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【2日目】補給補給補給チョコ食べたい ※ラ・カレーナ〜オルノピレン

【アウストラル街道単発自転車旅日記⑤】

2024年10月9日 晴れ。
ラ・カレーナ→オルノピレン 9時40分発→19時50分着
走行距離 55kmくらい

ラ・カレーナからプエルチェまでフェリー

単発チャリダー初日もなかなかの辛さだったけど、2日目は更に喰らいました。

1日目より少し長いくらいなのに、9時間も掛かっちまったですわ。

いやー、補給ってまじで大事ですね。


2日目の辛さは補給

チャリダーの人たちがよく言う「補給」。

バックパッカーには馴染みはまったくないけど、これとても大事です。

まぁ、「補給」ってなにかというと言葉の通り栄養の補給や飲料水の補給のことですね。

バックパッカーの僕はこの「補給」の大切さを全然理解していなかったです。チャリンコ漕いでる(ほとんど今日も押してたけど…)ともうめちゃくちゃエネルギー使います。

まだ、慣れてないってのもあるかもしれませんが「エネルギー切れで漕げない、てか歩けない…」てなってしまうんです。身を持って初めて感じました。

(芋の粉と醤油だけで日々乗り切っている鉄人チャリダーの人に出会ったことあるけど、ほんとやばいですね…)

まぁ、とにかく今日は補給の大事さをひしひしと感じました。(補給がどうこうとか言うチャリダーレベルではないんだけどね…)

おい、売店無いやんけ

初日は割と道中に売店があって、おひるどきにマフィンとオレンジジュースを買って大分復活したんですけど、2日目は「まーじで、オルノピレン(60km先)に着くまで売店がありませんでした。

お店はあるんだけど、開いているところは一軒もなかったです。

僕は単発チャリダー初日の経験から、適当な売店があればお昼休憩で甘いものでも食べようと思って「まだかなー、まだかなー」とその時を待ちわびてていたのです。しかし、、、進んでも進んでも売店は現れず完全に補給難民に。

(時間と体力だけがどんどん無くなっていく…)

2日目は朝にバナナ2本食べただけで、走り始めて(歩き?)4時間くらい経った頃にはもう全てのエネルギーがキレてしまって、坂の途中にあるバス停に倒れ込むように座り込んでしまいました。

「もう無理やで…」と気づいたら何回もつぶやいてたなー。

くたびれた昼休憩

ハンドルに括り付けている紐を解き食パンが入っている鞄を開けます。(解いたりたり結んだり地味にこの作業も体力を奪われる笑)

やっとの思い出取り出した食パンを口に入れてみます。しかし…

「げ…全くおいしくねぇじゃねぇか…」でした。(ジャムもなにもないから当たり前)

でも、気づいたら無言で8枚も食べてしまいました。無味の食パンを8枚も無心で食べられるくらいエネルギーが底を着いてたんですね。(その後、塩を手に出してペロペロ舐めたらめちゃ美味しかった)

汗もめちゃくちゃ掻きので水もガンガン飲みます。なので水の心配も頭をよぎります。(1.5リットルあったけど、普通になくなる)

水はアウストラル街道は、湧き水が定期的に流れているのでそれはなんとかなりました。

リアル天然水まじ美味しい

もう、川とか湧き水みつける度にペットボトルに注ぎ飲みまくりです。

なにはともあれ、エネルギー切れで今日は3回くらい身体が動かかなくなりパンと塩でなんとか持ちこたえた1日でした。

まじで、チョコとかクッキーとか食べたかったです。いわゆる行動食と言われる補給物資を事前に準備する重要性を学んだそんな1日でした。

(まぁ、補給が合ったところで体力なさすぎてぼろぼろですけdd…)

今日ものんびり出発

2日目の今日は60キロ先のオルノピレンという街を目指します。

オルノピレンはチェックポイントの一つであるチャイテンがある地域へフェリーが出港している街ですね。

どうやら明後日から3日連続で降雨率100%の日が続くようで、1,200円のテントしか持っていない僕は是が非でもホテルがあるオルノピレンに着きたかったのです。

あと、どうしても着きたかった理由がもう一つ。それはさっそく「空気が入れが壊れてしまったのです」。そう、壊れてしまったのです。

パンクしたら終わりですね。これ結構やばいです。雨予報なのでオルノピレンに何日かいるのでどうにか空気入れ見つけ出さないといけません。(他の街よりはマシだけど、大分田舎です。)そして、パンクせずにどうにかたどり着かないといけません。そう怯えながら朝準備してたのです。

前途多難が続きますね。

まぁ、そんな感じのスタートです、なのに普通に10時前に出発するというのんびりスタートでした。アホですねえ。(起きたのは8時だったけど、テント畳んだりとか初めてで時間が掛かったのですよ)

フェリースタート

1泊キャンプしたラ・カレーナからプエルチェ(名前合ってるか知りません)へ、フェリーで移動するところから今日はスタート。

客席も客部屋もないただの船

船は30分おきに出てるのですぐに乗れました。フェリーはめちゃくちゃ質素で椅子すらもなく車が泊まってる最前列んみ自転車を倒して置き、その前にずっと座ってました。時間にして40分くらい?でしょうか。

