ひとり車旅をした 三重編①
ひとり車旅をした。
一言でいえばよかった。いつもざっくり計画と弾丸決定で旅をするのだけど、それぞれいいところに巡り合うことができた。車旅は初めて。有料道路や高速を使わなかったので、目的地エリアまで10時間もかかった。しんどい。しかし初めていく土地での滞在時間を延ばすべく、ひたすらに走った。
今回いったのは、三重和歌山最南端、尾鷲・熊野・那智勝浦周辺。熊野古道に行きたかった。山も登りたかった。
これは一日目。
馬越峠(まごせとうげ)。熊野古道の石畳を初めて見たのだけど、少し苔むしてて水が浸み流れていた。よい。ちらちら光る上からの太陽がきれい。
天狗倉山(522m)に登った。標高が高くなるにつれて大きな岩がたくさんあるってなに?頂上には最大級の巨石があり、梯子で登る。なかなかスリルがあった。3mくらいか。
巨石の上では熊野の山々が見えた。二人組の健脚おじいさんがいた。こっち覗いてみ!と岩の下を一緒に見た。お茶目なおじいさんだった。反対側には尾鷲の街と海が見える。
本当は反対側の便石山にも登りたかったのだけど、右膝があまりにも痛くて断念。健脚おじいさんたちに負けてはいられない。早急な回復が望まれる。
道の駅で「三重のスロー食堂」なるガイドブックに紹介されていた、カフェに立ち寄った。いつもならこだわりがあって、地元の人が訪れるようなお店は気が引けて行けないのだけど、知らない土地アドレナリンで入店。コーヒー豆や古本が丁寧にディスプレイされている素敵空間。
おいしい。
並んでいた古本からしっかり読みたい本を見つけた。こういうの、嬉しい。
つづく
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