【4日目】 空気入れ、そして、う◯こ。 ※オルノピレン停滞
【アウストラル街道単発自転車旅日記⑦】
2024年10月11日(金) 雨。ザーザー。
今日も今日とてオルノピレンは雨が降っているので、走行できずに宿で待機です。
(宿は1泊3000円ちょいと決して安くなく辛いところですが仕方が無い…)
午前中は小雨。午後からはザーザーです。昨日も19時くらいに一瞬止んだだけでずーっと降ってました。おそるべし、雨季のアウストラルです。雨季ステラルです。
はい、日曜日には出られることを祈ってます
カッパを着て「空気入れ」を探しに
午前中は小雨だったので、「今のうちにぶっ壊れた空気入れの代わりを探しに行こう」ということでカッパを着てチャリンコで街に繰り出しました。
意外とカッパを着ると小雨程度なら気にならず、「雨の日でも意外といけるじゃん」という発見があり少し自信がつきました。
なにはともあれ、空気入れです。空気入れがないというのは精神的にも不安で「走行中も気が気でない(パンクしたら終わるから)」のです。
と、その前に空気を入れにガソリンスタンドへ
「空気入れ」を見つけに行くついでに、空気もしっかり入れようと思いガソリンスタンドへ立ち寄りました。(自分で入れるより確実だしね)
どうも走行中に「後輪凹みすぎじゃねーか」と思いブラジルで出会ったガチチャリダーに相談すると「空気の入りが弱いんじゃないですか?」ということだったので一度しっかりと入れたかったんです。
(まぁ、購入したばかりの自転車なのですが…)
ガソリンスタンドには機械の空気入れが自転車用と自動車用の2つ設置されていて、使い方がよく分からなくスタッフに聞いたら快く手伝ってくれました。
南米は本当にこういう対応が優しくありがたいです。言葉が通じなくても本当に優しい。
で、なぜか自転車用の方は「プシュー」と音はするんですが空気が入っていってる感覚がなく自動車用の方で入れてもらいました。
スタッフセニョーラが「それ入れすぎじゃない?」と眉を潜めるくらいのところまで無事入れることができました。感謝です。
(多分空気圧34くらいだった。タイヤを見てもいまいち適正が分からずセニョーラは28とか言ってたけど34が丁度触った感じで良かった)
空気を入れ終わった後、スタッフセニョーラに「空気入れを購入できる場所知らない?」と尋ねると金物屋(Ferreteria)ならあるかもということだったので、目の前の金物屋に移動しました。
※ちなみに、空気いれは「ボンビン」らしいです。
サッカーボールの空気入れしか無い
さっそく、ガソリンスタンドの目の前にある金物屋に入り「ボンビンボンビン」と言うと、英語を話せるアミーゴスタッフがおり空気入れを持ってきてくれました。
しかし、サッカーボール用のものしかありません。
無いよりはましなので、二人で試しに自転車に空気を入れてみることに。
実際にやってみると、確かに空気ははいっていくのですが刺した線を抜こうとすると「プシュー」と空気が一気に抜けてしまうんですね。(ガソリンスタンで入れた空気がみるみると…)
使えないこともないけど、自転車用のものがやっぱり欲しかったので他に金物屋が無いか聞くと他に2つあると教えてくれました。
「もし、その金物屋で手に入らなかったらまた戻って来る」と伝えてこの店を後にします。
(雨降っている中、外で一緒に空気入れてくれてありがとうでやんす。)
AUSTRAL SPORT
優しきアミーゴに教えてもらった違う金物屋(Ferrateria)を目指していると、途中で「AUSTARAL SPORT」というショップを見つけます。
実は元々、見つけてはいたのですがトレッキング系のショップだと思ってスルーしてました。
一回通り過ぎるも、「ちょっと入ってみようかな」と思い折り返して入ると大正解。
数は多くないにしろ、サイクリスト用のグッズも売っていて無事空気入れもゲットできました。(ヘルメット、手袋、テント、寝袋、ウェアとか売ってる)
ただ、空気入れ単品は売っておらず「スパナ・パンク修理キット・六角レンジ」とのセット売りで3,000円のものしかなく一瞬迷いました。
既にパンク修理キットも六角レンジも持っていたし、壊れた空気入れは200円くらいで手に入れてたからです。(だから壊れたんやろ)
まぁでも、もし金物屋で空気入れあったとして安物だとまた壊れる心配があったので「ちゃんとしたのを買った方が良い」と思い直し購入しました。
空気入れはこの先結構な死活問題になりますから。
「アミーゴ、空気入れ以外持っているんだよ。ちょっと安くしてくれよ」って言ったら、21,000ペソを19,000ペソにしてくれました。ムチョグラシアスアミーゴです。(300円くらいだけどありがたい)
結構ガッチリしたやつで、これなら壊れる心配は無いでしょうという感じです。
空気も入れて空気入れもゲットして懸念事項が消えていくとなんだか早く先に進みたい気持ちになってきました。
そんな気持ちで宿まで戻ったんですが…
うわ。くっさ。う◯こ踏んでんじゃん。
準備していけば不安も少しずつ無くなっていいな、とそんな事を思いながら雨の中自転車を漕ぎ宿に帰り着いて部屋に入ったところで異変に気づきます。
いや、異変というより異臭です。
「うわ、なんかめっちゃクッサッッ!!!!」
これまで外に居たので分からなかったのですが、宿の自室は小さく異物が発する香ばしい「臭」に支配されるのにそう時間はかからなかったようです。
まぁ、回りくどく書くのもあれなんで率直に書くと「僕うんこ踏ン出たんですね」
Keenのサンダルの右足の裏を見てみると、特段何もありません。次に左足の裏を見ます。すると、そこには雨に濡れているせいか目を背けたくなるような光景が広がっていました。ゔぉe
僕はカッパを着たまま外に行き、その辺に落ちている錆びた釘を広い水たまりの側で雨にずぶ濡れになりながら必死に左足のサンダル裏を釘の先端でこすり続けました。
「あぁ。やっぱり雨の日に外にでるもんじゃねぇな。」
一瞬雨でもいけるじゃんとか思った思いはぶっ飛びました。やっぱり晴れている日がいいですね。う◯こも干からびてくれるしね。
まぁ、そんな感じの1日でした。もう、う◯こは踏みたくないです。
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