ガネーシャの日曜日・後半
子供の頃、例えば小学生の頃の休日のような朝だった。
何も強制される予定がなく、何をしようか楽しみな感じ。
そこまで思い出してふと思った。なぜ小学生か?
本当に予定がなくワクワクできたのは小学生までだったのだ。
中学、高校は部活が忙しく、大学になるとバイトで、のんびりした休みというのがほとんどなかった。
致命的なのが、私は休むということが苦手だった。
何となく疲れているというのはわかるのだが、忙しい時は簡単に蔑ろにした。
何をすれば自分が休まるのか、ストレス発散になるのかわからないので、じっとしていると有意義なことをしなければ、と謎の強迫観念に駆られた。
未だに休むことは苦手で、ストレス発散は課題だ。
ここまで生きてきたのだから、休むこともストレス発散も無意識的にやっているはずだけど、意識的にやろうとするとうまくいかない。
そのまま社会に出て痛い目に遭い、今に至る。
最近になってどうにか、休むこと、休んでいいということを学んだ。
何がきっかけで体調が好転したかはわからない。
最近やっと本当に”休養”ができるようになったことや、大事な友人にやっと自分の体調について話すことができたことかな、と思うけど、本当のところはわからない。
そして、また体調を崩すこともあるだろうとも考えている。
鬱とはそういうものらしい。でもあまり悲観してはいない。
きっとまたああいう朝が来るはずだ、と何となく思えるから。
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