バナナを食べたらいざスタートです。船からの景色はアウストラル街道の魅力である自然を感じるものでした。

フェリーからの景色

バックパックを背負うぜ。今日は。

この結んでるやつを背負う

出発前に荷代がぶっ壊れた(応急処置済み)ことから、荷台が本格的に壊れることを怯えてる僕は、背に腹は変えられないとバックパックを今日から背負うことにしました。

重さもそうですが、バックパックは高さが出るので横に揺れやすく荷代の接続部への負担がなかなか強いのです。(先人バックパッカー転身チャリダーがなぜバックパックを背負って走っていたかがわかりました笑)

ただバックパック背負って漕ぐのは、実際にやってみると案外良くて昨日より大分ペダルを勢いよく漕げてスピードも12キロくらいで走れることができたんです。やっぱり、後ろが重すぎるとスピードが出ないですね。

2日目にして大発見。ですが、その分身体への負担が大きく体力続かないのでそれが辛いところ…(自分の今後の成長に期待するしかないダニ).

とりあえず、バックパッカーらしく「バックパック背負いながらチャリダー」に転身です。(腰よ頑張ってくれ)

上りと下りのオンパレード

フェリーが着いてからすぐに、長い(500mくらい?)坂が出現したのでそれは潔く押して歩きました。

その後は、割と平坦な道が続き「あ、これ今日は普通にいけるかも」と意気揚々と漕いでました。でも、そんなに甘いもんではありませんでした。

気づいたら、緩い上りと緩い下りが連続で出てきてときには急勾配な坂が現れます。

滴る汗がアスファルトを濡らします。それを、見ながら一歩一歩両足を動かします。

アウステラル街道坂

そんな感じの道が1km進み2km進み4km進んだあたりで、時たま来る平地も漕げなくなってしましました。

おそるべしアウストラル街道。ちなみに、体感的に上りと下りのパワーバランスが7:3くらいで全然割に合ってなかった気がします。(途中で1回、最後に1回辻褄合わせのように長い下りがあるんだけど…)

まぁ、そんな感じの道が気持ち50kmくらい続き気づいたら9時間も経ってました。(内心12,3時間掛かるのではと途中で諦めモード入ってました)

道中いくつかキャンプ場があり、朝の誓いを忘れて何度「もう、ここで今日は泊まろうか」と思ったことか…

後半は「もうこれがフィッツロイでよくねぇか?」と思ってしまうや山々が視界に現れました

素晴らしい景色も一瞬だけ「うぉぉ」となのですが、楽しむ余裕がなかった2日目でした。

押して歩く力もなくなる

補給がいまいちだったこともあり、走り始めて5時間くらい経った頃からまじで足が動かなくなりました。チャリンコ体力がないのも原因だけど…

漕ぐことはもちろんままならないし、平地はまだいいのですが登りで自転車を押すことがどうしてもできなくなりまじで道路脇に倒れ込みました。

でも、「今日中にオルノピレンにつかなければやばい」という気持ちでなんとか乗り切りました。

ラストスパート道路に立ててある「オルノピレン21km」という看板を見てからは、1km進むごとに「残り19キロ!!」「残り18キロ!!」「の、残り…17キロォ…」と叫びながら進んでいきます。

そしてら、残り9kmのところで街に着いちゃいました。嬉しい誤算というやつです。実に助かりました。残り10kmだと思って2kmで着くなんて最高ですね。

もし、あと9kmも続いてたら、どこかで諦めて死んだ顔で座り込み次の日雨に打たれてたかもしれません。

オルノピレンのフェリー乗り場。寒くなってきた。

取止めのない文章になってしまいましたが、2日目の感想を一言でいうと「まじ、こんな道がこれからもずっと続くんか…」です。

(なんか、この先はこういう道が砂利miiit)

まぁ、死ぬわけではないので気楽に進んで行こうと思います。


念願のご飯。夜の自炊スープパスタ。はぁ最高って感じでした。

プチ情報まとめ

■ラ・カレーナキャンプ場
1泊→10,000ペソ (お金請求されないと思ってたら、ガッツリ朝請求されました)
フェリー →3,030ペソ (自転車含めての値段)

■オルノピレン
宿 Hospedaje Pochita 1泊→20,000ペソ 一応キッチン使える。冷蔵庫はなんか使えなかった。個室。
(Residencial Mi Casa Hornopien というところが15,000ペソで安いやらしい。2泊はできないと言われて断念)

街はそんなに大きくない。てか小さい。レストランは数件しかないが小さな商店が転々とある感じ。肉が売ってるところもある。メインストリートは2kmくらいで小さい街。

※オルノピレンまでの50km程ほとんど、というより1つも売店はなかった。キャンプ場はあり。

アウストラル街道はいろいろ高いと聞いてましたが、特に宿は高いです。

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