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【9日目】 空気入れに暗雲 ※サンタルシア〜ラ・フンタ
【アウストラル街道単発自転車旅日記⑫】
2024年10月17日 走行6日目 晴れ
■サンタルシア〜ラ・フンタ 68km
12時出発〜18時半着
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ほぼ70km近い走行に「俺、こんなに走れるのか?」と内心ビビりながらのスタートです。
空気入れよなぜ空気が抜ける
「ちょっと出発前に空気入れてみよっと」
正直空気はチャイテンのガソリンスタンドの機械でいれたので、まだまだ申し分無い感じでしたが「もっと楽に走れるかもしれるかな」と考えてしまったのが1回目の運のつきでした。
試しに使った上で購入した空気入れ。「よーし、今よりタイヤパンパンにして走りやすくするぞ」と意気込んで後輪に空気入れを接続します。
「プシュゥゥ」
なぜか、空気が抜けていきます。携帯用空気入れのピンをしっかりロックしているのにです。
(やべえ、どうしよう。走りやすくなるどころか走りにくくなってるやんけ)
最初は少し抜けただけなので、走れないこともない状態です。ですが、ここから空気を入れればいいと思い一生懸命携帯用空気入れをシュコシュコしたのが2回目の運の尽きでした。
空気が入っているような入っていないような。よくわからない感覚。ただ、時折押し込みすぎた時に「プシュゥ」と空気が抜けていきます。
この時点でもう走れたもんじゃありません。プニプニというかブヨブヨなタイヤです。
空気入れを刺した状態で押し込み過ぎると空気が抜けるということに気づいてからは、そっといいい感じの力でシュコシュコしますが全然空気が入っていきません。
僕のやり方の問題なのか、空気入れがまたぶっ壊れているのか。
とりあえず空気入れを投げつけたい気持ちを抑えて、街にまともな空気入れを探す旅にでることにしました。
ただでさえ、今までで一番長い距離を走行予定で早く出発したくて焦ってしまいます。でも仕方がないのでコーヒー牛乳を購入して、飲みながら街ブラ開始です。
エンパナーダのおばはん
色々探し回ってやっと入ったエンパナーダ屋のおばちゃんが親身になってくれました。
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一緒に「自転車整備が出来る兄ちゃん」のところに行ってくれたんですが、断られます。(理由はわからないけども)
そしたら、「旦那さんが10分後に帰ってくるから、ちょっとあんた待っとき。」と言われエンパナーダを食べながら待っていたところお父さんが帰ってきました。
挨拶もそこそこに着いていくと、「ナナミヤ建設」と書かれたトラックからコンプレッサーを出し一気に空気を入れてくれました。お父さんイカしすぎ。
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お父さんにお礼を言い予定より2時間遅れて12時にサンタルシアを出発です。
本当にありがとうお父さん。
もう、空気入れに関しては運がないものだと割り切ってパンクしたらヒッチハイクしようと思います。
ひたすらアップダウン
今日の道はいつもより緩めのアップダウンがずっと続くという感じでした。
走行6日目だからでしょうか。いままでよりも、大分上り坂を漕ぐことができた気がします。
それでも、30km過ぎてくるともう足が動かなくなり一回坂道を上ると次に来る坂道は押さないと上れないという感じ。
少しずつ手応えを感じているような感じていないような…
50km地点くらいまではきついながらも良いペースで進めました。残りの20kmは急勾配の坂もあったりとやっぱりきつかったです。
叫んだり歌ったりして気を紛らわせる作戦も、ラスト20kmは全く効きませんでした。
一方で予想よりも早い6時間半くらいの走行で無事ラ・フンタ到着。
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今日は4日ぶりのホテルのベッド(15,000ペソ)でゆっくりするとします。
(そういえば、ここまでチャリダー一人も見てない。チャリダーだと思った二人組が近所の魚釣り少年だった)
プチ情報まとめ
■ラ・フンタ宿 Rsidencial marisel
商店兼宿
街に入って左に折れてすぐにある
1,5000ペソ/泊
キッチンあり、Wi-Fiあり(弱め) ベッドフカフカ
他にも沢山ホテルがあった。値段は聞いてないけど分からないが、ツーリスティックの宿は高いと思われる。商店兼宿がわりかし無難。他に宿泊者なし
■道中情報
1軒も売店なし。