勉強と実践を始めてから薬膳茶を組むようになりました。できれば、毎朝の体調に応じて日替わりでお茶を組むのが理想ですが、時間的な余裕もないので一週間分を2日に分けて作るようにしています。
今、意識しているのは暑さ対策と津液不足、そして私の課題である健脾対策です。
毎朝のヨガの練習では大量の汗をかきます。また、週末の農作業でも同様に大量に汗をかきます。汗をかくと「気」を消耗します。それだけではなく「津液」「血液」を損なうことになります。「気血津液」については別に整理しているところです。
薬膳茶に戻りますが、今日のお茶は次の通りです。
プーアール茶をベースにして、板藍根(ばんらんこん)、熊笹、黄精(おうせい)、炙甘草(しゃかんぞう)で組んでみました。
プーアール茶の効能は、生津=津液を生み出す、清熱=熱を冷ます、解毒=体内に蓄積した老廃物を除く、化痰=体内にできた病因である痰によって起こる咳や痰、吐き気、嘔吐、めまいなどを除去する、というもの。
板藍根の効能は、清熱解毒=腫物・化膿・高熱を緩和する、熱の邪を取り除く、涼血=血の熱を冷ます、利咽=のどをすっきりさせる、というもの。因みに板藍根はインフルエンザ対策、のどの痛みや耳の炎症を改善するなどにも使われます。
熊笹の効能は、健胃・消化促進、解毒作用・抗炎症作用、さらに疲労回復、滋養強壮にも効果があるらしい。黄精の効能は、捕脾益気=脾の機能を補強して気を補益する、補腎益精=腎の機能を補強する、というもの。
最後に炙甘草は全ての臓腑に帰経しており、効能は補中益気=気の活動を高める、潤肺=肺を潤す、などがあります。その他にもまだあるので整理していきたいと思います。これらの生薬とベースとなるお茶を適量組み合わせます。薬膳の先生も薬膳茶は効果があるとよく言われます。
さて、この薬膳茶の効果はどうなのか。このお茶を飲んだ結果は改めて整理したいと思います。