【6日目】 4日振りの走行 ※オルノピレン〜カレタ・ゴンザレス
【アウストラル街道単発自転車旅日記⑨】
2024年10月13日 雨
■ オルノピレン〜カレタ・ゴンザレス 78km (フェリー×2回) 5〜6時間くらい 10時出発が11時に遅延
※1回目のフェリー後強制的に2回目のフェリー乗り場まで10km自転車ともどもバス移動になります。
■ カレタ・ゴンザレス〜リオ・ネグロ湖付近キャンプ場 17km
3日連続続いた天気予報雨100%も終わり、今日は50%の予報です。
ずーっとオルノピレンにいる訳にはいかないので、4日振りに出発します。(うわー、また体力とかリセットされてるだろうな…)
まぁ、のんびりいきましょう。
船乗り場からフェリーに乗船
宿からフェリーチケット売り場までは、チャリンコで2〜3分の距離だったので自転車を押して向かいます。(この間にも犬が沢山居て自転車乗ると追いかけてくるので…)
荷物を括った自転車は4日前と変わらず、ずっしりと来る感じがします。休んだせいでしょうか、それとも自分が成長していないからでしょうか。まぁ、人間そんなに簡単に強くはならないということですかね。
一方で、ハンドルに結んでいる鞄の紐をゴム紐にしたことで安定感がまし精神的にも良かったです。我ながら「まじでGoodアイディア」です。
少しずつ工夫ができるようになるのは、なかなかうれしいものですな。
☆【フェリー情報】
出港時刻は10時or18時1日2便しかありません。朝9時50分に行きましたがチケットは無事購入できました。
料金は自転車込みで7,700ペソです。ざっと、1,000円ちょいというところでしょう。計5時間乗る船としては安いですね。
今日はチャイテンでトラブルがあったみたいで、出港が11時に遅延して1便のみの運航になってました。
着いてからちょっと走る予定なので、遅延は痛いところ。(でも、良く遅れるみたいですね…)
1回目のフェリーの乗車は4時間くらいで、2回目のフェリーが1時間くらいと1日の大半をフェリーの上で過ごすことになります。
なかなか豪華なフェリー旅
車は結構な行列でバイカーも10人くらいいましたが、チャリンコ野郎は僕一人でした。
時間があったので、目の前の珈琲屋でコーヒーと朝食がてらケーキを食べます。(高かったけど…Wi-Fiとコンセントを求めて…)
船内にはコンセントプラグもあるので、早めに行って場所を取ると良いかも。(珈琲屋に入る必要なかったです。Wi-Fiはありませんが)
ここで懸念事項が1つ。
1時間しかない乗り換え時に次の港まで10km程あるようで、近年の情報によるとチャリンコは間に合わない可能性があるから強制的にバスに乗せられるって聞いてたんです。
だけど、全くそんな「説明も気配」も無く普通に船内に案内されちました。(2017年くらいまでは、10kmのダートを間に合うようにみんな走ってたみたいだけど)
普通のチャリダーなら1時間で10kmは普通に走れる距離でしょうが、僕は平地も押しちゃう自転車押しです。
「やべぇ、どうしよう。ちょいちょいちょい」という感じ。
一応船内でGoogleマップで時間を確認すると35分の表示。
ここまで、Googleマップの時間のダブルスコアを叩き出してきた僕としては「あ、やっぱり無理やん。ダートだし」となりました。
4時間後の到着に焦ります。ま、でも考えても仕方ないので寝る事にしました。
無事渡り切りました。(乗せてもらって)
開き直って寝ていたところ到着30分くらい前に、スタッフに名前を呼ばれて着いていくと荷台が空いてそうな車のドライバー(多分普通の客)に一緒に交渉してくれて無事自転車はトラックで僕はバスで次の港まで運んでもらいました。
最初の港に着いたのが15時前で、2便目のフェリーが出発したのが15時10分なので乗り換え時間がほぼない感じでした。(出港が遅れたからかな?)
どちらにしろ、チャリンコではこのスピードは無理だったのでよかったです。
グラシアス。名も知らないトラックアミーゴよ。
止まらず日暮れまで走行
カレタ・ゴンザレスの港に着いた時には16時を既に回ってましたがチリの日の入りは20時過ぎなので走っちゃいます。
ブラジルで出会ったガチチャリダーパイセンに「船降りて20kmくらい行くと野宿ポイント(東屋)ありますよ」と教えてもらってたのでそこが目的地。
Google先生によると1時半らしいんで、3時間では着くはず。うん。多分。
ちなみに、序盤からというより全部未舗装でした。
いわゆる、「初ダート道!」というやつです。噂には聞いてたけど、タイヤが滑るし下りだとコントロール効かなくなったりと舗装路とは全然違って戸惑いましたね。(一回側道に避けられてるちょいでか石ゾーンに突っ込んで焦った…)
まぁ、いきなり坂道だったんで押して歩いたんですけど。
道はこれまで通り10kmくらいずっとアップダウンが続き登りは「ゼェゼェ」下は「ピャー」という繰り返しです。
途中ダートにむかついてきて、「パワー!!」「ファックダァァトォォォオ」とかわけ分からん事叫びまくってました。
雨にも降られたり大変でしたが、(正直ちょっと楽しかったです。)
距離メーターおかしい
昨日オルノピレンに着いた時もだったのですが、実走距離と距離メーターがやっぱり合ってなく、距離メーターでは8kmしか進んでないのに17km先のキャンプ場に到着してしまいました。
(やばい。このままだったら21時になってしまう)と思ってたら18時半に着いたんで、嬉しいような壊れてて複雑なようなという感じ。
ま、毎回「え、うそ、もう着いたん?え、まじ?ひゃっはー!」てなれるのでよしとしましょう。
無人キャンプ場
今日辿り着いたキャンプ場は道の途中(林道)にあるNegro Camp。
多くの人のブログにも登場する場所で、ここ「管理人」いなんいです。東屋いっぱいあるし水道もあるし小川も流れてるしトイレも立派なのに。
管理人いないというか、なんなら鎖で入口塞がれてました。
(普通にうぉぉ、屋根付き壁付きにテント貼れるぜぇ!って入っていったけど)
ま、誰か来たらしっかりお金払えばいいでしょう。
夜は一人だったので、ゆっくり夕飯作って食べて星空見ながらつい大声カラオケ大会してしまいました。
キャンプ場に鳴り響く僕の声は小川のせせらぎがいい感じに消してくれました。
そもそも、人もいないし車もほとんど通らないし良いんですけどね。
キャンプの新たな楽しみ方見つけた気がして、なかなか気持ち良い感じで就寝です。朝方マイナスなっちゃうから怖いんだけどね…