Road To 音大⑨音楽学校体験2日目
前回のあらすじ:1週間の音楽学校体験開始
2日目もベースを持参する。
ベースを運ぶ辛さに少しお金と時間がかかっても歩く時間が短いバスで向かってみた。
この日途中2時間休みながら11:30〜20:00まで
①セッション(フュージョン)
②ジャズ理論
③発声の基礎
④セッション(ジャズ)
⑤音楽入門
⑥ボーカル入門
ボーカルでもないぼくが発声の基礎やボーカル入門を受けるのは、
そりゃ歌が下手なままよりは上手くなった方がいいだろう、という欲張りな気分から。
十分な経験が無いのにフュージョンやジャズのセッションに出るのも同様の理由。
それでも、2日目になって遠慮が無くなり、無難じゃなくて攻めたフレーズを出していけるようになる。
リスクを負う分、前日より失敗も増えたけどかっこよく決まると褒められてうれしい。
いくつか同じ授業だった生徒とも、セッションを通じて少し打ち解けるようになってきた。音楽は共通言語、とはよく言ったものだなぁ。
いつか校庭でバドミントンするのかもしれない
そして、生徒の中にはぼくより(たぶん)年上な人もいた。
音楽未経験で入学して3年目で、今では都内のジャズセッションなんかにも参加してるらしい。
人生楽しんでるなぁ。
この日の発声やボーカルのレッスンは、全く学んだことが無いぼくには、目がウロコな面もあった。
歌が上手くなって、自分のデモにスーパーのBGMみたいなメロディじゃなくて自分で仮歌を入れられるようになったらいいなぁ。
この日面白かったのは、スタジオの入り口付近にいたぼくを見て講師だと思った学生が、
「あれ?部屋まちがえたかな?」
と引き返してしまったこと。
年齢、そして肩に届きそうな長髪。
ぼくはめちゃめちゃ講師のようなオーラを醸し出してしまっていた。
慌てて追いかけて「~の授業ここで合ってますよ!」と叫んだ。
ベースが上手い女の子に出会った。
この歳でこんなに上手いんじゃ一生追い付けない!と思った。