【13日目】時速15キロ。よっしゃ。 ※ビージャアメングル〜ビージャマニウアレス
【アウストラル街道単発自転車旅日記⑯】
2024年10月20日 (走行日のみ)→9日目
天気→晴れ時々曇り 気温→最低4℃最高16℃
■ビージャアメングル〜ビージャマニウアレス 61km
9時40出発〜13時40分着 走行4時間
今日も今日とてなかなか快調に進み、自己最速の60キロ4時間で走行を終えました。
自分でもびっくりの時速15km走行です。うれしいです。よっちゃって気分です。
もしかして、レベルが少し上がっているのか…?(今日は道が穏やかだっただけですね。)
天気が良い中のスタート
今日は8時過ぎに起床です。寝袋で寝るにしてもマットレスの上ってだけで全然快適さが違いよく眠れました。
何はともあれ、起きてからゆっくり準備して9時40分出発です。
雲もあり少し肌寒さもありますが、太陽が出てているので心地よくスタートを切れました。(朝ご飯を買いに売店に寄るも開いてなかったけどね…)
事前情報によると、今日のルートは大した峠もなく舗装路で走りやすいと聞いてたので気持ち的にもめっちゃ楽なスタートです。
今日も緩い坂は降りずに挑戦
「今日も漕げるとこは漕いで上るぜ!!」なんて思ってましたが、街の出口の坂を500m程下ると500m程の上りが現れて200mくらい上ったところで降りてしまいました。
500m級はなかなか難しいですね。あと、なんか坂を上って漕いでるとギアが「ガギ、ギゴ、ジャギ」って勝手にズレてペダルが滑るんです。なんなんでしょうか。
まぁ、安物自転車なので仕方ありません。
ドイツ人チャリダーミカ君再開
最初こそ歩いたもののそこから1時間半くらいは100m〜200m級の坂だけだったので漕ぎ切りました。
丁度20km走ったくらいで長い(500mくらい?)緩い上りが現れたところで、限界が来て歩くことにしました。(1時間半が漕ぎ続ける限界ですな。)
押し歩いてると、坂の上の方に米粒みたいに見えるチャリダーの姿が。
「なんか、通り過ぎる車全てに爽やかに手を振ってるな。あのチャリダー。あの感じはまさか昨日会ったドイツ人チャリダーのミカ君では?」
そう思いながら、近づくとやっぱりミカ君でした。昨日のミカ君は僕が泊まった街の10km手前でキャンプしていて、今日は僕が向かう街の20km先でキャンプする予定らしいです。90km走るのはさすがミカクンです。
10分くらいい一緒に休憩して雑談をしながら、お互いのナッツやらチョコなどを交換します。
僕はまだまだ坂を押して歩いてたので、またコジャイケで会おうといって別れました。
上りが終わり坂を下るタイミングでミカ君が手を上げて見えなくなるを見てると、「なんかチャリダーっぽいことしてるな」と妙に元気が出てきました。
いやー、こういう行きずりの出会いと別れと不確実な「また、会えるでしょう」みたいなのは、なかなか良いもんがありますね。
4時間で街に到着
400m〜500m級の上りは体感で5個くらいしか無く、あとは100m〜200m級の上りであっという間に60キロ先のビージャマニウアレス到着です。
何回か上りを歩いたのと合計で20分くらい休憩を挟みつつも、想定より1時間以上早くついてちょってテンションがあがりますね。
毎日これくらいの感じだったらいいのですが。(今日の道は初めて下りの割合が6:4くらいで多かったと思う)
街に到着して、さっそくガソリンスタンド空気を入れて宿探しです。
無料のサイクリスト宿が無くなっている?
この街に来るのを楽しみにしていたことがあって、それが「無料のシクリスタ名物宿」があるという情報を聞いてたからです。
その宿の名前は「Casa de Ciclista」です。直訳は「自転車乗りの家」というらしく、自転車に乗ってわずか1週間ちょっとの僕ですがぜひ停まりた方のです。
(街に早く着きすぎたので、「もう少し進もうかな…」と悩みましたが名物宿が無料だしと貧乏根性で泊まることにしました。)
しかし、ネット情報をもとに探しましたが全く見つかりません。10年前のネット記事で探している僕が悪いのでしょうか。
そんな時に、太ったおっちゃんアミーゴと目があったので「Casa de Ciclista」と言ってみたところ、「キャンプ!!キャンプ!!こっちだ!!」と強引に僕を違うところに連れて行き始めました。
(本当はキャンプする予定ないというか、Casa de Ciclistaの情報教てや!!この街ならっ誰でも知ってるってネットに書いてたぞ!)
と、内心思いつつも言葉には出来ずおっちゃんアミーゴの後を着いていきます。
3分ほど歩いて辿り着いた場所は、鶏が走り回っている草村の中に立つ小屋でした。
実はおっちゃんアミーゴはキャンピングサイト運営してらしく、5,000ペソでこの小屋を使っていいよというのです。
キャンピングサイトを名乗っている割には、テントを快適に張れるスペースが微妙に足りない気がしたし「小屋かいな!!」と思ってしまいました。
しかし、屋根壁がついてるだけでなくこの小屋には「トイレ、電気、シャワー(水)、マットレス、椅子、テーブル」まで用意されていて、なかなかのいい場所でした。
悩んだ挙げ句、もう一度街を散策してから戻るとおっちゃんアミーゴに言い残しCasa de Ciclistaを探しに行きましたが見つからなかったのでここにしました。
チェックイン後は母屋でコーヒーとパンを焼いてくれました。おっちゃんはそれを食べてる僕をGato(赤ワイン)を飲みながら見守っています。
まだ、14時でパックワインはちょっと早くないかと思ったけど「そんな日もあるよな」と思い美味しくパンとコーヒーをいただきました。
何はともあれ、早い時間からのんびり出来るのはいいですね。
ここは日当たりも良いので後は洗濯などをして過ごそうと思います。
プチ情報まとめ
◆ビージャアメングル〜ビージャマニウアレス
全部舗装路。アップダウンは相変わらずあるが50m〜200m程で勾配もそこまでキツくない。
いくつか勾配キツめの300m〜500mも登場。全体的に走りやすく下り坂が体感多く感じる。ただ、風が強く時折逆風でそれがきつかった。
道中売店はない。湧き水の補給地も比較的少なかったかも。
◆ビージャマニウアレス
ガソリンスタンドあり。レストランも数件ちらほら。売店もちらほら。青果店も一つあった(入ってないからわからないけど)
・宿
一応GoogleMapにも載っているキャンプ場らしい。
ウェルカムコーヒーとパンの他に、5,000ペソで大盛りの肉と卵の料理を作ってくれると言っていた。断ったからわからないけど。
母屋のキッチンは使えない。
5,000ペソ/泊
電気あり、水道あり、トイレあり、シャワー(水)あり、Wi-Fiなし
※Casa de Ciclistaについては宿のおっちゃんと街行く人に2人くらい聞いたけど、「きょとん」としてた。僕の発音が悪いからなのか、10年前のネット情報のところにもそれらしき建物がなかった。もしかして無くなったのかな…
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