見出し画像

【40目】ペリトモレノ氷河へラストライド ※FUJI旅館〜ペリトモレノ氷河遊歩道

2024年11月19日 天気晴れ

FUJI旅館の管理人さんが言っていた通り、昨日まで強かった風が完全に止み自転車日和のなか出発です。

街から氷河が見える遊歩道までは片道78キロ

1日で往復は少しきついので、寝袋とテントと1日分の食料だけ自転車とバックパックで持っていきます。

これが自転車旅ラストライドです。楽しみましょう。

前日は早く寝るつもりが…

朝食を食べてなるべく早めにでたかったので、前日は早く寝るつもりでした韓国人の70歳女性と晩餐会をしてしまい、結局寝るのが遅くなってしまいました。

韓国人のチナさん。昼に美味しすぎのチゲも食べさせてくれたし
夜は肉に玉ねぎににんにく焼いてワインまで飲ませてもらいました。
カムサハムニダ マシソヨです

「ちょっと明日早いんだ…」的なことを軽く伝えると、「私も朝の6時出発でツアーがあるのよ」と言っていました。

この時に、(これは俺だけ明日早いなんて言ってられない。70歳の女性がそんなことを言っているのだか)と開き直って肉めっちゃ食べました。※22時以降にスタート

終始二人でしたが70歳で1ヶ月ほどアルゼンチンを一人旅している方との時間はなかなか刺激的でしたね。

肉は食べるはワインは毎日飲むわ、タバコは吸うわとなかなかに元気いっぱいな人で「何歳になってもこうやって外国にこれるんだ」と思わせてもらった感じです。

70歳ということは、丁度朝鮮戦争後すぐに生まれていて、「その時の生活から、こんな風に外国を旅できるなんて想像もしてなかっただろうな」と思うと、本当人生何が起こるかわからないよなー、と変に沁沁してなかなか寝付けなくなりましたね。

ライトニング過ぎるラストライド

荷台の応急処置

7時には出発と思っていましたが、結局起きたのが7時で9時に出発です。まー、いいとしましょう。いつものことです。

ぶっ壊れた荷台は、写真のようにガムテープで応急処置をしました。

これなら、ギリ寝袋くらいは縛れます。テントはハンドルに縛って食べ物をバックパックに入れていざ出発です。

出発の空

いやー、それにしても天気が良すぎます。最高だなおい。

1時間で20キロ。自己最速記録。

お世辞抜きにとてもとても気持ちの良い走行でした。

サイドバックがなくいつもより自転車が軽かったのが大きいですが、なんと気持ち良すぎて快調すぎて「1時間で20キロ」走っていました。

ずっと未舗装のアップダウンが激しい道を走ってきたので、舗装路の普通の道がこんなに走りやすいのがびっくりで思わず「ライトにーング!!」と叫んでしまいました。

景色も相変わらず最高です。ただ、途中から手を降ってくるバイカーやツアー会社の運転手とすれ違う感じも「あぁ、これも明日までか…」と逆に切なくなったけど…

パタゴニアはやっぱりいいね

しれっと国立公園にイン

「ペリトモレノ氷河」は国立公園の中(最果て)にあり、ほとんどの人がツアーバスに乗ってそこを目指します。

ただ、このバスが往復6,000円と高いんですね。しかも、国立公園の入場料が10月まで30,000ペソ(5,000円くらい)だったのが11月から45,000ペソ(7,000円くらい)に値上がりしていました。

フィッツロイ有料化もそうですが、アルゼンチン頭がおかしくなったのかというくらい値上げしてきています。辛い。

ここからは大きな声では話ができないのですが、僕は「密かに無料で侵入できないか…?」ということを考えていました。

自転車なので当然移動費は掛かりません。あとは国立公園にどう入るかです。

この先はあまり褒められた方法ではないので、勝手ながらペイウォール設けます。すんません。

ここから先は

2,669字 / 13画像

¥ 100

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?