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30手前でFF14の世界へ誘われ異世界転々生
上の猫画像は本内容と全く関わりがありません。筆者が獣フェチというぐらいです。
突如別れを告げたエオルゼアの世界。
お金によるブーストによって我々はイシュガルドへの最速切符を手に入れたのだった。
とはいえ目の前にいる Lv60 の自分を認知できるはずもなく、まずは簡単なダンジョンから回って行きスキルに慣れようという具合になった。
FF14 のダンジョンは一定のレベルを越えるとレベルシンク機能によって一定の値に保たれる。
これによってスリリングな冒険が毎回楽しめるという訳である。
そんな訳はなかった。レベルブーストでもらったアイテムが強すぎたのかなんなのか。
敵をちぎっては投げ、ちぎっては投げるの繰り返し。
得られる経験値などないものと等しく。繰り返される諸行無常。
何かがおかしい。
そんな折に、「もう一人誘わないか?」という提案が出た。
FF14 の簡単なダンジョンは基本4人1組らしく。我々は3人だった。
4人だったらギルドも作れる。これは名案だと、すぐによく遊ぶ友人に連絡を入れる。
向こうも初めは乗り気だった。よしよし。これで空気が変わるはずだ。
「え、課金でスキップ?俺は初めっからやるのが好きだから、、、今回はパスで。。」
空気が変わった。というか気づいたのだ。
やはり我々は間違っていたのだ。お金を投資したことに舞い上がっていた。
冒険の思い出はお金では作れないのだ。と。
おもむろに我々は Lv10 で止まっていたジョブに変えていた。
久しぶりのアーチャーである。
青春を取り戻しに行こう。もうメインクエストは戻ってこないけれど。一歩ずつエオルゼアの世界を回ってレベル上げをして青春の体裁を取り繕うのだ。
こうして真の冒険は始まり。
私はこの世界に転生し直したのである。
相変わらず K君は楽しそうだ。こいつにとっては何でも青春なんだろう。
次回: ラスボスに再会する。