恋愛中の脳は〇〇中毒と似ている?恋愛ホルモンの効果と副作用
こんにちは。恋愛雑学チャンネルのしろです。
恋愛は人生の最高の喜びの一つですが
同時に最大の苦しみの原因にもなり得ます。
恋愛中の人は、幸せな気分になったり、不安や嫉妬に苛まれたり
別れた後に失意に陥ったりします。
これらの感情は、恋愛中の脳に起こる化学的な変化によって
引き起こされます。
恋愛中の脳は、薬物中毒と似た状態になります。
恋愛中の人は、パートナーと一緒にいるときやパートナーを思い出すときに、脳内でドーパミンという神経伝達物質が分泌されます。
ドーパミンは、快楽や報酬を感じるときに活性化する脳の部位である
報酬系を刺激します。
ドーパミンは、コカインやアンフェタミンなどの
覚醒剤が作用する物質でもあります。
つまり、恋愛中の人は、パートナーに依存するようになり
パートナーから離れると不快な離脱症状を感じる可能性があります。
また、恋愛中の人は、オキシトシンというホルモンも分泌されます。
オキシトシンは、「愛情ホルモン」とも呼ばれ、親密さや信頼感を
高める効果があります。
オキシトシンは、母親と赤ちゃんの間で授乳時に分泌されるほか
セックスや抱擁などの身体的な接触でも分泌されます。
オキシトシンは、パートナーへの愛情や忠誠心を強めることで、長期的な関係を維持する役割を果たします。
しかし、恋愛ホルモンには副作用もあります。
ドーパミンやオキシトシンが分泌されるときには、別の神経伝達物質であるセロトニンが減少します。
セロトニンは、「幸福ホルモン」とも呼ばれ、気分や睡眠を調節する
効果があります。
セロトニンが低下すると、不安やうつ病などの精神的な障害を引き起こす
可能性があります。
また、セロトニンは、「現実感」や「合理性」を司る脳の部位である
前頭前野を活性化させます。
セロトニンが減少すると、前頭前野の働きが低下し、恋愛中の人は
パートナーの欠点を見逃したり、パートナーに対して過度な期待や
幻想を抱いたりする傾向があります。
まとめ
恋愛中の人は、ドーパミンやオキシトシンなどの神経伝達物質やホルモンが分泌されることで、快楽や親密さを感じます。
しかし、これらの物質には副作用もあります。ドーパミンは依存性が高く、オキシトシンは信頼感を過剰に高めます。
また、セロトニンが減少することで、不安やうつ病を引き起こしたり
現実感や合理性を失ったりする可能性があります。
恋愛中の脳は、薬物中毒と似た状態になると言えます。